子どもだけの留守番と、責任を学ばせる英語|『ヤングシェルドン』S01E14で学ぶ英会話

『Young Sheldon』コラム: 子どもだけの留守番と、責任を学ばせる英語|『ヤングシェルドン』S01E14で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

シットコム『ヤングシェルドン』シーズン1第14話は、母メアリーが新しい仕事を引き受け、双子のシェルドンとミッシーが放課後を子どもだけで過ごすことになる回です。任せる親の言葉と、任される子どもの言葉が交互に出てきます。

今回は、子どもに責任を学ばせたい親の言い方、出かける前の念押し、そして「自分たちだけでできる」と伝える英語を、場面の順にたどります。

目次

「Teach ‘em a little responsibility.」で背中を押す

仕事の話を受けたメアリーに、父ジョージは Go ahead and take the job. と引き受けるよう勧めます。双子が放課後を自分たちだけで過ごせるかどうかが、二人の会話の焦点です。

Mary: Are you sure about this?
(本当にそれでいいの?)

George Sr.: Yeah. Actually, probably good for ‘em. Teach ‘em a little responsibility.
(ああ。むしろあいつらのためになるだろ。ちょっとは責任ってもんを教えられる。)

Mary: That’s exactly what my mom said.
(母もまったく同じことを言ってた。)

George Sr.: Really? Well, I still like the idea.
(そうなのか? まあ、それでも俺はいい考えだと思う。)

Young Sheldon Season1 Episode14(Potato Salad, a Broomstick, and Dad’s Whiskey)

Are you sure about this? は「本当にこれでいいの?」と、相手の判断をもう一度確かめる問いかけです。決める前の念押しとして、家族の間でも職場でも使える形をしています。

ジョージの返事にある ‘em は them をくだけて発音した形で、ここでは双子を指します。good for ~ は「〜のためになる」、teach someone responsibility は「〜に責任を教える」という意味です。a little を添えることで、大げさな教育方針ではなく「少しは学ぶだろう」という程度の言い方になっています。

メアリーの That’s exactly what my mom said. は、exactly で「まったく同じ」と一致を強める一文です。my mom はメアリーの母、つまり双子の祖母ミーモーのことです。ジョージは Really? と聞き返したあと、Well, I still like the idea. と続けます。still は「それでも」の意味で、誰の意見と重なっても自分の考えは変わらないと伝えています。

  • A: Are you sure about this?
    (本当にこれでいいの?)
  • B: Yeah. It’ll teach him a little responsibility.
    (うん。少しは責任を学ぶいい機会になるよ。)

「let’s go over it one more time」で段取りを確かめる

仕事を始めるにあたって、メアリーは双子に留守番の段取りを一つずつ確認します。鍵、おやつ、連絡先と、具体的な置き場所が続く場面です。

Mary: Okay, let’s go over it one more time. House key’s under the plastic owl by the front door. There’s after-school snacks in the fridge. One for each of you. Emergency numbers are right there by the phone. First aid kit is in the hall closet. And you won’t be needing it, but under the kitchen sink is a fire extinguisher.
(じゃあ、もう一度おさらいするね。家の鍵は玄関のそばのプラスチックのフクロウの下。冷蔵庫に学校帰りのおやつがあるから。ひとり1つずつね。緊急連絡先は電話のすぐそば。救急箱は廊下の物入れ。それから、使うことはないだろうけど、台所の流しの下に消火器があるから。)

Missy: Ooh, that looks fun.
(わあ、楽しそう。)

Mary: For fires only, and don’t be starting one just to use it.
(火事のときだけよ。使いたいからって火をつけたりしないこと。)

Missy: It’s like she can read my mind.
(心を読まれてるみたい。)

Young Sheldon Season1 Episode14(Potato Salad, a Broomstick, and Dad’s Whiskey)

go over ~ は「〜を見直す、おさらいする」という句動詞で、one more time を添えると「念のためもう一度」という確認の響きになります。出かける前や作業を任せる前の決まり文句として、そのまま使える形です。

置き場所の説明では、under(〜の下)、by(〜のそば)、in(〜の中)が短い文の中で次々に登場します。There’s after-school snacks のように、くだけた話し言葉では複数のものにも There’s が使われることがあり、ここでもその形で話されています。

you won’t be needing it は「使うことにはならない」と見通しを伝える言い方で、don’t be starting one は「火をつけたりしないこと」という、くだけた否定の命令です。ミッシーの最後の一言は小声のつぶやきで、本気で火をつけるつもりではなく、母に先回りされたことを冗談にしています。

  • A: Let’s go over it one more time. The key is under the mat.
    (もう一度確認しよう。鍵はマットの下ね。)
  • B: Got it. And the emergency numbers are by the phone.
    (分かった。緊急連絡先は電話のそばだね。)

「We’ll be okay on our own.」で任せてほしいと伝える

放課後、様子を見に来ていたミーモーに、双子は自分たちだけでやれると伝えます。祖母に向けた、短くはっきりした宣言です。

Missy: We’ll be okay on our own.
(私たちだけで大丈夫だから。)

Sheldon: Yeah, we need to prove we can do this.
(そうだよ。僕たちにできるって証明しなきゃいけないんだ。)

Meemaw: All right. I respect that.
(わかったよ。その気持ちは尊重するよ。)

Young Sheldon Season1 Episode14(Potato Salad, a Broomstick, and Dad’s Whiskey)

on our own は「自分たちだけで」という意味で、by ourselves と同じく、誰の手も借りないことを表します。we’ll be okay と組み合わせると、心配して来た相手に「見守りはいらない」と伝える一文になります。

シェルドンの prove we can do this は「自分たちにできると証明する」で、prove の後ろに that が省かれた形です。単に大丈夫と言うだけでなく、結果で示したいという気持ちが加わっています。ミーモーの I respect that. は、相手の意思を受け入れて引き下がるときの言い方で、That は直前の双子の言葉を指します。

ただし、強気の宣言だけで放課後が終わるわけではありません。父からの電話をやり過ごしたあと、シェルドンが留守番の暮らしに弱音をこぼす場面もあり、宣言と本音が同じ午後に並んでいるのが見どころです。

表現 場面での働き
teach someone responsibility 子どもに責任を学ばせる
go over it one more time 段取りをもう一度確かめる
on our own 自分たちだけで
I respect that. 相手の意思を受け入れる

まとめ|任せる側と任される側の英語

親の Are you sure about this? と teach them a little responsibility、出かける前の go over it one more time、子どもの We’ll be okay on our own. と prove we can do this。一つの留守番を、任せる側と任される側の両方の言葉で追える回です。

次回も『ヤングシェルドン』の会話を観ながら、英語表現を一緒に拾っていきましょう。



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