「you keep asking for my opinion and then doing the exact opposite」——意見を聞くのに結局ゆずらない相手への不満を伝える英語|『モダンファミリー』S05E05で学ぶ英会話

『Modern Family』コラム: 「you keep asking for my opinion and then doing the exact opposite」——意見を聞くのに結局ゆずらない相手への不満を伝える英語|『モダンファミリー』S05E05で学ぶ英会話

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『モダンファミリー』シーズン5第5話では、婚約中のミッチェルとキャメロンが、出かける前の服選びや式の準備をめぐって何度もぶつかります。意見を聞かれたのに、結局は相手の好みで決まってしまう。そんな不満が、少しずつ言葉になっていきます。

相手の繰り返しのパターンを指摘する言い方から、言われた側が自分の癖を認める言い方まで、2人のやり取りに沿って順に見ていきます。

目次

意見を聞く場面と「I know this trick」

出かける前、キャメロンは式の「Save the Date」カードを選ぼうと持ちかけます。カードの候補を前にしたやり取りは、次のように進みます。

Cameron: Which one do you like?
(どれがいい?)

Mitchell: Uh, that one.
(えっと、それ。)

Cameron: Really? I think you picked too quick.
(本当に? 選ぶのが早すぎると思うけど。)

Mitchell: No, I didn’t.
(そんなことないよ。)

Mitchell: I really like that one.
(それが本当に気に入ってるんだ。)

Cameron: I really like this one.
(僕はこっちが本当に気に入ってる。)

Modern Family Season5 Episode5 (The Late Show)

Which one do you like? と意見を求めておきながら、答えを聞くと I think you picked too quick. と選び方に注文をつけ、最後は I really like this one. と自分の好みを出す流れです。I really like that one. と this one が向かい合い、同じ形の文で好みがぶつかるのが面白いところです。

意見を聞く側の言い方としては、Which one do you like? のほかに Which one do you prefer?(どっちが好み?)もよく似た働きをします。ただし聞いた以上は、相手の答えをいったん受け止める姿勢が求められるはずで、このやり取りはその逆の例として覚えやすい場面です。

その後、2人は同じような服を着ていて、どちらかが着替えることになります。キャメロンが服を選びかねていると、ミッチェルはこう指摘します。

Mitchell: I know this trick, Cam.
(その手は知ってるよ、キャム。)

Mitchell: You take forever to pick out an outfit, knowing very well that I’ll say, “Let’s just go,” because we’re late.
(君は服を選ぶのにやたら時間をかける。遅れてるから僕が「もう行こう」って言うのを分かっててね。)

Mitchell: Meantime, you get credit for offering to change while I’m the one who actually does.
(その間に君は着替えるって申し出た手柄だけもらって、実際に着替えるのは僕なんだ。)

Mitchell: As usual.
(いつものことさ。)

Modern Family Season5 Episode5 (The Late Show)

I know this trick. は「その手は知っている」と、相手の作戦を見抜いたことを告げる一言です。この trick は手品ではなく、相手を思いどおりに動かすための「手口」を指します。get credit for ~ は「〜の手柄になる、〜を評価される」という意味で、行動はしないのに得だけをする相手への不満がこもっています。最後の As usual. は、今回が初めてではないことを短く付け加える一言です。

「you keep asking for my opinion」で不満をまとめて伝える

式の準備の話が出たところで、ミッチェルはそれまでの不満をまとめて口にします。

Mitchell: So, it is still our wedding.
(じゃあ、まだ僕たちの結婚式なんだね。)

Mitchell: I wasn’t sure I was even invited because you keep asking for my opinion and then doing the exact opposite.
(僕は招待されてるのかも分からなかったよ。君は僕の意見を聞いておいて、そのまったく逆をやってばかりだからね。)

Cameron: That’s one thing.
(それは一つだけだろ。)

Modern Family Season5 Episode5 (The Late Show)

you keep ~ing は「何度も〜する、〜してばかりいる」と、相手の行動が繰り返されていることを強調する形です。ask for my opinion と do the exact opposite を and then でつなぐと、「意見を聞いて、それから逆をやる」という一連のパターンを一文で示せます。I wasn’t sure I was even invited は「招待されているかどうかも分からなかった」という皮肉で、式の当事者なのに蚊帳の外だという気持ちを冗談めかして表した一文です。

不満を伝えるときに always を使って「You always ~」と言うと、相手を決めつける響きが強くなりがちだと言われます。you keep ~ing は「最近何度も続いている」という事実に焦点を当てるので、同じ不満でも少し具体的に聞こえます。ミッチェルの一文は、不満の中身を「意見を聞く→逆をやる」という具体的な順序で示している点が見どころです。

言い合いはさらに続きます。

Mitchell: You won’t let me pick one thing, and you want to know why?
(君は僕に一つも選ばせてくれない。なんでか分かる?)

