知り合ったばかりの人を誘って、返事を待つときの英語|『モダンファミリー』S08E04で学ぶ英会話

『Modern Family』コラム: 知り合ったばかりの人を誘って、返事を待つときの英語|『モダンファミリー』S08E04で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『モダンファミリー』シーズン8第4話では、地域のニュース番組の不動産コーナーに出ることになったフィルが、出演先のテレビ局で天気予報士のレイナー・シャインと知り合います。

知り合ったばかりの相手とは、初対面の挨拶を済ませた後にも、連絡を約束し、返事を待ち、ときには謝るという段階が続きます。この回のフィルの会話には、その一つひとつの段階でそのまま使える英語がそろっています。

目次

共通の話題から「call me once」の約束へ

局でレイナーに気づいたフィルは、It’s so nice to meet you. と声をかけ、自分の名前と、不動産のコーナーに出ることを伝えます。そこでレイナーが持ち出したのは、フィルが売った家の話です。

Rainer Shine: You know, I think you sold my neighbor’s house
(そういえば、うちの隣の家を売ったのは君じゃないかな)

Rainer Shine: Doris Jacobs.
(ドリス・ジェイコブズの。)

Phil: Uh, white, mid-century, big back porch?
(えっと、白くて、ミッドセンチュリーで、裏に大きなポーチがある家?)

Rainer Shine: That’s her.
(それだよ。)

Modern Family Season8 Episode4 (Weathering Heights)

You know, I think ~ は「そういえば〜じゃないかな」と、思い出した話題を切り出す前置きです。相手の仕事と自分の身近な出来事をつなげると、初対面の会話に共通の話題が生まれます。フィルが家の特徴を並べて確かめ、レイナーが That’s her. と応じる流れは、家を売る仕事をしているフィルならではのやりとりと言えます。

やりとりの終わりに、レイナーは Nice shooting the breeze with you とフィルに声をかけます。shoot the breeze は「気楽におしゃべりする」という口語で、別れ際の挨拶に添えられます。この後、フィルは電話をくれるよう念を押します。

Phil: I’m kidding.
(冗談だよ。)

Phil: Just call me once.
(電話は1回でいいから。)

Phil: Tonight if you’re around.
(今夜、都合がよければ。)

Rainer Shine: I’ll see if I can squeeze you into my 10-day outlook.
(僕の10日間予報に君を入れられるか見てみるよ。)

Phil: Okay.
(オッケー。)

Phil: Do meet your heroes.
(憧れの人には会うべきだな。)

Modern Family Season8 Episode4 (Weathering Heights)

if you’re around は「近くにいたら、都合がつけば」という意味で、誘いを押しつけがましくしない添え方です。squeeze someone in は「予定の合間に人をねじ込む」で、レイナーは予定表を天気予報の 10-day outlook(10日間予報)に置き換えて返しています。英語には Never meet your heroes.(憧れの人には会わないほうがいい)という言い回しがあり、フィルの最後の一言はそれを逆にした形です。

「He hasn’t responded.」返事を待つときの英語

別の場面で、フィルは自分が出たコーナーをクレアに見せ、現場で誰かに a real natural(生まれつきの才能がある人)だと言われたと話します。誰だったか思い出せないと言った直後に、レイナーの名前を出すという話し方が面白いところです。その後、フィルとクレアの間でこんな会話が交わされます。

Claire: Something wrong?
(どうかした?)

Phil: I texted Rainer, like, three hours ago.
(3時間くらい前にレイナーにメッセージを送ったんだ。)

Phil: He hasn’t responded.
(まだ返事がない。)

Claire: I’m sure he’s just playing hard to get.
(きっと気のないふりをしてるだけよ。)

Phil: It’s just weird.
(なんか変なんだよ。)

Phil: We had such a great time last night.
(ゆうべはあんなに楽しかったのに。)

Modern Family Season8 Episode4 (Weathering Heights)

I texted ~ three hours ago. と He hasn’t responded. は、送った時点と「まだ返事がない」状態を、過去形と現在完了で言い分けています。hasn’t responded の代わりに hasn’t gotten back to me を使うと、より日常的な響きになります。

play hard to get は、本来は恋愛の場面で、わざと気のないふりをして相手の気を引くことを指す言い回しです。クレアはそれを友だち付き合いに当てはめて、フィルをなだめています。続けてクレアは I bet he’s busy.(きっと忙しいのよ)と言い、天気予報士の仕事を軽くからかいます。I bet ~ は「きっと〜だと思う」と、根拠は薄くても相手を安心させたいときに使える形です。

自分の話に置き換えるなら、I texted her this morning, but she hasn’t gotten back to me yet.(今朝メッセージを送ったけど、まだ返事がない)のように言えます。

「I came here to apologize.」関係をつなぎ直す一言

返事を待っていた相手とも、行き違いは起こります。フィルはある一件でレイナーに We’re not friends.(もう友だちじゃない)と言い放ってしまいます。その後、フィルはレイナーのいる場所を訪ねて、こう切り出します。

Phil: I came here to apologize.
(謝りに来たんだ。)

Rainer Shine: Oh, you don’t have to do that.
(いや、そんなことしなくていいよ。)

Phil: Yes, I do.
(いや、するよ。)

Phil: I was confused, and I said a bunch of stuff that you didn’t deserve.
(混乱してて、君が言われる筋合いのないことを山ほど言っちゃった。)

Modern Family Season8 Episode4 (Weathering Heights)

I came here to apologize. は、わざわざ足を運んだことも含めて謝意を示す切り出し方です。You don’t have to do that. と遠慮されても Yes, I do. と重ねることで、謝る気持ちが本気であることが伝わります。a bunch of stuff は「いろいろなこと」のくだけた言い方で、that you didn’t deserve が「君が言われる筋合いのない」という中身を足しています。

この後、レイナーのほうからも打ち明け話が出ます。

Rainer Shine: Phil, I know a million people, but I really don’t have a lot of real friends.
(フィル、知り合いは山ほどいるけど、本当の友だちってあまりいないんだ。)

Phil: Not even the sports guy? You guys are always laughing so crazy hard out of the commercials.
(スポーツ担当の人とも? CM明けにいつもすごく大笑いしてるじゃないか。)

Rainer Shine: Chip Fielder? No.
(チップ・フィールダー? 違うよ。)

Rainer Shine: That’s all fake.
(あれは全部作りものさ。)

Modern Family Season8 Episode4 (Weathering Heights)

I know a million people の a million は「とても多くの」という誇張で、real friends との対比になっています。Not even ~? は「〜でさえ違うの?」と驚きを込めて聞き返す形です。知り合いの多さと友だちの少なさを並べたこの台詞が、二人が本音を話す場面の見どころです。

まとめ|誘ってから仲直りするまでの英語

if you’re around で気軽に誘い、He hasn’t responded. で返事を待つ不安を言葉にし、I came here to apologize. で関係をつなぎ直す。知り合ったばかりの相手との距離の縮め方が、フィルとレイナーの会話から見えてきます。

次回も『モダンファミリー』の会話を手がかりに、使える英語を集めていきましょう。

同じ回のほかのコラムでは出願動画づくりや家族のゲームの英語を、フレーズ記事では個々の表現の使い方を扱っています。

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