「get in an accident」の意味と使い方|『モダンファミリー』S06E11で学ぶ英会話

「get in an accident」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

聞いた瞬間に耳を疑うような知らせが、次の一言で「実はそうではなかった」と訂正されて、胸をなで下ろした経験はありませんか。

そんな場面で使われる「get in an accident」を、『モダンファミリー』シーズン6第11話の前半、ミッチェルの職場を訪れたクレアが、事故に遭ったと告げてすぐに言い直す会話から、一緒に見ていきましょう。

目次

「get in an accident」の意味とニュアンス

get in an accident
意味:事故に遭う、事故を起こす(事故に関わる)

get in an accidentは、車の衝突などの事故の当事者になったことを、口語で述べる表現です。getは「(ある状態に)なる」、inは「〜の中に」という意味を持つ語で、accident(事故)という出来事の中に入っていく、という絵が形の中に見えています。

この言い方は、事故を起こした側か、巻き込まれた側かを分けずに、「事故に関わった」という事実だけを伝えられます。どちらの立場だったのかは、前後の文脈や、あとに続く説明で決まります。日本語の「事故に遭う」と「事故を起こす」の両方を、ひとつの形でまかなえる表現です。

形は、We got in an accident.のように主語と過去形のgotを組み合わせるのが基本です。詳しく伝えたいときは、in a car accidentのように事故の種類を添えたり、on the wayのように状況を後ろに足したりして、情報を広げていきます。過去に起きた出来事を報告する場面では過去形のgot、これから起こりうることを話す場面では原形のgetと、時制に合わせて形を変えます。

【ここがポイント!】

  • 「get in an accident」の核は、事故という出来事の中に入っていく絵
  • 事故を起こした側か遭った側かを分けず、「事故に関わった」と伝えられる表現
  • almostを添えるだけで、実際に起きたことか、未遂で済んだことかが分かれるのがコツ

『モダンファミリー』S06E11のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

ミッチェルのもとを訪れたクレアが、まず「事故に遭った」と切り出します。ミッチェルが驚きの声をあげたところで、クレアは同じ形にalmostを足して言い直し、続けて何があったのかを説明していきます。ミッチェルがこの言い直しにどう反応するか、そして事の顛末をどう受け止めるかにも注目です。

Claire: We got in an accident.
(私たち、事故に遭ったの。)

Mitchell: Oh, my God!
(えっ、なんてことだ!)

Claire: We almost got in an accident.
(私たち、危うく事故に遭うところだったの。)

Mitchell: That seems like a really important distinction.
(それは、ものすごく重要な違いに思えるけど。)

Claire: There was this big truck, and it barreled through a stop sign, and it missed our car by inches.
(大きなトラックがいてね、一時停止の標識を突っ切ってきて、ほんの数インチの差で私たちの車には当たらなかったの。)

Mitchell: Oh, my God! And everyone’s okay?
(なんてことだ! みんな無事なのか?)

Claire: Yes, just very shaken up.
(ええ、ただ、みんなすごく動揺してるだけ。)

Modern Family Season6 Episode11 (The Day We Almost Died)

シーン解説と心理考察

この会話の軸になっているのは、クレアの最初の一言と二つ目の一言のあいだにある、ほんの一語の差です。まず「事故に遭った」と言い切り、ミッチェルが驚くと、すぐにalmostを挟んで「遭うところだった」と言い直します。言葉の組み立ては同じままで、実際に起きたことと、起きかけただけのことが入れ替わっています。

ミッチェルの返しは、この違いをそのまま拾っています。「それは、ものすごく重要な違いに思える」という一言は、驚いた直後に、二つの言い方の差をすかさず指摘する一言になっています。日本語にすると「事故に遭った」と「事故に遭いかけた」の差ですが、英語ではalmostの一語がその差を担っている点が見どころです。

続いてクレアは、大きなトラックが一時停止の標識を突っ切ってきて、ほんの数インチの差で車に当たらなかったと説明します。数インチという細かい距離の言い方には、ぶつからずに済んだことを具体的に伝える働きがあります。ミッチェルが「みんな無事なのか」と確かめ、返ってくるのは「ただ、みんなすごく動揺してる」という答えです。事故そのものは起きなかったという事実と、その場にいた側が受けた衝撃の両方が、この短いやり取りに並んでいます。

引用の範囲では、クレアの言い直しが会話の中心にあり、聞き手のミッチェルが状況を一段ずつ確かめていく流れが読み取れます。姉弟のあいだの、簡潔でよどみのない報告と確認のやり取りです。

