電話で友達づきあいを深めるときの英語|『ビッグバン★セオリー』S11E04で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 電話で友達づきあいを深めるときの英語|『ビッグバン★セオリー』S11E04で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『ビッグバン★セオリー』シーズン11 第4話から、電話で友達づきあいを深めるときの英語を取り上げます。レナードの母ビバリーがペニーに電話をかけ、二人が女友達として話し始める場面と、その関係をペニーがレナードに説明する場面が素材です。

電話の切り出し方、打ち明け話への応じ方、関係を第三者に伝える言い方と、場面の順に表現を整理していきます。少しずつ距離を縮めていく会話の運び方にも注目です。

目次

「Is this a good time?」から始まる電話

ビバリーは、レナードではなくペニーの電話にかけてきます。ペニーと話したかったのだと言って、こう続けます。

Beverly: Actually, I was hoping to speak with you. Is this a good time?
(実はあなたと話したかったの。今、都合はいいかしら?)

Penny: Uh, that depends. What time is it where you are?
(えっと、それは場合によるかな。そっちは今何時?)

TBBT Season11 Episode04

Is this a good time? は「今、話しても大丈夫?」と相手の都合を確かめる、電話の切り出しの一言です。I was hoping to ~ は「〜したいと思っていたの」と、用件を控えめに伝える形で、I want to ~ よりも柔らかく聞こえます。

ペニーの that depends は「場合による」と答えを保留する一言です。ペニーは相手のいる場所の時刻を冗談めかして尋ね、その答えを受けて What’s up?(どうしたの?)と用件を促します。

ビバリーは、先日の会話の続きをしたいと言い、You may find this surprising, but ~(意外に思うかもしれないけれど)と前置きして、女友達と呼べる相手があまりいないと打ち明けます。同僚は皆フロイト派なので、気軽に dish about(うわさ話をする)できる男性は自分の父親だけだ、という冗談も添えます。dish about は、気の置けない相手と人のうわさを楽しむような場面で使われる口語です。その打ち明け話を受けて、ペニーはこう応じます。

Penny: Uh, well, you know, I’m here for you. What do you want to talk about?
(えっと、まあ、私でよければ話を聞くよ。何について話したい?)

Beverly: Well, last time, we focused on my life. If we’re going to be real girlfriends, we should talk about you as well.
(そうね、前回は私の生活の話が中心だったわ。本当の女友達になるなら、あなたの話もするべきね。)

TBBT Season11 Episode04

I’m here for you. は「私がついているよ」「話を聞くよ」と、支える用意があることを伝える一言です。ここでの girlfriends は恋人ではなく、女性同士の友達を指しています。このあとペニーは、陰口を言える3人目が要ると冗談を返し、ビバリーは catty(意地悪な物言いをする)と言って面白がります。

「She’s been reaching out」で関係を説明する

別の場面では、レナードとペニーの部屋で、母がペニーにメッセージを送っていることをレナードが知ります。ペニーは最近よく話していると答え、理由を尋ねるレナードにこう説明します。

Penny: No, I think she’s lonely. She’s been reaching out.
(ううん、寂しいんだと思う。向こうから歩み寄ってきてるのよ。)

Leonard: Okay, just be careful.
(わかった、とにかく気をつけて。)

TBBT Season11 Episode04

reach out は、相手に手を差し伸べるように連絡を取ったり、関係を築こうと働きかけたりすることを表す句動詞で、仕事上の連絡などにも使われます。She’s been reaching out. と現在完了進行形にすることで、一度きりではなく、しばらく前から続いている働きかけだと伝わります。レナードの just be careful は、相手を止めはしないものの、警戒を促す返し方です。ペニーの説明をいったん受け止めつつ、母との関係に慎重なレナードの立場がにじむ一言と言えます。

Penny: No, it’s not like that. You know, she’s been opening up about her life, and she’s actually been really supportive about mine.
(ううん、そういうのじゃないの。自分の生活のことを話してくれるし、実は私のこともすごく応援してくれてるの。)

TBBT Season11 Episode04

supportive は「応援してくれる」「味方になってくれる」という意味の形容詞で、be supportive about ~ の形で、相手の何を支えているかを示せます。ペニーはここでも、She’s been ~ing の形で関係の変化を説明しています。冒頭の No, it’s not like that.(そういうのじゃない)は、相手の心配や決めつけをやわらかく打ち消すときに使える前置きです。

この場面の終わりに、ペニーは母と友達になってほしくないのかとレナードに尋ねます。通話をきっかけに深まった関係を身近な人にどう説明するかまで含めて、友達づきあいの英語が一続きで見えてくる場面です。

まとめ|切り出し・応じ方・説明の仕方

今回は、Is this a good time? と What’s up? で電話を始め、I’m here for you で打ち明け話に応じ、She’s been reaching out で関係を説明する流れを見てきました。dish about や catty のような口語も、女友達同士の会話の空気をよく映しています。

レナードの母とペニーの会話に友達づきあいの英語が並んでいるのも、このエピソードの見どころです。

この回のほかのコラムやフレーズ記事にも、同じ会話を別の角度から読み解く手がかりがあります。

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