イライラして強く言いすぎてしまったときの英語|『モダンファミリー』S08E02で学ぶ英会話

『Modern Family』コラム: イライラして強く言いすぎてしまったときの英語|『モダンファミリー』S08E02で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『モダンファミリー』シーズン8第2話では、モノ(伝染性単核球症)にかかったアレックスが大学を休み、実家にいます。気が立っているアレックスは、家族にきつい言葉をぶつけ、謝ったかと思えばまた声を荒らげます。

イライラしてつい強く言ってしまう場面は、誰にでも心当たりがあるものです。この回のアレックスの台詞には、強い言い方と、言いすぎた後の謝り方の両方が詰まっています。

目次

「Don’t be sorry! Be smart!」は強い言い方

始まりはクレアの一言です。職場でも家でも叱る役を務めるのは気が進まない、とクレアは語ります。

Claire: But when you’ve been the bummer all day at work, you don’t love having to be the bummer at home, too.
(でも職場で一日じゅう嫌われ役をやったあとに、家でも嫌われ役をやるのは気が進まないのよ。)

Modern Family Season8 Episode2 (A Stereotypical Day)

bummer は口語で「がっかりさせるもの」を指し、the bummer と人に当てはめると「場を白けさせる役、嫌われ役」になります。you don’t love ~ing は「〜するのは好きではない」を控えめに言う形で、hate ほど強くない不満を表せます。

その後クレアは、ルークを叱りたいとアレックスに電話をかけます。電話口のアレックスは、家にいるフィルにもきつい言葉を向けます。

Phil: Honey.
(なあ。)

Alex: Dad, you hit “place order” once, and then you wait for the confirmation.
(パパ、「注文する」は1回押したら、あとは確認が来るまで待つの。)

Phil: I’m sorry.
(ごめん。)

Alex: Don’t be sorry! Be smart!
(謝らなくていいから、頭を使って!)

Modern Family Season8 Episode2 (A Stereotypical Day)

you hit ~ once, and then you wait ~ の you は特定の相手ではなく「一般に人は」を指す使い方で、手順の説明に向いています。

Don’t be sorry! Be smart! は、Don’t be A. Be B. と否定と肯定の命令を対にした形で、謝罪を受け取らずに次の行動を求めています。歯切れはよいものの、言われた側には突き放すように響きます。クレアはこの怒鳴り声を、家の新しい嫌われ役が立てる「心地よい音」と表現します。

「Sorry for yelling」で言いすぎを謝る

続く電話のやりとりでは、アレックスが自分の状態を説明し、クレアに謝ります。

Alex: I’m just so tired and in pain and irritable.
(とにかく疲れてて、痛くて、イライラしてるの。)

Alex: It just makes me so mad at everyone.
(そのせいで、みんなに腹が立っちゃう。)

Alex: Sorry for yelling, Mom.
(怒鳴ってごめんね、ママ。)

Alex: Why were you calling again?
(で、何の電話だったっけ?)

Claire: I forgot.
(忘れちゃった。)

Alex: Damn it, Mom! Write it down next time!
(もう、ママったら! 次はメモしといて!)

Modern Family Season8 Episode2 (A Stereotypical Day)

I’m just so A and B and C は、状態を表す語を and で重ねて「とにかく〜で」と理由をまとめる形です。続く It just makes me so mad at everyone. の make 人 mad at ~ は「人を〜に対して怒らせる」で、主語の It が直前の状態を受けています。自分の状態のせいで当たってしまう、と原因を説明する組み立てです。

そのうえで出てくるのが Sorry for yelling です。Sorry for ~ing は「〜してごめん」で、何について謝るのかを動名詞で具体的に示せます。主語の I’m を省いた短い形で、くだけた響きになります。

謝った直後の Why were you calling again? の again は「もう一度」ではなく、「何だったっけ」と聞き直すときの用法です。ところがクレアの答えは I forgot. で、アレックスは Write it down next time! と再び語気を強めます。命令形に next time を添えると、「次からはこうして」と要求をはっきり伝えられますが、ここでは謝ったばかりの口調がすぐに元に戻ってしまう流れが印象的です。

「Can’t even be bothered to ~」で不満をぶつける

後の場面では、クレアがアレックスに声をかけ、何があったのかを尋ねます。

Claire: Oh, honey, I’m so sorry, but now that you’re awake, what happened in here, huh?
(ああ、ごめんね。でも起きたなら聞くけど、ここで何があったの?)

Alex: I’ll tell you what happened here the same thing that’s been happening all damn day!
(何があったか教えてあげる。一日じゅうずっと続いてるのと同じことよ!)

Alex: And you.
(それに、あんた。)

Alex: Can’t even be bothered to use a plate!
(お皿を使う手間すらかけないなんて!)

Modern Family Season8 Episode2 (A Stereotypical Day)

クレアの now that you’re awake は「起きたのなら」で、now that ~ は「〜した今となっては」と、状況の変化を理由にして話を切り出す形です。謝りながら用件に入る、という組み立てにもなっています。

アレックスの I’ll tell you what happened は「何があったか言ってあげる」と断ってから、不満を一気に話し始めるときの前置きです。the same thing that’s been happening all day は現在完了進行形で、「朝からずっと続いている同じこと」と、我慢が積み重なっていることを表しています。

最後の Can’t even be bothered to ~ は「〜する手間すらかけない」で、be bothered to do は「わざわざ〜する」の意味です。主語を省いた形で、相手の手抜きをとがめる口調になります。even が「そんなことさえ」の苛立ちを強めていて、親しい間柄でも言われるとこたえる強い言い方です。先ほどの Sorry for yelling と並べると、同じ人物の口から、謝る言葉と責める言葉の両方が出てくることが分かります。

まとめ|強い言い方と謝り方をセットで覚える

Don’t be sorry! Be smart! や Can’t even be bothered to ~ の強さを知っておくと、言われたときの受け止め方も変わります。Sorry for yelling と I’m just so tired をセットにすれば、言いすぎた後に理由を添えて謝ることもできます。

気が立ったときの英語がこれだけ並ぶのも、家族の距離が近いこのドラマならではの見どころです。

都合よく使われていると気づいたときの use の使い分けや、子どもの思いつきへの返し方は、同じ回のほかのコラムで扱っています。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次