ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S5E17に学ぶ「give someone the time of day」の意味と使い方

give someone the time of day

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『BONES』シーズン5エピソード17のコミカルなやり取りから、
人間関係の距離感をリアルに表現できる「give someone the time of day」をご紹介します。

「全く相手にされない」「眼中にない」——そんな場面、英語ではどう言いますか?

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

FBIのスイーツ博士が、ブースとブレナンにオンラインで被害者エヴリンの情報を報告している場面です。
華やかな高校時代のプロフィールを見たスイーツ博士が、思わず本音を漏らしてしまいます。

Sweets:So this is Evelyn Simms. Wow. Homecoming Queen, Cheerleading captain. President of the Girls Service Club – a girl like this, she wouldn’t have given me the time of day.
(スイーツ:これがエヴリン・シムズですね。うわあ。ホームカミングクイーンで、チアリーディング部のキャプテン。女子奉仕クラブの会長ですか。こういう女の子は、僕のことなんて相手にしなかっただろうな。)

Sweets:Which, of course, makes her that much hotter.
(スイーツ:だからこそ、余計にセクシーに感じるんですけどね。)

Booth:Sweets, I’m sure you really didn’t want to say that out loud, right?
(ブース:スイーツ、今の、声に出して言うつもりじゃなかったよな?)

Sweets:It slipped out.
(スイーツ:つい口が滑りました。)

BONES Season5 Episode17(The Death of the Queen Bee)

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シーン解説と心理考察

被害者エヴリンの経歴を確認したスイーツ博士。
「ホームカミングクイーン」とは全校生徒の投票で選ばれる最も人気の高い女子生徒のことで、
スクールカーストの頂点を意味します。

自身はそんなトップ層とは無縁だったスイーツ博士が、「こんな完璧な女の子は自分なんて見向きもしなかっただろう」と自虐交じりの感想をこぼします。
さらに「高嶺の花だからこそ魅力的だ」と個人的な感情までうっかり口走り、ブースに呆れられてしまう場面です。

プロファイリングの最中に学生時代のコンプレックスが表に出てしまう、スイーツ博士の人間らしさが垣間見えます。

「give someone the time of day」の意味とニュアンス

give someone the time of day
意味:(主に否定文で)〜を相手にする、〜に少しでも時間を割く

直訳すると「誰かにその日の時間を教える」。
時計が普及していなかった時代に、道端で時間を尋ねられた時に立ち止まって教えてあげる、
つまり「最低限の親切をする=相手にする」という行動が語源です。

現代では主に 否定文(not give someone the time of day) の形で使われ、
「時間を教える程度の些細な関心すら向けない」=「完全に相手にしない」 という意味で使われます。

【ここがポイント!】

単に話さないのとは少しニュアンスが違います。
「話す価値がないと思われている」という、心の距離感や壁を表現するのがこのフレーズの特徴です。

背景には、身分の差・グループの違い・好意の非対称性といった明確な隔たりがあることが多く、
冷たい態度や「眼中にない」という感覚を強調したい時にぴったりの表現です。

実際に使ってみよう!

I tried to apologize, but she wouldn’t give me the time of day.
(謝ろうとしたけれど、彼女は私を全く相手にしてくれなかった。)
喧嘩の後など、相手が怒っていて完全に無視されているという場面で使えます。

He doesn’t give anyone the time of day unless they are famous.
(有名人でもない限り、彼は誰のことも相手にしない。)
人によって態度を変えるような人物の性格を説明する際に便利な表現です。

Back in high school, the popular kids wouldn’t have given us the time of day.
(高校時代、人気者たちは私たちのことなんて相手にもしなかっただろうね。)
スイーツ博士のように、学生時代のヒエラルキーや人間関係を振り返る場面にぴったりです。

『BONES』流・覚え方のコツ

スイーツ博士がエヴリンの写真を見つめながら自虐的に呟く姿をイメージしましょう。
チアリーダーとオタク気質の学生という、スクールカーストの壁を思い浮かべると分かりやすいです。

「今何時?と聞かれても(the time of day)、無視して通り過ぎる(wouldn’t give)」——
そんな冷たい態度のイメージが、フレーズの持つ「全く相手にされない悲哀」のニュアンスを自然と定着させてくれます。

似た表現・関連表現

  • ignore(無視する、見て見ぬふりをする)
    最も一般的な単語で、意図的に相手に注意を払わないことを指します。今回のフレーズのような比喩的なニュアンスはなく、ストレートに事実を伝えます。
  • cold-shoulder(よそよそしくする、冷たくあしらう)
    意図的に冷たい態度をとったり、仲間外れにしたりすることを意味します。「冷たい肩を向ける」イメージから来ており、人間関係の冷え込みを表す際によく使われます。
  • look down on(見下す、軽蔑する)
    相手を自分より劣っているとみなす態度を指します。相手にしない理由が優越感に基づいている場合に適した表現です。

深掘り知識:時計が貴重だった時代の名残

「give someone the time of day」が生まれたのは、個人の腕時計がまだ普及していなかった時代です。

当時、現在時刻を知るには懐中時計を持つ裕福な紳士や通りがかりの人に尋ねるしかなく、
足を止めて時間を教えてあげることは「人間同士の最低限の礼儀」の象徴でした。

それを「与えない(not give)」ということは、
最低限の礼儀すら払う価値がないと思っている——という強い拒絶を表すようになったのです。

誰もがスマホで時間を確認できる現代でも、当時の生活様式や対人感覚が言葉の中に息づいているのは、
英語という言語の奥深い魅力ですね。

まとめ|心の距離感を表現する便利なフレーズ

今回は相手を全く意に介さない様子を表す「give someone the time of day」をご紹介しました。

日常のちょっとした無視から、埋められないヒエラルキーの壁まで、
人間関係のリアルな温度感を表現できるのがこのフレーズの魅力です。

海外ドラマのセリフには、こうした人間味あふれる表現がたくさん隠れています。
ぜひご自身のペースで、少しずつ表現の幅を広げてみてくださいね。

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