手作りのプレゼントを渡すのが不安なとき、英語で何と言う?|『モダンファミリー』S06E02で学ぶ英会話

『Modern Family』コラム: 手作りのプレゼントを渡すのが不安なとき、英語で何と言う?|『モダンファミリー』S06E02で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『モダンファミリー』シーズン6第2話には、ジェイとグロリアの記念日の贈り物をめぐる話があります。ジェイが用意したのは、陶芸教室で自分で作ったウサギの置物です。

手作りの贈り物は、気持ちがこもっている分、喜んでもらえるかどうか不安にもなります。渡す前の迷い、作ったものへの自負、そして渡した後の行き違いまで、ジェイとマニーのやりとりを中心に英語を見ていきます。

目次

渡す前の不安を口にする「I’m a little anxious about ~」

グロリアに贈り物を渡す前に、ジェイはマニーにこう打ち明けます。

Jay: I’m a little anxious about my gift for her.
(あいつへのプレゼントが、ちょっと心配でな。)

Jay: It would make me feel a lot better if I knew she phoned this one in.
(あいつがこっちのプレゼントで手を抜いてたと分かりゃ、だいぶ気が楽になるんだが。)

Manny: Sorry, Jay.
(悪いね、ジェイ。)

Manny: Only time will tell.
(それは時が来れば分かるよ。)

Modern Family Season6 Episode2 (Do Not Push)

I’m a little anxious about ~ は「〜のことが少し心配だ」という意味で、a little を添えると、不安を控えめに打ち明ける響きになります。phone it in は「電話で済ませる」が元の意味で、そこから「手を抜く」「やっつけ仕事で済ませる」の意味で使われます。相手の贈り物が手抜きであってほしいと願うところに、ジェイの不安の大きさが表れています。

マニーの Only time will tell. は「時がたてば分かる」と、結果を断言しない返し方です。気休めを言わずに受け流す、大人びた一言と言えます。

ジェイの迷いは、手作りであること自体にも向いています。

Jay: Yeah, but that watch is big and gorgeous and costs big bucks.
(ああ、でもあの時計はデカくて豪華で、えらく値が張るんだぞ。)

Jay: I can’t give her something handmade.
(手作りのもんなんか渡せるかよ。)

Jay: I mean, she — She’s not sensitive like you and me.
(だってあいつは……俺やお前みたいに繊細じゃないんだ。)

Manny: Listen to me.
(聞いて。)

Manny: I think you went to the jewelry store inside here, and you brought back a gem.
(ジェイはここの中にある宝石店に行って、宝石を持ち帰ってきたんだと思うよ。)

Modern Family Season6 Episode2 (Do Not Push)

costs big bucks は「大金がかかる」のくだけた言い方で、高価な腕時計と手作りの品を比べてしまう気持ちがにじみます。something handmade は「手作りのもの」で、something + 形容詞 の語順に注意が必要です。

マニーの you brought back a gem は、手作りの品を宝石にたとえて励ます言い方です。inside here は文脈から、自分の内側を指す言い方と読めます。

作ったものへの自負と、思いを込めた一言

マニーにほめられたジェイは、謙遜しながらも、作品への手ごたえを口にします。

Jay: Perfect? Nah.
(完璧? まさか。)

Jay: But teacher Pablo did say it shows great promise.
(でも、パブロ先生は見込みがあるって言ってくれたぞ。)

Jay: And I am proud of the tail.
(それに、しっぽは自信作だ。)

Jay: Look at that.
(見てみろ。)

Jay: No, no, I said look.
(おいおい、見ろって言ったんだ。)

Modern Family Season6 Episode2 (Do Not Push)

it shows great promise は「大いに見込みがある」という評価の言い方で、先生の言葉を借りて自信をのぞかせています。I am proud of ~ は「〜を誇りに思う」で、作ったものの一部分を挙げると、こだわりが具体的に伝わります。Nah. は No のくだけた形で、照れ隠しの否定として使われています。

そして記念日、ジェイはいよいよグロリアに贈り物を渡します。

Gloria: What did you get me? What did you get me?
(何をくれるの? 何をくれるの?)

