「different city, same paperwork」に見る、久しぶりの相手と近況を聞き合う言い方と、軽い言葉で返す受け答え|『ホワイトカラー』S01E14で学ぶ英会話

『White Collar』コラム: 「different city, same paperwork」に見る、久しぶりの相手と近況を聞き合う言い方と、軽い言葉で返す受け答え|『ホワイトカラー』S01E14で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『ホワイトカラー』シーズン1 第14話から、ピーターがダイアナを呼び出して二人で話す場面を取り上げます。以前はピーターの下で働き、今はワシントンD.C.で仕事をしているダイアナとの、久しぶりの会話です。

近況を尋ねるくだけた疑問文、対句で軽く返す答え方、「相変わらず」を伝える same old など、久しぶりに会った相手との会話で使いやすい英語がそろっています。

目次

「different city, same paperwork」で近況を軽く返す

話を切り出すのは、ダイアナを呼び出したピーターです。礼を言うピーターをダイアナが「ボス」と呼び、ピーターが「もうそう呼ばなくていい」と返すやり取りのあと、話題はダイアナの今の暮らしに移ります。

Peter: You guys like D.C.?
(そっちはD.C.、気に入ってるか?)
Diana: Mm, different city, same paperwork. I should have stuck around. Things are probably more interesting with Caffrey.
(まあね、街は変わっても書類仕事は同じ。残っていればよかった。キャフリーのそばのほうが、たぶん面白いでしょうし。)
Peter: Too interesting.
(面白すぎるくらいだ。)

White Collar Season1 Episode14 (Out of the Box)

You guys like D.C.? は、本来の疑問文 Do you guys like D.C.? から Do を落とし、平叙文の語順のまま語尾を疑問にした形です。親しい相手との会話では、このように助動詞を省いた聞き方がよく使われます。

ダイアナの different city, same paperwork は、different A, same B の対句で「Aは違っても、Bは同じ」と返す言い方です。主語も動詞もない短い形ですが、「場所は変わったのに仕事の中身は変わらない」という感想がこれだけで伝わります。New job, same boss. のように、自分の近況を軽く返すときに応用できます。

I should have stuck around. の should have + 過去分詞 は「〜すればよかった」という軽い後悔を表します。stick around は「その場に残る、とどまる」です。続く probably で、離れていた側が推測していることも表れています。

ピーターの Too interesting. は、ダイアナの interesting をそのまま受け、too を付けて「面白すぎる」と一語で引き取った返しです。現状を知る側の実感がにじむ一言と言えます。

「same old Neal」と「He still wearing the hat?」で相変わらずぶりを確かめる

このあとピーターは、頼みたいことが a lot more than paperwork だと切り出し、ダイアナの paperwork を受けて本題の重さを示します。頼みごとの中でニールの名前が出ると、ダイアナはこう返します。

Diana: Huh. Sounds like he hasn’t changed.
(へえ。相変わらずみたいね。)
Peter: No, same old Neal.
(ああ、いつものニールだ。)
Diana: He still wearing the hat?
(まだあの帽子をかぶってる?)
Peter: Oh, please.
(やれやれだ。)

White Collar Season1 Episode14 (Out of the Box)

Sounds like は It sounds like の It を省いた形で、「聞いたところ〜のようだ」と話から受けた印象を述べます。he hasn’t changed は現在完了の否定で、「(前から今まで)変わっていない」という意味です。

ピーターの No, same old Neal. の No は、否定の内容に「そのとおり」と同意する使い方です。「変わっていない」という発言に同意するので、英語では No になります。日本語の「ええ」「ああ」に当たるため、和訳は「ああ」としています。same old 〜 は「いつもの〜、相変わらずの〜」で、Same old, same old. という決まり文句もあります。

He still wearing the hat? は Is he still wearing the hat? の Is を落とした口語の疑問文で、先ほどの You guys like D.C.? と同じくくだけた聞き方です。still が「今でも」を表し、以前のニールを覚えている側の問いになっています。

これに対するピーターの答えは Oh, please. の一言だけです。あきれたときや「言うまでもない」と返すときに使う表現で、帽子の件にはこれ以上触れずに会話が切り替わるのが面白いところです。

まとめ|再会の会話を支える短い受け答え

くだけた問いの You guys like D.C.?、対句の different city, same paperwork、Too interesting の引き取り、same old Neal と Oh, please. を見てきました。短い受け答えが、再会の空気をそのまま映しています。

『ホワイトカラー』の何気ない会話に、英語のヒントを探していきましょう。

この回の別の場面の英語は、ほかのコラムやフレーズ記事で扱っています。

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