海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回は『ホワイトカラー』シーズン1 第14話から、イタリア領事館のパーティーでニールが領事館の担当者トマッシと言葉を交わす場面を取り上げます。寄付者として会場にいるニールと、客をもてなす側のトマッシの会話です。
改めて礼を述べる言い方、丁寧に頼む Could I 〜?、角を立てずに断る I’m afraid、相手を安心させる rest assured と、改まった場で使える英語が続きます。
「thank you again for」で改めて礼を述べる
パーティーの会場で、トマッシに声をかけるのはニールです。名前を呼ばれたトマッシは、寄付をしてくれた客としてニールを迎えます。
Tomassi: Ah. Mr. Danvary.
(ああ、ダンヴァリーさん。)
Neal: Please, call me George.
(どうか、ジョージと呼んでください。)
Tomassi: George, thank you again for your remarkable donation.
(ジョージ、すばらしいご寄付に改めてお礼を申し上げます。)White Collar Season1 Episode14 (Out of the Box)
トマッシはニールを Mr. Danvary と呼びます。ダンヴァリーは、ニールがこの場で名乗っている寄付者の名前です。Mr. + 姓 は改まった呼びかけで、ニールは Please, call me George. と名前で呼んでほしいと伝えます。Please, call me 〜. は、改まった呼び方を和らげたいときの決まった一言です。トマッシは George と呼び直し、会話の距離が少し縮まっています。
注目したいのは thank you again for 〜 です。again が入ることで、「以前にもお礼を言ったが、改めて」という意味が加わります。for のあとには、感謝の対象を名詞で置きます。remarkable は「すばらしい、並外れた」で、寄付への敬意を込めた形容詞です。donation は「寄付」で、動詞 donate(寄付する)の名詞形にあたります。
Thank you again for your help yesterday. のように、一度お礼を伝えた相手に会ったとき、あいさつの続きとして自然に使えます。
「I’m afraid that won’t be possible.」で断り、「rest assured」で和らげる
トマッシは、総領事の希望で寄付の作品を執務室からよく見える位置に置くよう求めていると伝えます。これを聞いたニールが、作品を見せてほしいと頼みます。
Neal: Could I see it?
(拝見できますか?)
Tomassi: I’m sorry. I’m afraid that won’t be possible. But rest assured it’s very safe.
(申し訳ありません。あいにく、それはいたしかねます。ですが、ご安心ください。とても安全です。)
Neal: Okay.
(わかりました。)
Tomassi: Please enjoy your evening.
(どうぞ今夜をお楽しみください。)White Collar Season1 Episode14 (Out of the Box)
Could I 〜? は許可を求める丁寧な頼み方で、Can I 〜? よりも控えめな響きがあります。
トマッシの断り方は三つの部品でできています。まず I’m sorry. で謝り、次に I’m afraid (that) 〜 で「あいにく〜」と残念な知らせを切り出します。ここでの afraid は「怖い」ではなく、相手にとって好ましくないことを伝える前置きです。最後の that won’t be possible は、No や You can’t と言い切らず、「それは可能ではない」と状況として述べる形で、断りの印象をやわらげています。
続く rest assured は「ご安心ください」という改まった表現です。rest は「〜のままでいる」、assured は「確信した」で、合わせて「安心したままでいてください」という意味になります。断ったあとに安心材料を添えることで、相手の気持ちに配慮しているのが分かります。
ニールが Okay. と引き下がると、トマッシは Please enjoy your evening. と会話を締めます。I’m afraid that won’t be possible today. は、接客や仕事の場面でもよく聞かれる断り方の一つです。
まとめ|丁寧に断り、安心させて締める流れ
丁寧に頼む Could I 〜?、断りを切り出す I’m afraid、言い切らない that won’t be possible、和らげる rest assured、締めの Please enjoy your evening. を見てきました。改まった場の英語の組み立てが見えてきます。
パーティーの場面を観ながら、丁寧な英語の流れを味わってみましょう。
エピソードまとめやフレーズ記事では、この回のほかの英語も紹介しています。


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