『モダンファミリー』流・覚え方のコツ

get in an accidentを覚えるときは、扉の前に立つ絵を思い浮かべてみましょう。「事故」という部屋に、足を踏み入れてしまったのがgot inです。扉の手前で踏みとどまったのが、almost got inになります。

クレアの言い直しは、まさにこの扉の場面をなぞっています。最初の一言では部屋の中に入っていて、次の一言では入り口の手前まで戻っています。この二つの位置を、gotとalmost gotの対で覚えておくと、シーンの言葉のやり取りがそのまま頭に残ります。

ミッチェルの「重要な違い」という言葉も、この部屋の中と手前の差を指しています。部屋の中か外かで、その後の状況はまったく違ってきます。扉の前の場面と一緒に覚えておくと、遭ったのか、遭いかけただけなのかを、一語で言い分けられるようになります。

例文で覚える「get in an accident」

事故に関わったことを伝えるget in an accidentを、3つの例文で確認していきましょう。

My brother got in an accident on his way to work, but he wasn’t hurt.
(兄は通勤の途中で事故に遭ったけれど、けがはなかった。)
家族の無事を知らせる場面です。but he wasn’t hurtと続けると、事故の知らせに安心できる情報を添えられます。

If you get in an accident, call the police first.
(事故に遭ったら、まず警察に電話してください。)
注意事項を伝える場面です。ifの中でgetを原形にすると、これから起こりうる事態を仮定する言い方になります。

A: Why are you late?
B: I got in an accident, but everyone’s okay.
(A:どうして遅れたの?)
(B:事故に遭っちゃったんだ。でもみんな無事だよ。)
遅刻の理由を説明する会話です。everyone’s okayを続けると、相手の心配をすぐに和らげる返事になります。

あわせて覚えたい関連表現

be in an accident
(事故に遭う、事故の状態にある)
be in an accidentは、事故に遭った状態そのものを述べる言い方です。get in an accidentは、事故という出来事の中に入っていく動きを表す点が違います。

have an accident
(事故を起こす、事故に遭う)
have an accidentは、accidentを「持つ」という形で出来事を述べる言い方です。get in an accidentが「中に入る」絵を持つのに対して、こちらは出来事を一つの体験として持つ絵になります。

almost get in an accident
(危うく事故に遭いかける)
almostを足した形で、実際には事故に至らなかった場合に使います。シーンのクレアの二つ目の一言がこの形で、gotとの違いで事実が正反対になります。

Note|almostが一語入るだけで変わる、got inの意味

get in an accidentは、almostを一語足すだけで、意味が正反対に近い方向へ変わる表現です。ここでは、シーンの二つの発言を並べて、almostの位置と働きを整理します。

シーンのクレアは、まずWe got in an accident.と言い、続けてWe almost got in an accident.と言い直します。二つの文を並べると、違いはalmostの一語だけで、そのalmostは主語のweと過去形のgotのあいだに入っています。この位置のalmostは、あとに続く動詞の内容が「もう少しで起きるところだった」ことを表します。つまり、got in an accidentが実際に起きたことを述べるのに対して、almost got in an accidentは、起きる寸前で止まったことを述べています。

同じ形は、I almost missed the bus.のような文でも使えます。この文は、バスに乗り遅れかけたけれど、実際には間に合った、という意味になります。almostのあとに過去形が続くと、「その動詞の内容は実現しなかった」と読む、という型です。

シーンでミッチェルが「重要な違い」と返したのも、この型が生む差を突いた一言です。get in an accidentを使うときは、実際に遭ったのか、遭いかけただけなのかを、almostの有無で必ず言い分けることになります。短い一語が、報告の中身をここまで変えるところに、この表現の面白さがあります。

まとめ|「遭った」と「遭いかけた」を一語で分ける

get in an accidentは、事故という出来事に関わったことを述べる口語表現です。事故を起こした側か、遭った側かを分けずに、「事故の当事者になった」と伝えられます。

almostを足せば、実際には至らなかった未遂の報告に変わります。伝えたい内容が「遭った」なのか「遭いかけた」なのかを、一語で正確に伝えられる点が、この表現を使いこなす要になります。

クレアの二つの発言と、それを受け止めたミッチェルの短い返事のやり取りには、たった一語で報告の中身が入れ替わることの重みが表れていました。使い分けの感覚を、表現の引き出しに加えてみてください。

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