「put a request in」に見る、椅子をめぐる社内手続き英語|『BONES』S04E06で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「put a request in」に見る、椅子をめぐる社内手続き英語|『BONES』S04E06で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン4、オフィスビルで起きた事件を追う回では、ブースが亡くなった同僚の椅子をどうしても手に入れたくて、社内手続きにこだわり続けるコメディが縦軸として描かれます。今回はそのやり取りから、「put a request in」という句動詞を軸にした社内手続きの英語を取り上げます。

真面目な捜査の合間に繰り広げられる、少し情けないブースの奮闘を通して、オフィスで使える実践的な言い回しを見ていきましょう。

目次

「put a request in」の意味と語順

亡くなったFBI捜査官ケルトンの椅子を手に入れようと、ブースはセラピーの最中にスウィーツへ愚痴をこぼします。

Booth: And I want it. I put a request in, but so have all the other agents. I mean, this is one sweet chair.
(それが欲しいんだ。申請は出したけど、他のエージェントたちも全員申請済みでね。ていうか、これはマジでいい椅子なんだよ。)

Brennan: You are anxious that you won’t get a dead man’s chair?
(死んだ人の椅子が手に入らないんじゃないかって、不安なのね?)

Booth: Right. Mine, it won’t even recline anymore. Get this: Charlie Baron, okay, he’d been putting a request in to Human Resources even when Kelton was on his deathbed. Alright, is that low or what? Hey, Bones, maybe you can write me a doctor’s note saying that I need the chair.
(そうだよ。俺のなんて、もうリクライニングもしないんだ。聞いてくれよ、チャーリー・バロンなんて、ケルトンが危篤の時から人事に申請を送り続けてたんだぜ。それってひどくないか?なあボーンズ、腰を痛めてて椅子が必要だっていう診断書、書いてくれないか?)

BONES Season4 Episode06 (The Crank in the Shaft)

put a request inは「申請を出す」という意味の句動詞です。目的語がa requestのような名詞句の場合、put a request inのようにinの前に置いても、put in a requestのようにinの直後に置いても、どちらも自然な語順になります。一方、目的語が代名詞(it)のときは、put it inのように必ず動詞と副詞の間に挟む語順しか使えません。ブースが繰り返す言い方から、この語順の感覚をつかむことができます。

賄賂まがいの申請合戦

事件現場のエレベーター付近で、ブレナンはブースの足元にあったカップケーキの箱に気づきます。

Booth: Those are my cupcakes. I got them for the HR officer at work. I heard she loves them.
(それは俺のカップケーキだよ。職場の人事担当者用に買ったんだ。彼女、これが大好きだって聞いてさ。)

Brennan: So, fraud and bribery?
(つまり、不正と賄賂ということ?)

Booth: No. Twelve years of service and lumbar support, okay? It’s all a matter of perception.
(違うって。勤続12年と、腰へのサポートってだけだ。全部、見方次第なんだよ。)

BONES Season4 Episode06 (The Crank in the Shaft)

ブレナンに痛いところを突かれても、ブースは悪びれず切り返します。a matter of perceptionは「見方・捉え方次第だ」という意味の言い回しで、都合の悪いことをやんわりごまかしたいときに使える便利な表現です。

「見方次第」の結末

社内政治にも似た駆け引きが続きますが、この一連のやり取りはあくまで劇中のコメディとして描かれるもので、実際の職場での申請や人事のやり取りがこうだと一般化するものではありません。それでも、物語の結末では、ブースの奮闘が実を結びます。

Booth: Well, you must have said something because she didn’t even eat her cupcakes and the chair was here.
(まあ、お前が何か言ったんだろうな。だって彼女、カップケーキに手もつけずに、椅子はちゃんとここに届いてたんだから。)

BONES Season4 Episode06 (The Crank in the Shaft)

結局、カップケーキという「賄賂」は使われないまま、ブレナンの一言だけで椅子は手に入りました。put a request inという申請の言い回しから始まったこのコメディは、最後まで軽妙なテンポで描かれています。

まとめ|社内手続きを彩る英語表現

put a request in(申請を出す)、a matter of perception(見方次第)という2つの表現を軸に、椅子をめぐるブースの奮闘を見てきました。目的語の長さで語順が変わる句動詞の感覚は、実際の会話でも役立つポイントです。

同じエピソードには、序列を蜂の巣にたとえた比喩表現を扱ったコラムもあります。引き続き『BONES』の英語表現を楽しんでいきましょう。

このエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。

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