「once in a while」の意味と使い方|『ビッグバン★セオリー』S11E02で学ぶ英会話

「once in a while」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

普段はなかなか口にしない自分の実績を、親しい友人に背中を押されて、たまには誇ってもいいのだと思い直す、そんな瞬間が時にはあります。

そんな場面で使える「once in a while」を、『ビッグバン★セオリー』シーズン11第2話の中盤、シェルドンの不機嫌な反応に落ち込むエイミーを、バーナデットが励ます場面から、一緒に見ていきましょう。

目次

「once in a while」の意味とニュアンス

once in a while
意味:たまには、時々

once in a while は「たまに、時々」という頻度を表す口語表現です。sometimes よりも「珍しい頻度」「稀にだけ起こること」をやや強調するニュアンスを持っています。

直訳すると「ある期間(a while)の中で一度(once)」という意味になり、普段はしないことを時々だけ行う、という状況を説明する場面でよく使われます。文末に置いて、動作や状態の頻度を補足する形が自然です。

習慣的な行動ではなく、例外的に起こることを示したいときに、この表現がぴったりと当てはまります。

【ここがポイント!】

  • 「once in a while」の核は、ある期間の中でたった一度だけという珍しさ
  • sometimes よりも頻度の低さ・特別感をやや強めに示す表現
  • 文末に添えるだけで自然に使える、場所を選ばない便利な一言

『ビッグバン★セオリー』S11E02のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

研究室で、エイミーはシェルドンに自分の研究の話をするたびに彼の機嫌が悪くなると打ち明けます。バーナデットが同情しつつ、エイミーに向けて送った励ましの言葉と、その後に続く二人のやり取りに注目です。

Bernadette: He said that to your face? What a dick. You know, you’re a successful woman. You should be able to brag about your accomplishments once in a while.
(それを面と向かって言われたの?最低ね。あなたは成功した女性なんだから、たまには自分の実績を自慢してもいいはずよ。)

Amy: Well, so should you. I mean, the guys are never shy about bragging.
(それはあなたにも言えることよ。男たちは自慢するのをまったく恥ずかしがらないもの。)

Bernadette: Tell me about it. Howie texts me every time his dog levels up in Warcraft.
(本当にそうよね。ハウィーは『ウォークラフト』で自分の犬のレベルが上がるたびにメッセージを送ってくるのよ。)

Amy: Has he ever called you to tell you he found three peanuts in one shell? ‘Cause Sheldon has.
(一つの殻にピーナッツが3粒入っていたって電話してきたことはある?シェルドンはあるのよ。)

The Big Bang Theory Season11 Episode2 (The Retraction Reaction)

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シーン解説と心理考察

シェルドンに心無い言葉をぶつけられたと知ったバーナデットは、すぐに「最低ね」と同情を示したうえで、「あなたは成功した女性なんだから、たまには自分の実績を自慢してもいいはずよ」とエイミーを後押しします。相手の気持ちに寄り添いながらも、前向きな言葉へとすばやく切り替える様子が見どころです。

エイミーが「それはあなたにも言えることよ」とすぐに返す場面には、互いの功績を一方的にではなく双方向に認め合う関係性が表れています。男性陣が自慢するのを恥ずかしがらないという比較を挟みながら、女性研究者である二人が自分の成果を誇ることへの後ろめたさを少しずつ手放していく過程が描かれています。

その後に続く、ハワードやシェルドンの些細な自慢話を引き合いに出すくだりも、この場面の空気を軽くする役割を果たしています。深刻な話題から始まった会話が、身近な男性陣のおかしな自慢話へとスライドしていくことで、二人のやり取り全体がユーモラスな調子へと落ち着いていきます。

『ビッグバン★セオリー』流・覚え方のコツ

once in a while を覚えるコツは、「一つの(once)期間(a while)の中で一度だけ」という直訳のイメージをそのまま思い浮かべることです。毎日ではない、特別な一回という感覚で捉えると、頻度の低さと特別感が同時に記憶に残ります。

劇中でもバーナデットが、普段は自分を誇ることの少ないエイミーに向けて「たまには自慢してもいい」という特別な許可のような言葉としてこの表現を使っていました。日常の中で繰り返されることではなく、たまにだけ訪れる特別な機会を指す言葉だと意識すると、使う場面も自然に選べるようになります。

