ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S04E23に学ぶ「take into account」の意味と使い方

take into account

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は、人気法医学サスペンス『BONES』シーズン4の第23話から、日常でもビジネスでも大活躍する便利なフレーズをピックアップして紹介しますね。

さっそく一緒に学んでいきましょう。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

ブレナンが、自分の新しい助手として誰を雇うべきか、ダイナーで候補者のファイルを広げながらブースに相談しているシーンです。

Booth: Well, that’s what you like, so you should hire him. I mean, this person’s going to be your right-hand man.
(まあ、それが君の好みなんだから、彼を雇うべきだろ。つまり、その人物が君の右腕になるわけだからな。)

Brennan: Well, I’ve decided to take your opinion into account as I make this decision.
(ええ、この決定を下すにあたって、あなたの意見も考慮に入れることにしたわ。)

Booth: Really?
(本当に?)

Brennan: I’m making an effort.
(努力しているのよ。)
BONES Season 4 Episode 23 (The Girl in the Mask)

Amazon Prime Videoで見る ※配信状況は変更される場合があります(2026年2月時点)

シーン解説と心理考察

普段のブレナンは、客観的な事実と自らの優れた知性のみを絶対的な基準としています。

他人の意見、とりわけ科学的根拠のない直感や感情を軽視しがちな傾向がありますね。

優秀な候補者たちの中から誰を選ぶかという重要な局面において、彼女は本来であれば自分一人の判断で決めてしまえるはずです。

しかしこの場面では、自分の右腕となる助手を決めるにあたり、相棒であるブースの視点を取り入れようと歩み寄る姿勢を見せています。

「努力しているのよ」という少し不器用なセリフからは、彼女なりに人間関係の構築や他者への理解に向けてステップアップしようとしていることが伝わってきます。

論理と感情という正反対の二人の絆の深まりを感じさせる、非常に微笑ましくも重要なシーンです。

フレーズの意味とニュアンス

take into account
意味:〜を考慮に入れる、〜を斟酌する、〜を計算に入れる

何かを決断したり、物事を評価したりする際に、特定の要素や事情を「忘れずに含めて考える」「判断材料の一つとして組み込む」という意味を持つイディオムです。

ビジネスシーンでの戦略会議から、日常でのちょっとした週末の計画立てまで、幅広いシチュエーションで使われる非常に汎用性の高い表現です。

【ここがポイント!】

ネイティブスピーカーがこの表現を使う時のコアイメージは、頭の中にある「計算書」や「帳簿(account)」の中に、新しい要素を物理的に「持ち込む(take into)」感覚です。

ただ単に「なんとなく思う、気にする」という漠然とした感情の動きではありません。

全体像を正確に把握するための重要なデータの一つとして、しっかりと数式に組み込むという非常に知的で論理的なニュアンスが含まれています。

すべてを事実とデータで推し量ろうとする法人類学者のブレナンが、他者の意見を受け入れる際に発する言葉として、これ以上ないほどぴったりなフレーズと言えますね。

実際に使ってみよう!

We need to take the weather into account when planning the barbecue.
(バーベキューの計画を立てる時は、天気を考慮に入れる必要があります。)
解説:イベントや旅行の計画を立てる際に、天気や交通事情、参加者のアレルギーといった外的要因を忘れないように促す、最も定番の使い方のひとつです。日常会話でとてもよく登場します。

Her lack of experience was taken into account, but she still got the job.
(彼女の経験不足は考慮されましたが、それでも彼女は採用されました。)
解説:このように受動態(be taken into account)の形でも頻繁に使われます。評価や審査の場面で「その要素はちゃんと計算に入っていましたが」と前置きをする際によく見かける形ですね。

Did you take his recent illness into account before asking him to work overtime?
(彼に残業を頼む前に、最近彼が体調を崩していたことを考慮に入れましたか?)
解説:相手の事情や健康状態など、目に見えないデリケートな背景をしっかりと汲み取るべきだと指摘する際にも役立つ表現です。チームをまとめる立場の人にとっては必須のフレーズとなります。

BONES流・覚え方のコツ

頭の中に「最終決定」という名前の付いたバインダーを思い浮かべてみてください。

ブレナンがそのバインダーを開き、ブースの顔写真が貼られた書類(意見)をスッと「take into(入れ込む)」する映像をイメージしましょう。

物理的に要素を組み込む感覚を持つと、いざという時に自然と口から出やすくなりますよ。

似た表現・関連表現

take into consideration
(意味:〜を考慮に入れる、〜を熟考する)
解説:今回のフレーズとほぼ同じ意味で使われますが、consideration(熟考、思いやり)という言葉が使われている分、少しだけフォーマルです。時間をかけてじっくりと考えるニュアンスが強くなり、ビジネスメールなどで好まれます。

factor in
(意味:〜を要因として計算に入れる、〜を織り込む)
解説:より数学的・分析的な響きを持つ表現です。予算の計算や、ビジネスにおけるリスク評価など、具体的な数値や明確な要素を計算に含める際によく使われます。

keep in mind
(意味:〜を心に留めておく、〜を覚えておく)
解説:take into account が「決断の材料として能動的に組み込む」のに対し、こちらは「忘れないように頭の片隅に置いておく」というニュアンスです。よりカジュアルに相手に注意喚起をしたい時に便利な表現です。

深掘り知識:Accountに隠された「計算」と「責任」の世界

このフレーズの鍵となる account という単語は、ラテン語で「〜に向けて(ad)」と「計算する(computare)」が組み合わさってできた言葉が語源となっています。

そこから派生して、現代の英語では「銀行口座」や「SNSのアカウント」といった意味でおなじみですね。

これも元を辿れば「自分の計算書・領域」という概念から来ています。

さらに興味深いのは、この「計算して説明できる状態」というコアイメージから、「重要性」や「根拠」という意味も生まれていることです。

たとえば、ビジネスシーンでよく耳にする accountability(アカウンタビリティ=説明責任)という言葉もこの仲間です。

ただ責任を負う(responsibility)だけでなく、「なぜその決断に至ったのか、計算のプロセスを論理的に説明できる責任」というニュアンスを含んでいます。

また、on account of 〜(〜という理由で、〜のせいで)という熟語も、「それが根拠となっているから」という発想から来ています。

ひとつの単語の根源的なイメージを掴むと、そこから派生する様々な表現がパズルのようにつながっていきますね。

まとめ|論理的な歩み寄りを表現する大人のフレーズ

今回は『BONES』のワンシーンから、決断を下す際に相手の意見や周囲の状況をしっかりと汲み取る表現 take into account を紹介しました。

自分の意見だけで突っ走るのではなく、様々な要素をバランスよく取り入れる姿勢は、コミュニケーションにおいて非常に大切ですね。

ぜひ、次回の会議や計画立ての際に使ってみてください。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年2月時点)

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次