「しばらく連絡がつかない」と伝えて出発前にあいさつし、留守中のことを頼む英語|『フレンズ』S01E24で学ぶ英会話

『FRIENDS』コラム: 「しばらく連絡がつかない」と伝えて出発前にあいさつし、留守中のことを頼む英語|『フレンズ』S01E24で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『フレンズ』シーズン1第24話では、ロスが博物館の仕事で中国へ行くことになり、出発の前に仲間のもとへ顔を出します。留守にする期間を伝え、離れているあいだのことを頼み、あいさつをして出かけていく流れです。

旅行や出張の前に「しばらくいない」「これをお願い」と伝える英語は、日常でも出番があります。ロスの言葉を順に追いながら、出かける側の言い方を整理していきます。

目次

「I’m going to be gone for like a week.」留守の期間と連絡のつかなさを伝える

モニカとレイチェルの部屋で、ロスは I’m going to China. と行き先を告げ、仕事の用件を手短に説明したあと、こう続けます。

Ross: Anyway, I’m going to be gone for like a week. So if you want to reach me, you can’t.
(とにかく、1週間くらい留守にするから。だから俺に連絡したくても、つかないよ。)
Friends Season1 Episode24(The One Where Rachel Finds Out)

be gone は「いなくなる」「留守にしている」という状態を表す言い方です。for like a week の like は「〜くらい」というおおよその目安で、くだけた会話でよく耳にすると言われる用法です。改まった場面なら for about a week や for around a week に置き換えられます。

Anyway は、それまでの説明を切り上げて本題に戻るときの合図です。ロスは用件の説明を途中で切り上げ、Anyway で「留守にする」という要点へ話を移しています。

reach は「(人に)連絡がつく」という意味で、You can reach me at this number.(この番号で連絡がつきます)のように使われます。ロスの if you want to reach me, you can’t は、「連絡したければこうして」と続きそうな形を、「でも、つかない」と言い切って終える組み立てです。

出かける前の連絡では、I’ll be away until Sunday.(日曜まで留守にします)や I won’t have much signal there.(向こうでは電波が入りにくいと思う)のように、期間と連絡の取りやすさをセットで伝えておくと、相手は予定を立てられます。

留守中のことを頼む Could you と every now and then

続けてロスは自分の写真の話を切り出し、モニカにひとつ頼みごとをします。キャロルはロスの元妻で、ベンはロスの息子です。

Ross: Um, here’s a picture of me.
(えっと、これ、俺の写真。)
Phoebe: Let me see.
(見せて。)
Ross: Could you take it to Carol every now and then and show it to Ben so he doesn’t forget me?
(これ、ときどきキャロルのところに持っていって、ベンに見せてくれないかな。俺のこと忘れないように。)
Friends Season1 Episode24(The One Where Rachel Finds Out)

Could you ~? は、相手に何かをお願いするときの丁寧な形です。Can you ~? より少しやわらかく響くため、手間のかかる頼みごとに向いています。

every now and then は「ときどき」「たまに」という頻度の表現です。sometimes と近い意味ですが、「毎日でなくていいから、ときどき」という軽さが加わります。ロスの頼みは、毎日ではなく留守のあいだに何度か、という程度の頻度を伝えています。

文末の so he doesn’t forget me は「彼が俺のことを忘れないように」という目的を表す so (that) ~ の形です。頼みごとに理由を添えると、相手も引き受けやすくなります。たとえば Could you water my plants every now and then so they don’t dry out?(枯れないように、ときどき植物に水をやってもらえる?)のように、留守中の頼みごとにそのまま応用できます。

ここでは写真を見たがったのはフィービーで、頼みの相手はモニカです。頼みごとは、モニカに向けた言葉になっています。

「I wanted to wish her a happy birthday before I left.」出発前のあいさつと託しごと

頼みごとのあと、ロスはこう尋ねます。

Ross: Hey, is Rachel here? I wanted to wish her a happy birthday before I left.
(なあ、レイチェルいる? 出発する前に、誕生日おめでとうって言いたかったんだ。)
Friends Season1 Episode24(The One Where Rachel Finds Out)

wish someone a happy birthday は「〜に誕生日おめでとうと言う」という決まった組み合わせです。I wanted to ~ before I left. は、「出発する前に〜したかった」と、まだ果たせていない用件を伝える形になっています。過去形の wanted を使うことで、「本当はそのつもりで来た」という含みが出ます。

レイチェルは出かけていて、その場にはいません。ロスはそのあとバルコニーにいるチャンドラーとジョーイのところへ行き、レイチェルへの贈り物をチャンドラーに託します。

Ross: All right. Just… just give her this, okay?
(わかった。じゃあ……これ、彼女に渡しといてくれる?)
Joey: We’re just looking out for you. We want you to be happy.
(俺たち、お前のことを考えて言ってるんだよ。お前には幸せになってほしいんだ。)
Friends Season1 Episode24(The One Where Rachel Finds Out)

give her this は、本人に直接渡せないものを人に託すときのシンプルな言い方です。最後の okay? で「頼んだよ」と念を押しています。

ジョーイの look out for ~ は「〜のことを気にかける」「〜の味方でいる」という意味の句動詞です。look out(気をつけて)とは使い方が異なり、後ろに for + 人 が続くと、その人のためを思って行動するという意味になります。

まとめ|出かける前に伝えること、頼むこと

be gone for ~ と reach で留守の期間と連絡の取りにくさを伝え、Could you ~ every now and then で留守中の頼みごとをし、I wanted to ~ before I left. と give her this で出発前の用件を伝えるロスの言葉を見てきました。

出発前の短いやりとりにも、伝えたいことを順に並べる英語の型が見えてきます。

このエピソードの英語表現は、ほかのコラムやフレーズ記事でも別の場面から扱っています。

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