毎日の習慣を表す言葉ではなく、あくまで例外的な一回を指す表現だという点を押さえておくと、頻度を表す他の言い回しとの違いも自然に整理できます。「いつも」ではなく「たまに」だからこそ特別感が出る、という感覚を持っておくと、この表現のニュアンスが長く記憶に残ります。

例文で覚える「once in a while」

自分へのご褒美から職場での励ましまで、once in a while を3つの例文で確認していきましょう。

I like to treat myself to a nice dinner once in a while.
(たまには自分にいいディナーをご褒美にあげるのが好きなんだ。)
自分へのご褒美を語る日常会話の場面です。毎日ではなく、たまにだけ許される贅沢という特別感が伝わります。

A: Do you ever miss your hometown? B: Yeah, once in a while, especially around the holidays.
(A:故郷を思い出すことはある? B:うん、たまにね、特に休暇の時期は。)
故郷への思いを語る会話です。especially 以下で具体的な時期を添えると、頻度の輪郭がより明確になります。

Even the best employees make mistakes once in a while.
(最高の社員でも、たまには間違いを犯すものだ。)
部下を励ますビジネスの場面です。完璧な人でも例外はあるという前提を示すことで、やわらかい励ましになります。

あわせて覚えたい関連表現

every now and then
(時々、たまに)
once in a while とほぼ同義ですが、より規則性の低い不定期な頻度を指す場合に使われる表現です。予測しにくいタイミングで起こる出来事に向いています。

from time to time
(時々)
once in a while よりもやや書き言葉的・丁寧な響きを持つ表現です。フォーマルな文章やあいさつ的な会話でも違和感なく使えます。

every so often
(時々、たまに)
once in a while と同様のカジュアルな頻度表現ですが、わずかに規則性を感じさせる使い方もできる表現です。完全に不規則というよりは、ある程度のサイクルを感じさせる場面に合います。

Note|女性キャラクター同士の「励まし合い」の会話パターン

シットコムにおける女性キャラクター同士の会話には、互いの弱さを認め合いながら前向きな言葉で背中を押し合うという、繰り返し描かれる型があります。本シーンのバーナデットとエイミーのやり取りも、この型に沿った構成になっています。

まず一方が落ち込んだ出来事を打ち明け、もう一方がそれに同情を示す。そのあとすぐに、相手を励ます具体的な言葉へと切り替える。さらに、励ました側も「それはあなたにも言えることよ」と立場を入れ替えて自分自身の話に結びつけることで、一方通行の励ましではなく、対等な関係性であることが示されます。この往復の構造が、女性キャラクター同士の友情を描くシーンに特有のリズムを生んでいます。

男性陣の自慢話を引き合いに出す比較も、この型によく見られる要素です。「男たちは恥ずかしがらずに自慢する」という指摘を挟むことで、二人が抱えていた自己評価の低さが、個人的な性格の問題ではなく、もう少し広い構図の中にあるものとして描かれます。

once in a while という何気ない一言の背後には、互いを認め合う関係性を描く、こうした会話の型が重なっています。一人が弱音を漏らし、もう一人がすぐに励ましの言葉に切り替え、さらに立場を入れ替えて自分自身を振り返る、という三段階の流れが、短い会話の中に自然に収まっている点も見どころです。こうした構成があるからこそ、数行のやり取りだけで二人の友情の深さが十分に伝わってきます。

まとめ|たまにの許可を、言葉にすること

once in a while は、普段はしないことをたまにだけ行う、という特別な頻度を表す表現です。ある期間の中でたった一度、という直訳のイメージを持っておくと、日常のさまざまな場面で自然に使い分けられます。

自分へのご褒美を語るときも、部下を励ますときも、この一言があれば頻度のニュアンスを軽やかに伝えられます。

シェルドンの心無い言葉に落ち込んだエイミーを、バーナデットが「たまには自慢してもいい」と後押ししたこの場面には、互いの功績を認め合いながら前に進もうとする二人の関係性が垣間見えると言えます。自分の英語の引き出しに加えてみてください。

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