「suspicious」と「trusting」はどう違う?子どもを疑う親・信じる親の英語|『モダンファミリー』S07E18で学ぶ英会話

『Modern Family』コラム: 「suspicious」と「trusting」はどう違う?子どもを疑う親・信じる親の英語|『モダンファミリー』S07E18で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『モダンファミリー』シーズン7第18話では、クレアとグロリアがスパで過ごす週末に、家で留守番をしているルークとマニーをめぐって意見が分かれます。疑うクレアと、息子を信じるグロリアの対比が軸になる回です。

人の性格を「疑い深い」「信じやすい」と言い分ける英語は、日常の会話でも出番があります。二人の言い合いから謝罪、そして立場の逆転までを順に追っていきます。

目次

「too suspicious」と「too trusting」の言い合い

自宅の火災報知器が鳴ったという知らせが届いた後、クレアはスパで留守番中の息子たちを疑い始めます。グロリアとのやりとりは次のとおりです。

Claire: Think about it. They were very eager to get us out of the house.
(考えてみて。あの子たち、やけに私たちを家から追い出したがってた。)

Claire: They’re up to something.
(何かたくらんでるのよ。)

Gloria: You are too suspicious.
(あなたは疑いすぎよ。)

Claire: And you are too trusting!
(そっちは信じすぎ!)

Modern Family Season7 Episode18 (The Party)

suspicious は「疑い深い、怪しんでいる」という形容詞です。人の性格を指すときは「何でも疑ってかかる」、物や状況を指すときは「怪しい」という意味になります。

対になる trusting は「人を信じやすい、疑わない」です。どちらも単独なら悪い意味ではありませんが、too を付けて too suspicious(疑いすぎ)、too trusting(信じすぎ)とすると、相手の態度への批判になります。グロリアの一言をクレアがそのまま型を借りて言い返している点が、この応酬の面白いところです。

表現 意味 向く場面
suspicious 疑い深い・怪しんでいる 相手の言動を疑っているとき
trusting 信じやすい・疑わない 相手を疑わずに受け入れるとき
too suspicious / too trusting 疑いすぎ・信じすぎ 相手の態度をとがめるとき

クレアの根拠になっているのが eager to ~(しきりに〜したがる)です。They were very eager to get us out of the house. は「家から追い出したがっていた」という観察を示し、そこから be up to something(何かたくらんでいる)と推測しています。根拠と推測を2文に分ける組み立ては、疑いを口にするときの型として使えます。

「I told you」と「I apologize」

言い合いの最後に、クレアは様子を見に家へ帰ると告げます。

Claire: You can do whatever you want.
(あなたは好きにすればいい。)

Claire: I’m gonna go check on my kid.
(私はうちの子の様子を見てくる。)

Modern Family Season7 Episode18 (The Party)

check on ~ は「〜の様子を確かめる」で、子どもや病人、ペットなど気にかけている相手に使います。check だけだと「点検する」の響きが強くなるため、人の様子を見に行くときは check on の形が自然です。

その後、家の中を調べても何も見つからない段階で、グロリアとクレアは次のように言葉を交わします。

Gloria: I told you there was nothing going on with the boys.
(だから言ったでしょ、あの子たちは何もしてないって。)

Claire: You’re right.
(あなたの言うとおりね。)

Claire: Boys, I apologize.
(ふたりとも、ごめんなさい。)

Modern Family Season7 Episode18 (The Party)

I told you ~ は「だから〜だと言ったでしょう」と、自分の見立てが正しかったことを示す言い方です。There’s nothing going on. は「何も起きていない」の決まった形で、with the boys を足して対象を絞っています。

クレアの返しは、まず You’re right. でグロリアの言い分を認め、次に宛先を息子たちに切り替えて I apologize. と謝る二段構えです。I apologize. は I’m sorry. より改まった響きがあり、疑ったことをきちんと詫びる場面に合う言い方と言えます。相手の名前や呼びかけを先に置くと、誰に向けた謝罪なのかが明確になります。

「I knew it!」で立場が逆転する

ところが、この直後、家でパーティーが開かれていたことが明らかになります。クレアの第一声はこうです。

Claire: Oh, I knew it! I knew these two were up to something.
(ほら、やっぱり!このふたり、何かたくらんでると思ってた。)

Modern Family Season7 Episode18 (The Party)

I knew it! は「やっぱり!」と、予想が当たったことを示す決まり文句です。後ろに I knew ~ と中身を続けると、何を見抜いていたかがはっきりします。

その後、グロリアとクレアはそれぞれの立場を振り返ります。

Gloria: I shouldn’t trust my kid so much.
(うちの子をあんなに信じちゃいけなかったわ。)

Gloria: I have to be more like Claire and not trust anybody.
(クレアを見習って、誰も信じないようにしなくちゃ。)

Claire: I didn’t want to be right, but I am.
(当たってほしくなかったけど、当たっちゃった。)

Claire: So
(それで)

Claire: here we are.
(こうなったわけ。)

Modern Family Season7 Episode18 (The Party)

グロリアの I shouldn’t trust ~ so much. は「〜をそんなに信じるべきではなかった」という反省で、be more like ~ は「〜を見習う、〜のようになる」です。冒頭で too trusting と言われた人が、今度は自分から not trust anybody と言い出す流れが、言葉の上でも対になっています。

クレアの I didn’t want to be right, but I am. は、予想が当たったことを喜ばずに認める言い方です。So here we are. は「というわけで、こうなった」と現状をまとめる一言として、会話の区切りによく置かれると言われます。

まとめ|疑う側と信じる側の英語

疑い深さの suspicious と信じやすさの trusting、批判に変える too、様子を見に行く check on、謝罪の I apologize.、予想が当たったときの I knew it! を見てきました。疑う気持ちと信じる気持ちを英語で言い分ける手がかりになります。

次の『モダンファミリー』の回でも、家族の会話から使える言い回しを拾っていきましょう。

バーで過ごすジェイとキャメロンの夜や、パーティーをめぐる言葉遊びは、同じ回のほかのコラムで、個々の表現の使い方はフレーズ記事で扱っています。

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