海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
『モダンファミリー』シーズン1第21話では、フィルの父フランクが連れてきた犬をめぐって、フィルが妻に黙っていたことを認める場面が描かれます。言うつもりでいたことをつい先延ばしにしてしまい、後になってから打ち明けるという、誰にでも覚えのあるようなやり取りです。
今回はこの場面を通して、言い出せなかったことを白状する言い方と、事の大きさを恐る恐る確かめる言い方を見ていきます。
言うべきだったのに言い出せなかったことを白状する言い方
クレアが、フランクが持ってきたものを明かします。
Claire: A dog to keep.
(ずっと飼うことになる犬よ。)Phil: Yes! Yes.
(そうそう、そうなんだ!)Phil: Yes, I should have told Claire about the dog, and I was going to.
(ああ、クレアに犬のことは言うべきだったし、言うつもりではいたんだ。)Phil: But I was just waiting for her to be in the right mood.
(でも、彼女の機嫌がいいタイミングを待っていただけなんだよね。)Modern Family Season1 Episode21 (Travels with Scout)
I should have told Claire about the dog, and I was going to は、should have + 過去分詞 の形で過去の義務を果たせなかったことを認める言い方です。「言うべきだった」という反省と、「言うつもりではいた」という言い訳がひとつの文にまとまっています。
続く I was just waiting for her to be in the right mood も、言い出せなかった理由を説明する表現です。waiting for ~ to be in the right mood で「相手の機嫌がいいタイミングを待っていた」と述べる形は、報告を先延ばしにしていた事情を柔らかく伝えるときに使えます。
- A: You never told me about the bill. Why not?
(請求書のこと、私に一度も言わなかったわよね。どうして?) - B: I should have told you sooner, and I was going to. I was just waiting for you to be in the right mood.
(もっと早く話すべきだったし、話すつもりではいたんだ。君の機嫌がいいタイミングを待っていただけだよ。)
このように should have + 過去分詞 と waiting for ~ to be in the right mood を組み合わせると、先延ばしにしていた理由まで含めて伝えられます。
should have + 過去分詞 は単独でも「〜すべきだった」という反省を表しますが、そこに and I was going to(そして実際にそうするつもりだった)を続けると、単なる後悔ではなく「意図はあったのに実行できなかった」というニュアンスが加わります。言い訳がましく聞こえすぎないように、反省の言葉を先に置いてから経緯を説明する順番も参考になります。
このやり取りの直前には、フィルの Yes! Yes. という短い返事も置かれています。
事の大きさを恐る恐る確かめる言い方
フィルは自分の立場を確かめようとします。
Phil: Am I in trouble?
(俺、まずいことになってる?)Claire: Oh, really, really big.
(ええ、かなり、かなりまずいことになってるわよ。)Phil: Okay, I’m a little scared.
(うわ、ちょっと怖くなってきたな。)Phil: How bad is this?
(どれくらいまずいんだ?)Modern Family Season1 Episode21 (Travels with Scout)
Am I in trouble? は、自分がまずい立場に置かれていないかを確かめる短い聞き方です。相手の反応をうかがいながら切り出す言い方で、深刻さがまだ分からない段階でよく使われます。
I’m a little scared は、事態の重さを察して不安がにじむ一言です。そのうえで How bad is this? と重ねて尋ねる流れからは、恐る恐る状況を確かめていく気持ちの動きが見えてきます。
- A: Am I in trouble?
(まずいことになってる?) - B: A little.
(少しね。) - A: How bad is this?
(どれくらいまずいんだ?) - B: You’ll want to sit down.
(座ったほうがいいかもね。)
Am I in trouble? と How bad is this? はセットで使うと、事情を知る前に心構えを確かめる会話の型として応用できます。
どちらの表現も短く区切られた聞き方になっている点が特徴です。長い説明を挟まずに一言ずつ確認していくことで、相手の反応を見ながら少しずつ事態を飲み込んでいく様子が伝わってきます。深刻な話を切り出された側が使う定番の反応としても覚えておけます。
Am I in trouble? に対してクレアが返した Oh, really, really big も見逃せない言い方です。really を重ねて返すことで、フィルの不安をやわらげるどころか、むしろ深刻さを強調する応じ方になっています。短い一言の中で緊張が一段階上がる瞬間が読み取れます。
まとめ|先延ばしにしていたことを認める会話の型
should have + 過去分詞 で義務を認め、waiting for ~ to be in the right mood で理由を添え、Am I in trouble? と How bad is this? で恐る恐る確かめる。この流れから、言い出せなかったことを白状する言い方が見えてきます。
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