電話で保留にされたり、なかなかつながらなかったりするときの英語|『モダンファミリー』S10E18で学ぶ英会話

『Modern Family』コラム: 電話で保留にされたり、なかなかつながらなかったりするときの英語|『モダンファミリー』S10E18で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『モダンファミリー』シーズン10第18話では、ジェイのもとに CalShopTV から電話がかかってきます。犬用ベッドを売る出演枠がもらえるかもしれず、ジェイは保留のまま待たされます。別の場面では、フィルがケーブル会社への電話で苦労します。

電話に出る、待つ、つながらないと伝える。電話の英語には短い決まった言い方が多いので、ジェイとフィルの2人の場面から順に見ていきます。

目次

「Speaking.」と「I’ll hold」で電話に出て待つ

電話が鳴り、ジェイが出ます。

Jay: Hello.
(もしもし。)
Jay: Speaking.
(本人です。)
Jay: Yes, of course I’ll hold.
(ええ、もちろん待ちますよ。)
Jay: Gloria, it’s CalShopTV.
(グロリア、CalShopTV からだ。)
Jay: I think they’re gonna give me a slot to sell my dog beds.
(俺の犬用ベッドを売る枠をくれるらしい。)
Modern Family Season10 Episode18 (Stand by Your Man)

Speaking. は、電話の相手に名前を確かめられたときなどに「私です」と答える短い言い方です。This is he. や This is she. も同じ場面で使われ、日本語の「はい、私ですが」に近い応答になります。

I’ll hold. の hold は「電話を切らずにそのまま待つ」という意味です。相手からは Can you hold? や Please hold. と聞かれることが多く、I’ll hold. はそれを受け入れる返事になります。ジェイは Yes, of course を添えて、待つことをすぐに引き受けています。

保留のあいだに、ジェイはグロリアへ事情を伝えます。it’s ~ は、電話の相手が誰かを周りに知らせるときの言い方で、It’s your mom.(お母さんからだよ)のように使えます。slot は「(番組や予定の)枠」で、a time slot(放送枠、時間枠)という形でもよく見かけます。出演につながるかもしれない電話ですが、ここからジェイの待ち時間が長く続きます。

「on hold」で待たされる不満を伝える

保留が続き、ジェイはこうこぼします。

Jay: This is a long time to be on hold.
(保留で待たされるにしても長すぎるだろ。)
Jay: I’ve never been this stressed out listening to James Taylor.
(ジェームス・テイラーを聴いてて、こんなにイライラしたのは初めてだ。)
Modern Family Season10 Episode18 (Stand by Your Man)

be on hold は「保留中で待たされている」状態を表し、相手側の動作は put someone on hold(人を保留にする)と言います。This is a long time to ~ は「〜するにしては長すぎる」で、待ち時間への不満を遠回しに伝える形です。保留中には音楽が流れることがよくあり、ジェイは実在の歌手の名前を挙げて、待たされる落ち着かなさを冗談めかして語っています。

かける側や待たせる側の決まった言い方としては、Thank you for holding.(お待たせしました)や Sorry to keep you waiting.(お待たせしてすみません)がよく使われます。待つ側が状況を確かめたいときは、Are you still there?(まだつながっていますか)と聞く形もあります。

電話のあと、ジェイはグロリアに知らせを伝えます。

Jay: Gloria, they want me!
(グロリア、俺に来てほしいって!)
Modern Family Season10 Episode18 (Stand by Your Man)

They want me. は直訳すると「彼らが私を求めている」で、出演や採用が決まったことを喜んで伝える言い方です。長い保留のあとの一言として、待った時間がむだではなかったことが伝わってきます。

「get through to」でつながらなかったことを伝える

一方フィルは、電話口でこう言い続けます。

Phil: Representative.
(担当者。)
Phil: Dunphy.
(ダンフィー。)
Phil: Dun-phy.
(ダン・フィー。)
Phil: Dun No.
(ダン……違う。)
Phil: No, no, no.
(違う、違う、違う。)
Phil: I’m not done.
(まだ終わってない。)
Phil: I’m not done! Come on!
(まだ終わってないって! 頼むよ!)
Modern Family Season10 Episode18 (Stand by Your Man)

フィルは Representative. を2度繰り返しています。representative は「担当者、窓口の人」で、電話の問い合わせ窓口で担当者につないでほしいときに、この1語を言うことがあります。名前を Dun-phy と区切って言い直すのは、聞き取ってもらえないときに音節をはっきり分ける伝え方です。つづりで伝えるなら D-U-N-P-H-Y と1文字ずつ言う方法もあります。I’m not done. は「まだ話の途中だ」で、話を切られそうなときに使えます。

思うように話が進まなかったこの電話を、フィルは次のように振り返ります。

Phil: I couldn’t get through to the cable company.
(ケーブル会社に電話がつながらなかったんだ。)
Modern Family Season10 Episode18 (Stand by Your Man)

get through to ~ は「(電話で)〜につながる」で、否定形の I couldn’t get through. は「電話がつながらなかった」という報告になります。この句動詞には「〜に話が通じる」という意味もあり、I can’t get through to him. なら「彼には言っても伝わらない」です。フィルの文は目的語が the cable company なので、電話の意味だと分かります。

まとめ|電話で待つ・つながらないを伝える英語

電話に出て名乗る Speaking.、待つことを引き受ける I’ll hold.、保留中を表す on hold、つながらなかったと伝える get through to を見てきました。電話の始まりから待ち時間までを、短い言い方で乗り切れます。

ジェイとフィルの電話の場面を観ながら、決まった言い回しのリズムに耳を慣らすのも『モダンファミリー』の楽しみ方です。

同じ回のほかのコラムでは、尊敬する相手と自分を比べるときの英語や、褒め言葉が悪口に聞こえたときの聞き返し方も取り上げています。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次