「何て言えばいいかわからない」と言われたら、英語で何と返す?見送りの場で言葉を探す英語|『フレンズ』S01E21で学ぶ英会話

『FRIENDS』コラム: 「何て言えばいいかわからない」と言われたら、英語で何と返す?見送りの場で言葉を探す英語|『フレンズ』S01E21で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『フレンズ』シーズン1第21話の終わり近く、サンディエゴへ旅立つマルセルを、モニカ以外の仲間が空港で見送ります。一人ずつ別れの言葉をかけていきますが、すんなり言葉が出てくる人ばかりではありません。

見送りの場では、何を言えばいいか迷うこともあります。言葉に詰まった相手への返し、贈り物の渡し方、改まった別れの切り出し方を、順に見ていきます。

目次

「I don’t know what to say」と言葉に詰まった相手に返す

フィービーの good-bye, little monkey guy、チャンドラーの bye, champ と、仲間が順に声をかけたあと、ジョーイの番が来ます。

Joey: I don’t know what to say, Ross. It’s a monkey.
(何て言えばいいかわかんないよ、ロス。猿だぜ。)
Ross: Say what you feel, Joey.
(思ったことを言えばいいんだよ、ジョーイ。)
Joey: Marcel, I’m hungry.
(マルセル、俺、腹へった。)
Ross: That was good.
(よかったよ。)
Friends Season1 Episode21(The One with the Fake Monica)

I don’t know what to say. は「何と言えばいいかわからない」で、改まった場面で言葉に詰まったときに使われることの多い切り出しです。ジョーイは It’s a monkey. と短く理由を添えていて、相手が猿だから何を言えばいいのか、という言い分になっています。

ロスの Say what you feel. は命令文の形で「感じたことをそのまま言えばいい」と促す返しです。what you feel は「あなたが感じていること」で、言葉を整えなくていい、という含みが読み取れます。

その促しに対してジョーイが口にしたのは、マルセルへの「腹へった」という一言でした。ロスの That was good. はそれを受け止める返しで、ずれた言葉でもそのまま受け取っている並びになっています。

身近な場面なら、You don’t have to make a speech. Just say what you feel.(スピーチなんていらないよ。思ったことを言えばいい)のように使えます。

「This is for you.」で、言葉を探しながら贈り物を渡す

続いてレイチェルが、マルセルに贈り物を差し出します。

Rachel: Marcel, this is for you.
(マルセル、これ、あなたに。)
Rachel: It’s, uh…
(これはね、えっと…)
Rachel: Just, you know, something to, uh… do on the plane.
(ほら、ただの…飛行機の中で何かするためのものよ。)
Friends Season1 Episode21(The One with the Fake Monica)

This is for you. は「これ、あなたに」と贈り物を渡すときの基本の一言です。手渡すときに名前を先に呼ぶと、誰に向けた贈り物なのかがはっきりします。

その後の It’s, uh… と Just, you know, something to ~ には、どう説明しようか言葉を探している様子が台詞の形にそのまま出ています。just は「ただの」「ちょっとした」で、贈り物の大きさを控えめに言うときに添えられることがあります。something to do on the plane は「飛行機の中ですること」で、something to + 動詞の形で「〜するためのもの」を表します。

uh や you know は、次の言葉を探すあいだのつなぎとして会話に出てくることの多い語です。ここでは贈り物を差し出す言葉の途中に、こうしたつなぎが並んでいます。

身近な場面なら、This is for you. It’s just something to read on the train.(これ、どうぞ。電車で読むちょっとしたものだよ)のように言えます。

「I’d like to take a moment」と「This is it.」で別れを切り出す

最後に、ロスが仲間に頼みごとをしてから、マルセルに語りかけます。

Ross: If you guys don’t mind, I’d like to take a moment–
(みんな、もしよければ、少し時間をもらいたいんだ。)
Ross: Just me and him.
(俺とこいつ、二人だけで。)
Ross: Marcel, come here, come here.
(マルセル、おいで、おいで。)
Ross: Well, buddy… this is it.
(さあ、相棒…いよいよだな。)
Ross: There’s just a couple of things I wanted to say.
(言っておきたいことが、いくつかあってさ。)
Ross: I’m really going to miss you
(お前がいなくて本当に寂しくなるよ。)
Ross: and I’m never going to forget about you.
(それに、お前のことは絶対に忘れない。)
Ross: You’ve been more than just a pet to me.
(お前は俺にとって、ただのペット以上の存在だった。)
Friends Season1 Episode21(The One with the Fake Monica)

If you guys don’t mind, I’d like to ~ は「もしよければ〜したい」と、周りに配慮しながら頼む形です。take a moment は「少し時間をとる」で、Just me and him. と続けて、二人きりにしてほしいと伝えています。

This is it. は「いよいよだ」「これで最後だ」と、待っていた時や区切りの瞬間が来たことを告げる言い方です。buddy は親しい相手への呼びかけで、チャンドラーの champ と同じく、別れの場で相手を呼ぶ言葉として使われています。

There’s just a couple of things I wanted to say. は、本題の前に「言いたいことがいくつかある」と前置きする形です。wanted と過去形にすると、控えめな響きになることがあります。最後の more than just a ~ to me は「自分にとってただの〜以上だった」と、相手の存在の大きさを伝える型です。このあとのロスの言葉は、最後まで言い切られずに途切れます。

まとめ|言葉を探しながらでも別れは伝えられる

I don’t know what to say への Say what you feel、贈り物を渡す This is for you、別れを切り出す I’d like to take a moment と This is it を見てきました。言葉に詰まった場面でも、短い型があれば気持ちを伝えやすくなります。

空港でマルセルを見送る仲間たちの姿を観ながら、『フレンズ』の英語をこれからも楽しんでいきましょう。

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