「Do you trust me?」に「No.」と返されても計画に誘い込む、二択で決断を迫る言い方|『ホワイトカラー』S02E03で学ぶ英会話

『White Collar』コラム: 「Do you trust me?」に「No.」と返されても計画に誘い込む、二択で決断を迫る言い方|『ホワイトカラー』S02E03で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『ホワイトカラー』シーズン2 第3話から、ニールがアレックスを自分の計画に誘い込む場面を取り上げます。「信じてる?」という問いに「いいえ」と返されても、ニールは話を止めません。渋る相手から「乗る」の一言を引き出すまでの流れに、交渉に使える英語がそろっています。

お礼と文句の応酬から二択の問いかけまで、会話の順番に沿って見ていきます。

目次

「backing me up」と「I’m out 200 bucks」、お礼と文句の応酬

アレックスが学生のエリックとカードの賭けをした直後、ニールはまずアレックスにお礼を言います。

Neal: Thank you for backing me up in there.
(さっきは話を合わせてくれてありがとう。)
Alex: Mozzie tells me to come to the bar because you have a plan and now I’m out 200 bucks and you’re dropping my name.
(あなたに計画があるからバーに来いってモジーに言われて来てみたら、200ドル損したうえに、私の名前まで出されてる。)

White Collar Season2 Episode3 (Copycat Caffrey)

back ~ up は「〜を後押しする」「〜の話に合わせて援護する」という句動詞です。Thank you for ~ing の形で、相手がしてくれた行動をそのまま言葉にしてお礼を述べています。in there は直前の賭けの場を指しています。

アレックスの返事は、お礼を受け取らずに文句を一気に並べるものでした。I’m out 200 bucks は「200ドル損している」という意味で、be out + 金額の形は賭けや取引でお金を失ったときの口語表現です。bucks は dollars のくだけた言い方です。

長い一文ですが、and ごとに区切ると「呼ばれて来た」「お金を失った」「名前を出された」という三つの不満に分かれます。and で次々とつなぐ組み立ては、文句を並べるときの型として参考になります。

「Do you trust me?」から「Are you in or are you out?」へ

文句を受けたニールは、計画の中身に入る前に一つの問いを投げかけます。

Neal: Do you trust me?
(僕を信じてる?)
Alex: No. Okay, I assume we’re doing more than baiting frat boys with bar tricks.
(いいえ。まあいいわ、バーの手品で学生たちを釣る以上のことをするんでしょうね。)

White Collar Season2 Episode3 (Copycat Caffrey)

Do you trust me? は、無理のある提案の前置きとしてよく使われる問いです。ところがアレックスの答えは No. の一語でした。それでも彼女は Okay と続け、話を聞く姿勢は崩していません。I assume ~ は「〜なんでしょうね」と相手の意図を推し量って確かめる表現で、「信用はしないが、聞くだけは聞く」という距離感がこの二語の組み合わせから伝わってきます。

ニールは、教授と学生たちの一件が自分の担当事件であり、同時にアレックスの問題の解決策にもなると説明します。

Neal: You know, it’s my current case and the solution to your problem.
(実はね、僕が今担当してる事件で、君の問題の解決策でもあるんだ。)

White Collar Season2 Episode3 (Copycat Caffrey)

A and B の形で「一つのことが二つの役に立つ」と示しているのがポイントです。アレックスが、取引相手のラッセルに売られようとしていると打ち明けると、ニールはFBIにラッセルを連行させて評判を落とさせる案を示します。そこからは短い言葉の応酬です。

Alex: You’re crazy.
(正気じゃないわ。)
Neal: It’ll work.
(うまくいくさ。)
Alex: You’re crazy.
(正気じゃない。)
Neal: Are you in or are you out?
(乗るのか、降りるのか?)
Alex: I’m in.
(乗るわ。)

White Collar Season2 Episode3 (Copycat Caffrey)

同じ You’re crazy. が繰り返されたところで、ニールは説得をやめて Are you in or are you out? と二択を突きつけます。be in は「参加する」、be out は「抜ける」で、どちらかを選ばせることで押し問答を打ち切る問いかけです。

まとめ|不信を受け止めて二択で迫る流れ

お礼の back ~ up、損を表す be out + 金額、推し量る I assume、押し問答を打ち切る Are you in or are you out? を見てきました。No. と返されても話を進める組み立てが見えてきます。

次回も『ホワイトカラー』の駆け引きを観ながら、英語の返し方を味わっていきましょう。

この回の英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。

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