海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回は『ビッグバン★セオリー』シーズン9 第16話から、どれくらい確かかを尋ねる・答える英語を取り上げます。朝のキッチンで、ハワードがバーナデットから思いがけない知らせを受け取る場面が舞台です。
Are you serious?とAre you sure?の重ね方や、Pretty positive.という答え方は、日常会話の確認のやり取りでそのまま役立ちます。二人の会話を追いながら、順番に見ていきましょう。
「Are you serious?」聞き返しを二段重ねる
朝食の席で、ハワードはシリアルの箱に印字された見慣れない文言に気づきます。続きが牛乳のパックとスプーンにも仕掛けられていると分かったところで、この聞き返しが飛び出します。
Howard: Are you serious?
(本気で言ってるのか?)Bernadette: Yeah.
(ええ。)Howard: Are you sure?
(確かなのか?)Bernadette: Pretty positive. That’s a joke, because the pregnancy test says…
(かなり確かよ。今のは冗談ね、だって妊娠検査には…って出てるから。)TBBT Season9 Episode16
Are you serious? は「本気で言っているのか」。冗談ではないかと疑うほど意外な話を受けたときの、定番の聞き返しです。
続く Are you sure? は「確かなのか」と、今度は内容そのものの確かさを尋ねています。seriousが相手の本気度に、sureが情報の確かさに向くという役割の違いが、この二段重ねから読み取れます。
答えの Pretty positive. は「かなり確かよ」。このpositiveは、確信していることを表す形容詞として使われています。
一方で、検査の結果を伝える場面のpositiveは「陽性」を指します。バーナデットが That’s a joke, because ~(今のは冗談、だって〜)と、自分の冗談に自分で注釈を付けてしまうのが面白いところです。
「something like this」大きすぎる話をぼかして受ける
種明かしを聞いたハワードは、驚きと喜びと戸惑いを一息に並べ立てます。
Howard: Oh, my God. This is incredible. We’re gonna be parents? We’re gonna get to board planes first. Finally gonna get to see what’s in that family bathroom at the mall.
(なんてこった。信じられないよ。俺たちが親になるのか? 飛行機に最初に乗れるようになるんだぜ。モールのファミリー用トイレの中がどうなってるのか、ついに見られるんだな。)Bernadette: I know, it’s crazy.
(そうなの、とんでもない話よね。)Howard: It is crazy. Oh. I mean, how do you prepare for something like this? I’m not even sure I’ve held a baby before.
(ほんとにとんでもないよ。ああ。っていうか、こういうことにどう備えればいいんだ? 俺は赤ん坊を抱いたことがあるかどうかも怪しいぞ。)Bernadette: Oh, it’s okay, you’ll figure it out.
(大丈夫よ、なんとかなるわ。)TBBT Season9 Episode16
This is incredible. は「信じられない」と驚きを受け止める定型です。バーナデットのit’s crazyも、良し悪しを決めつけずに出来事の大きさだけを言い表す受け方になっています。
注目したいのは、how do you prepare for something like this?という問いです。「こういうこと」とぼかした言い方のおかげで、名前を付けにくい大きな出来事を、そのまま文に載せられています。
さらに I’m not even sure I’ve ~ は「〜したことがあるかどうかすら怪しい」。evenが入ることで、経験のなさを自信なく差し出す響きが強まります。
不安を並べたハワードに、バーナデットはyou’ll figure it out(なんとかなるわ)と短く応じて、朝の会話は締めくくられます。
まとめ|何に向けて確かめるかで問いが変わる
今回は、Are you serious?とAre you sure?の二段の聞き返し、確信を伝えるPretty positive.、大きな話をぼかして受けるsomething like thisを見てきました。
同じ「確かめる」でも、相手の本気度に問うのか、内容の確かさに問うのかで言葉が選び分けられていくのが見えてきます。キッチンの短いやり取りは、その使い分けの実例集と言えます。
このエピソードの英語表現は、同じ回の他のコラムでも別の角度から扱っています。


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