海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回扱うのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン8 第2話に登場する、クイズの賭け対象を先に宣言する言い方です。アパートに集まった友人たちが、お菓子を賭けながら科学トリビアを次々と出し合い、正解のたびに盛り上がる場面から見ていきます。
出題の前置きの型から、条件を列挙する問いかけ、正解を受けての反応までを、やり取りに沿って確認していきます。
賭けの対象を先に宣言し、条件を列挙して問う言い方
一問ごとにお菓子を賭けるゲームが続く中、ハワードが次の問題を切り出します。
Howard: Okay, this one is for a Cadbury Creme Egg.
(よし、これはキャドバリー・クリームエッグを賭けた問題だ。)TBBT Season8 Episode2 (The Junior Professor Solution)
this one is for ~ は、質問の中身に入る前に、賭けの対象をまず言葉にする言い方です。this oneが「次の一問」を指し、forの後に賞品を置くことで、ゲームの区切りがはっきりと示されています。答えではなく賞品を先に置くことで、聞き手の意識を一気に次の問題へ向けさせる効果もあります。
続けて、ハワードは条件を細かく列挙した問題を出します。
Howard: Which Archimedean solid has 20 regular triangular faces, 30 square faces, 12 pentagonal faces, 60 vertices and 120 edges?
(正三角形の面が20、正方形の面が30、正五角形の面が12、頂点が60、辺が120のアルキメデスの立体は?)TBBT Season8 Episode2 (The Junior Professor Solution)
Which ~ has A, B, C and D? という構文では、面の数・頂点の数・辺の数といった条件がひとつずつ積み重ねられ、答えを一つに絞り込んでいく作りになっています。数値と名詞を並べるだけの単純な構造ですが、条件が増えるごとに緊張感が増していきます。この一文に出てくる図形の要素は、次のように整理できます。
| 英語 | 意味 |
|---|---|
| face | 面 |
| vertex(複数形vertices) | 頂点 |
| edge | 辺 |
| regular | 正〜(正多角形などの「正」) |
faceやedgeは日常会話でも「表面」「端」といった意味で使われる語ですが、図形の話では「面」「辺」という数学の訳語に切り替わります。同じ単語でも、文脈によって訳し分けが必要になる例だと言えます。
連勝を受けて短く誇り、正解を認める言い方
アルキメデスの立体の問題に全員で正解すると、レナードは短く誇らしげな一言を口にします。
Leonard: We are so smart.
(僕たち、頭いいよな。)TBBT Season8 Episode2 (The Junior Professor Solution)
We are so smart. は、主語をweにすることで、自分だけでなくその場にいる友人たち全員の手柄として誇る表現です。soという強調の副詞が、連勝の勢いをそのまま乗せています。個人の自慢ではなく、集団の成果として語る形になっているのが見どころです。
続くやり取りを挟んで、レナードは同じ調子で短く応じます。
Leonard: Right again.
(また正解だ。)TBBT Season8 Episode2 (The Junior Professor Solution)
Right again. は、Rightという一語だけで正解を認め、againを添えることで連勝が続いていることを示す言い回しです。主語も動詞も省いた最小限の構文が、テンポの良いクイズの空気をそのまま伝えています。フルセンテンスで答えを説明するのではなく、短い一言で場をつなぐ言い方は、テンポの速いやり取りに向いています。
まとめ|賭けの宣言から正解の確認までのテンポ
this one is for ~、Which ~ has A, B, C and D?、We are so smart.、Right again.と、賭けの対象を先に宣言してから条件を列挙し、正解を短く認めるまでの一連の型を見てきました。前置きと条件を分けて示す進め方は、ゲームに限らず、話の要点を整理して伝えたい場面にも活かせる形です。
次回の『ビッグバン★セオリー』でも、友人たちの言葉のやり取りから英語表現を拾っていきましょう。
このエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。


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