みんなに段取りを頼み、場を仕切って動かすときの英語|『ビッグバン★セオリー』S11E24で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: みんなに段取りを頼み、場を仕切って動かすときの英語|『ビッグバン★セオリー』S11E24で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『ビッグバン★セオリー』シーズン11 第24話から、場を仕切ってみんなを動かすときの英語を取り上げます。シェルドンとエイミーの結婚式を控えた回で、ペニーが仲間に協力を頼み、席を立とうとする人を止め、最後は号令をかける役に回ります。

頼む、止める、送り出す。相手も状況も違う3つの場面で、ペニーが選んだ言葉の強さの違いに注目しながら、順番に見ていきます。

目次

「I’m gonna need everyone’s help」で協力を頼む

仲間が集まった場面で、ペニーは式に向けた段取りの話を切り出します。

Penny: And yet, here we are. Now, we got a lot of family coming in tomorrow. I’m gonna need everyone’s help. Think of this as one of your comic book movies. There’s a bunch of superheroes, each with a different task.
(それでも、こうしてここまで来たわけ。さて、明日は家族がたくさん来るの。みんなの助けが必要になるわ。これをあんたたちのコミック映画みたいなものだと思って。ヒーローがたくさんいて、それぞれ違う任務があるの。)

TBBT Season11 Episode24

I’m gonna need ~ は「〜が必要になる」と、これから先に必要なものを前もって伝える形です。gonna は going to のくだけた発音で、Help me! と命令するよりも、状況を説明しながら協力を求める響きになります。職場などでは I’m going to need your help with this. のように going to を省略せずに言うと、落ち着いた印象になります。

Think of this as ~ は「これを〜だと思って」と、相手になじみのあるものにたとえて全体像を伝える前置きです。続く each with a different task(それぞれに違う任務がある)で、全員に役割があることを示しています。聞き手の好きなものにたとえて段取りを伝えている点が見どころです。

「Sit down!」と「park it」で引き止める

式の開始が遅れるなか、式場ではエイミーの母が時間がかかりすぎていると不満を口にします。その場を離れようとする母親に、ペニーが声をかけます。

Penny: Excuse me. Where are you going?
(ちょっと。どこへ行くんですか?)

Mrs. Fowler: This whole thing was a big mistake. I’m gonna find Amy and get her out of here.
(こんなこと全部、大きな間違いだったのよ。エイミーを見つけて、ここから連れ出すわ。)

Penny: Sit down!
(座って!)

Mrs. Fowler: Excuse me?
(何ですって?)

Penny: Sheldon loves Amy, and he would never hurt her on her wedding day, or any other day, so, park it.
(シェルドンはエイミーを愛してる。結婚式の日だろうと、ほかのどんな日だろうと、彼女を傷つけたりしない。だから、座ってて。)

TBBT Season11 Episode24

同じ Excuse me が、2つの働きで使われています。ペニーの Excuse me. は相手を呼び止める「ちょっと」で、母親の Excuse me? は語尾を上げて「今なんて言ったの?」と反発する聞き返しです。

park it は一般に、くだけた口語で「座って(腰を落ち着けて)」を表します。車を止める park を連想させる言い方で、Sit down! よりも砕けた響きです。どちらも命令の形なので、目上の相手に向けるとかなり強く聞こえます。穏やかに勧めるなら Please have a seat. が無難です。理由を言い切ってから so, park it. で締める流れから、ペニーの気迫が伝わってきます。

「It’s go time」で送り出す

別の場面で、ペニーはエイミーとシェルドンが研究に夢中になっているところに居合わせます。シェルドンが考えを改め、エイミーが言葉を継ぎます。

Sheldon: No, Penny’s right. We have our whole lives to do science together.
(いや、ペニーの言うとおりだ。科学は一生かけて一緒にできる。)

Amy: Let’s get married.
(結婚しましょう。)

Penny: All right. It’s go time. I am pumped!
(よし。いよいよ本番よ。燃えてきた!)

TBBT Season11 Episode24

It’s go time. は一般に、くだけた口語で「いよいよ始める時だ」と、準備の段階が終わったことを告げる言い方です。pumped は「気合いが入っている」「わくわくしている」という意味で、I’m pumped. の形でもよく見かけます。その直前のエイミーの Let’s get married. は、Let’s ~ で「〜しよう」と誘う基本の形で、研究の話から式へと話題を戻すひと言になっています。

All right. で区切りをつけ、It’s go time. で本番を告げ、I am pumped! で自分の高まりを示す。短い3つの文で場の空気を前に押し出しているのが分かります。

まとめ|頼む・止める・送り出す

今回は、I’m gonna need everyone’s help と Think of this as ~ で協力を頼み、Sit down! と park it で引き止め、It’s go time. で送り出すペニーの言葉を見てきました。場面ごとに強さの違う表現を使い分けると、人を動かす英語の引き出しが増えます。

仲間を仕切る場面のやり取りも、これからの『ビッグバン★セオリー』で味わっていきましょう。

この日のほかの会話は、同じ回のコラムやフレーズ記事でも取り上げています。

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