Manny: It’s a bunny, mom.
(ウサギだよ、ママ。)

Jay: It’s a little rough around the edges, but I’m just hoping you’ll love what I put into it.
(ちょっと粗削りだが、俺がそこに込めたものを気に入ってくれるといいんだがな。)

Gloria: Oh, you put something inside?! I don’t get it.
(あら、中に何か入れたの?! よく分からないわ。)

Gloria: There’s nothing inside.
(中に何も入ってないじゃない。)

Jay: Yeah, that’s, uh ‘Cause, um The damn stupid jeweler didn’t put the bracelet in there.
(ああ、それは、その……あのとんまな宝石屋がブレスレットを入れ忘れたんだ。)

Modern Family Season6 Episode2 (Do Not Push)

put A into B は「BにAを注ぎ込む」で、what I put into it は手間や気持ちなど、作品に込めたもの全体を指します。I’m just hoping ~ は「ただ〜を願っている」と、相手の反応を控えめに待つ言い方です。

一方のグロリアは、中に贈り物が入っていると受け取ったようで、ジェイはとっさに宝石店のせいにして言いつくろいます。思いを伝えるはずの一言が、正反対の方向に転がる場面です。なお rough around the edges(粗削り)は、この回のフレーズ記事で詳しく扱っています。

事情を代わりに伝える言葉と、あきれた一言

このあと、マニーはグロリアに本当のことを打ち明けます。

Manny: The bunny was the present.
(ウサギがプレゼントだったんだよ。)

Gloria: That?
(あれが?)

Manny: He made it for you himself.
(ジェイがママのために自分で作ったんだ。)

Gloria: No.
(うそ。)

Manny: In a pottery class he’s been taking for weeks.
(何週間も通ってる陶芸教室でね。)

Gloria: No!
(うそでしょ!)

Manny: And you smashed it on the counter.
(それをママはカウンターで割っちゃった。)

Manny: And he was too embarrassed to say anything.
(ジェイは恥ずかしくて何も言えなかったんだよ。)

Modern Family Season6 Episode2 (Do Not Push)

He made it for you himself. の himself は「自分で」と強調する再帰代名詞で、手作りであることをはっきり伝えます。he’s been taking for weeks は現在完了進行形で、何週間も続けてきた努力を表します。too ~ to … の too embarrassed to say anything は「恥ずかしすぎて何も言えなかった」で、本人に代わって気持ちを説明するときに役立つ形です。

マニーの説明は、何を作ったか、どこで作ったか、何が起きたか、本人はどう感じたかの順に短い文で積み重なっていきます。人の事情を代わりに伝えるときは、このように行動と気持ちを分けて一文ずつ話すと、聞き手が経緯をたどりやすくなります。

物語の終わり近く、グロリアが欲しがっていたローズゴールドの腕輪のことを口にしたあと、2人の話は高価な贈り物へと戻っていきます。

Jay: Yeah, the matte finish doesn’t always catch the sun and blind you like this one.
(そうだな、マット仕上げは、これみたいにいつも日の光を受けてまぶしく光るわけじゃないからな。)

Gloria: It’s so interesting, ‘cause I love shiny things on my wrist.
(おもしろいわね、私は手首に光るものをつけるのが大好きなのよ。)

Manny: Oh, for God sakes, just keep the stupid gifts.
(ああもう、そのくだらないプレゼント、2人とももらっときなよ。)

Modern Family Season6 Episode2 (Do Not Push)

2人はそれぞれ相手が気に入りそうな贈り物を遠回しに推し合い、マニーが just keep ~ で話を打ち切ります。手作りの贈り物をめぐる騒動が、このひと言で軽やかに締めくくられるのが印象的です。

まとめ|贈る側の不安と思いを伝える英語

渡す前の I’m a little anxious about ~、思いを込めた what I put into it、事情を代わりに伝える too embarrassed to say anything。贈る側の気持ちの揺れが、英語の言い回しにそのまま表れていることが分かります。

ジェイとマニーのやりとりを思い浮かべながら、『モダンファミリー』の家族の物語をこれからも楽しんでいきましょう。

同じ回の大学見学や「味方する」英語は、ほかのコラムやフレーズ記事で読むことができます。

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