「第一志望」「滑り止め」「受かった」を伝える、出願と合否の英語|『フレンズ』S01E21で学ぶ英会話

『FRIENDS』コラム: 「第一志望」「滑り止め」「受かった」を伝える、出願と合否の英語|『フレンズ』S01E21で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『フレンズ』シーズン1第21話で、ロスは飼っている猿のマルセルを手放し、動物園に引き取ってもらうことになります。いくつもの受け入れ先に申し込むなかで、ロスは学校選びを思わせることばを使って、仲間に近況を伝えます。

申し込み先の希望、思わしくない結果、そしてうれしい知らせ。出願から合否までを伝える英語を、ロスの3つの場面から順に見ていきます。

目次

「our first choice」と「that’s a possibility」で申し込み先を語る

カフェのセントラルパークで、ロスはチャンドラーとジョーイに、受け入れ先の当てについてこう話します。

Ross: We’re applying to a lot of them. Naturally, our first choice would be one of the bigger state zoos–
(あちこちに申し込んでるんだ。当然、第一志望は大きな州立の動物園だな。)
Ross: You know, like San Diego. Oh… right?
(ほら、サンディエゴとかさ。な?)
Ross: But that may be just a pipe dream because, you know, he’s out of state.
(でも、それは夢のまた夢かもしれない。ほら、こいつは州の外だからさ。)
Ross: Uh, my vet knows someone at Miami so that’s a possibility.
(あと、獣医がマイアミに知り合いがいるから、そこは見込みがある。)
Friends Season1 Episode21(The One with the Fake Monica)

apply to ~ は「〜に申し込む」「〜に出願する」で、We’re applying to a lot of them. は進行形で「いま何か所にも申し込んでいるところ」と伝えています。first choice は「第一の選択」、つまり第一志望です。学校や仕事の希望順を言うときにも使われることの多い組み合わせです。

a pipe dream は「実現しそうにない夢」という意味の名詞で、望みはあるが難しいと自分で認めるときに出てきます。ロスはその理由を out of state(州の外)と説明しています。州外から申し込む立場であることを、不利な点として挙げている流れです。

最後の that’s a possibility は「それは可能性がある」で、第一志望ほどではないが現実的な候補を示す言い方になっています。

身近な場面なら、My first choice is the state university, but that may be a pipe dream.(第一志望は州立大学だけど、夢のまた夢かもしれない)のように言えます。

「We didn’t get into ~」と「safety zoo」で結果を伝える

場面はモニカとレイチェルの部屋に移り、ロスはマルセルに結果を告げてから、集まった仲間に向けて言葉を続けます。

Ross: We didn’t get into Scranton.
(スクラントンには入れなかった。)
Ross: That was, like, our safety zoo.
(あそこは、いわば俺たちの滑り止めだったんだ。)
Ross: They take, like, dogs and cows.
(犬とか牛とかでも受け入れるところなんだぞ。)
Ross: See? I don’t know who this is harder on– me or him.
(ほらな。これがきついのは俺なのか、こいつなのか。)
Friends Season1 Episode21(The One with the Fake Monica)

get into ~ は「〜に入る」で、学校や団体などに受け入れてもらえたかを言うときに使われます。We didn’t get into Scranton. は「スクラントンには受からなかった」という報告です。

safety zoo は、英語で合格の見込みが高い出願先を safety school と呼ぶことがあり、その言い方に zoo を重ねたものと読めます。続く They take, like, dogs and cows. の take は「受け入れる」で、「犬や牛でも受け入れるところなのに」と、そこに落ちた意外さを伝えています。

be hard on ~ は「〜にとってつらい」です。I don’t know who this is harder on– me or him. は、「つらいのは自分なのか、マルセルなのか」と比べてみせる言い方になっています。like を何度もはさむのは、言葉を選びながら話すときに見られることのある使い方です。

身近な場面なら、I didn’t get into my first choice, but my safety school accepted me.(第一志望には入れなかったけど、滑り止めには受かった)のように使えます。

「He’s in!」で受かったことを知らせる

カフェのセントラルパークにいるロスのもとへ、チャンドラーとジョーイがマルセルを連れて駆け込んできます。二人がサンディエゴに入れたと伝えると、やりとりはこう続きます。

Chandler: He’s in!
(受かったぞ!)
Ross: Ah, did you hear that, Marcel? Oh! San Diego! San Diego!
(聞いたか、マルセル? サンディエゴだ! サンディエゴだぞ!)
Friends Season1 Episode21(The One with the Fake Monica)

He’s in! は be in で「受け入れが決まった」「仲間に入れた」という状態を短く伝える言い方です。合格の知らせや、チームへの加入が決まったときにも使われます。主語を変えて I’m in! と言えば、自分のことを伝える形になります。

最初の場面でロスが a pipe dream と呼んでいたサンディエゴが、ここで実際の行き先になっています。第一志望の話から始まった流れが、一つの知らせで締めくくられる並びです。ロスはそれを聞くと、マルセルに did you hear that? と呼びかけています。get into と be in の違いを整理すると、次のようになります。

表現 意味 焦点
apply to ~ 〜に申し込む 出願という行動
get into ~ 〜に入る・受かる 結果に至る動き
didn’t get into ~ 〜に入れなかった 不合格の報告
be in 受かっている・入れた 決まった状態

受かったことをもう少し詳しく伝えるなら、I got into my first choice!(第一志望に受かった!)のように get into を使うと、どこに受かったのかまで一文で言えます。

まとめ|申し込みから「He’s in!」まで

apply to と first choice で希望を語り、didn’t get into と safety で結果を伝え、He’s in! で知らせを届ける流れを見てきました。出願や合否の話を、短い英語で順に言い分けられるようになります。

マルセルの行き先をめぐるロスのことばを追いながら、『フレンズ』の会話をこれからも味わっていきましょう。

このエピソードの英語表現は、ほかのコラムやフレーズ記事でも取り上げています。

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