Cameron: Because I have better taste than you.
(僕のほうがセンスがいいからさ。)

Mitchell: I was gonna say because you’re a control freak.
(僕は、君が仕切りたがりだからって言うつもりだったんだ。)

Mitchell: And how can you think that I have bad taste? We chose the exact same outfit.
(それに、どうして僕のセンスが悪いなんて思えるんだよ? 僕たち、まったく同じ服を選んだじゃないか。)

Modern Family Season5 Episode5 (The Late Show)

You won’t let me ~ は「〜させてくれない」と、相手が許してくれない状態を責める言い方です。control freak は「何でも自分で仕切りたがる人」を指す、やや強めのくだけた言葉です。同じ質問に対して、キャメロンは better taste、ミッチェルは control freak と、まったく違う答えを用意していたのが分かります。この後キャメロンは、靴や襟などの違いを一つずつ挙げて反論します。

「I can’t help myself」と「I shook it」——自分の非を認める

靴をめぐるやり取りのあと、キャメロンは言い方を改めます。

Cameron: Okay, look.
(よし、聞いて。)

Cameron: I can’t help myself.
(自分でもどうしようもないんだ。)

Cameron: I did it again.
(またやっちゃった。)

Cameron: So, I-I don’t love them.
(だから、その、あの靴は好きじゃない。)

Cameron: But I do love you.
(でも君のことは大好きだよ。)

Cameron: And I don’t want you to feel left out.
(それに、君に置いてけぼりの気分を味わわせたくないんだ。)

Modern Family Season5 Episode5 (The Late Show)

I can’t help myself. は「自分を抑えられない」、I did it again. は「またやってしまった」で、どちらも自分の癖を認める言い方です。feel left out は「仲間外れにされた気分になる」という意味で、相手の気持ちに目を向けた表現と言えます。I don’t love them. But I do love you. と、同じ love を使い分けているのも印象的です。

缶を振ったかどうかも、2人の間でくすぶっていた問題でした。最後の場面では、それが次のようなやり取りになります。

Mitchell: I didn’t shake the soda.
(炭酸は振ってないよ。)

Cameron: Then you have nothing to worry about, so go ahead and open it.
(だったら何も心配いらないだろ。さあ、開けてみなよ。)

Mitchell: I shook it, okay? I shook the soda.
(振ったよ、分かった? 炭酸を振ったんだ。)

Mitchell: I shook it up! Are you happy? It was petty and stupid and awful.
(思いっきり振ったよ! これで満足? せこくて、ばかで、最低なことだった。)

Modern Family Season5 Episode5 (The Late Show)

I shook it, okay? の okay? は、認めるときの半ば開き直った響きを加えます。Are you happy? は「これで満足?」と、白状させられた悔しさをにじませる問いかけです。petty は「器の小さい、せこい」という意味で、自分の行動を厳しく評価する言葉です。

相手に非を認めるとき、日常会話なら Okay, I did it. It was petty of me.(分かった、僕がやった。器が小さかったよ。)のように、事実を認める文と評価する文を分けて言うと、言い訳がましさが抑えられます。

まとめ|繰り返しへの不満と、癖を認める言葉

you keep ~ing and then ~ing で繰り返しを指摘する形、get credit for や You won’t let me ~ といった不満の言葉、I can’t help myself. や I shook it, okay? のように非を認める言い方。言い合いの流れを追うと、それぞれの使いどころが見えてきます。

『モダンファミリー』の2人のやり取りを観ながら、気になった表現を拾っていきましょう。

遅刻の謝り方や待たされる側の英語は、同じ回のほかのコラムで扱っています。

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