海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
『フレンズ』シーズン1第24話では、モニカとレイチェルの部屋で、レイチェルの誕生日を祝うバーベキューの準備が進みます。買い出しの品を確かめる会話や、ハンバーガーの好みを聞く一言に、アメリカの集まりの食卓がのぞきます。
場面に出てくる料理の名前と、食事やプレゼントの段取りを手がかりに、アメリカのホームバーベキューの文化と英語を見ていきます。
コールスローとバンズ、牛と七面鳥のひき肉をそろえるバーベキューの準備
準備を始めたモニカとフィービーは、そろえた品を一つずつ確かめていきます。
Monica: Okay, we got the coleslaw, we got the buns…
(よし、コールスローはある、バンズもある……)
Phoebe: We’ve got the ground-up flesh of formerly cute cows and turkeys.
(元はかわいかった牛と七面鳥の、ひいたお肉もあるし。)
Friends Season1 Episode24(The One Where Rachel Finds Out)
coleslaw は、細切りにしたキャベツをドレッシングであえたサラダです。アメリカではバーベキューやハンバーガー、フライドチキンの付け合わせとして出されることが多いと言われます。マヨネーズ系の味つけが知られていますが、酢を効かせたものなど、地域や家庭によって作り方はさまざまです。
buns は、ハンバーガーやホットドッグをはさむ丸いパンや細長いパンを指します。hamburger buns と hot dog buns のように、はさむものに合わせて呼び分けることもあります。
フィービーの言い方は、牛と七面鳥のひき肉を生々しく言い換えたものです。ひき肉は英語で ground beef や ground turkey と言い、七面鳥のひき肉で作るパティは turkey burger と呼ばれます。牛肉のハンバーガーと並べて用意されることもあり、集まりによっては好みで選べるよう両方をそろえる場合もあるようです。
we got ~ と We’ve got ~ は、どちらも「〜はある」と手元の品を確かめる言い方です。have got の have を省いた we got はくだけた話し言葉で、買い出しのリストを読み上げるような場面に合います。
「How does everybody like their burgers?」焼き加減と好みを聞く
集まりが始まると、モニカはその場の全員にこう呼びかけます。
Monica: Okay. How does everybody like their burgers?
(よし。みんな、ハンバーガーはどんな感じがいい?)
Friends Season1 Episode24(The One Where Rachel Finds Out)
How do you like your ~? は、「〜をどんなふうにしたいか」という好みを聞く形です。主語を everybody にすると、その場の全員にまとめて尋ねる言い方になります。everybody は単数扱いなので動詞は does、そのあとの代名詞は their で受けています。
ハンバーガーの場合、この質問には焼き加減とトッピングの両方の答えがありえます。焼き加減なら rare(レア)、medium(ミディアム)、well-done(ウェルダン)などで答え、Medium, please. や Well-done for me. のように短く返せます。トッピングなら With cheese, please. や No onions for me. と伝えられます。
ステーキと同じ言葉で焼き加減を聞く習慣がある一方、家庭のバーベキューでは中までしっかり焼いて出すことが多いとも言われ、聞き方や答え方は店や家庭によって異なります。モニカの問いかけのように、焼く前に全員の好みをまとめて聞いておくと、注文を取り違えずに済みます。
「No, no, presents first」食事とプレゼント、遅れて来る招待客
モニカは準備の途中で、ジョーイに伝言を伝えていました。メラニーはジョーイの交際相手です。
Monica: Joey, Melanie called. She’s going to be late.
(ジョーイ、メラニーから電話があったよ。遅れるって。)
Friends Season1 Episode24(The One Where Rachel Finds Out)
She’s going to be late. は「遅れて来る」と、到着の予定を前もって伝える形です。She’s running late.(ちょっと遅れている)や She’ll be here a little later.(少しあとで来る)も、集まりの場で使われることの多い言い方です。人の集まる誕生会では、招待客が時間をずらして到着することも珍しくないと言われます。
モニカがハンバーガーの好みを尋ねたとき、主役のレイチェルはこう返します。
Rachel: No, no, presents first
(だめだめ、プレゼントが先。)
Friends Season1 Episode24(The One Where Rachel Finds Out)
~ first は「〜が先」と順番を示す短い言い方で、Food first, then presents.(先に食事、そのあとでプレゼント)のように入れ替えても使えます。誕生日の集まりで食事とプレゼントのどちらを先にするかに決まりはなく、家庭や集まりによって異なります。この場面では、主役の一言でプレゼントを開ける時間が先になっています。
まとめ|ホームバーベキューの料理と段取りの英語
coleslaw、buns、turkey burger といった料理の言葉と、How does everybody like their burgers?、presents first などの段取りの言葉を見てきました。料理の名前を知っておくと、集まりの場面の会話が追いやすくなるはずです。
バーベキューの準備から始まるこの回を観ながら、料理の言葉にも耳を傾けてみると場面の見え方が広がります。
この集まりで交わされたほかの英語は、同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事で取り上げています。


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