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『フレンズ』シーズン2第9話では、パーティーの準備中に、モニカとレイチェルの部屋の暖房のつまみが取れてしまいます。部屋はもともと暑く、ロスが暖房を弱めようとしてつまみを外してしまったため、レイチェルは建物の管理人に電話をかけます。
住まいの設備が壊れたときは、何が起きたかを伝え、いつ直してもらえるかを相談する英語が必要になります。壊れた瞬間から修理の依頼、その後の一言までを順に見ていきます。
「It won’t go back」で、壊れた状態を伝える
パーティーの準備をしている部屋で、レイチェルが暑いと言い出し、モニカはロスに Could you turn the heat down, please?(暖房を弱めてくれる?)と頼みます。ロスがラジエーターのつまみを回していると、つまみが外れてしまいます。
Ross: Okay, this way is on, so this is…
(よし、こっちがオンだから、こっちが……)
Rachel: Did you just break the radiator?
(今、ラジエーター壊した?)
Ross: No, I was turning the knob and, and…
(いや、つまみを回してたら、それで……)
Ross: Here it is.
(ほら、これ。)
Monica: Well, put it back.
(じゃあ、戻してよ。)
Ross: It, uh… it won’t go back.
(それが、その……戻らないんだ。)
Rachel: Oh… I’ll call the super.
(もう……管理人さんに電話する。)
Friends Season2 Episode9(The One with Phoebe’s Dad)
turn the heat down は「暖房を弱める」で、反対に強めるときは turn the heat up と言います。heat はここでは暖房そのものを指しています。
Did you just ~? は「今〜した?」と、目の前で起きたことを確かめる聞き方です。put it back は「元に戻す」、It won’t go back. は「どうしても戻らない」という意味で、won’t は人の意志だけでなく、物が言うことを聞かない状態にも使われます。ドアが開かない、ふたが閉まらないといった場面でも、It won’t open. や It won’t close. の形で応用できます。
レイチェルの I’ll call the super. の super は、建物の管理を任されている人を指す呼び方で、superintendent を縮めた語です。集合住宅の管理の仕組みは建物によって異なりますが、劇中では修理の相談をする相手として登場しています。
「Do you think we could have a new one by ~?」で、期限を相談する
レイチェルは管理人のトリーガーさんに電話をかけ、事情を説明します。
Rachel: Hi, Mr. Treeger. Hi, it’s Rachel Green from upstairs.
(もしもし、トリーガーさん。どうも、上の階のレイチェル・グリーンです。)
Rachel: Yes, somebody broke our knob on the radiator and it’s really hot in here.
(ええ、誰かがうちのラジエーターのつまみを壊しちゃって、部屋がすごく暑いんです。)
Rachel: Yes, it’s hot enough to bake cookies.
(はい、クッキーが焼けるくらいです。)
Rachel: Well, do you think we could have a new one by 6:00?
(それで、6時までに新しいのにしてもらえますか?)
Rachel: What? No, no. Tuesday? We can’t wait until Tuesday. We’re having a party tonight.
(えっ?いえいえ。火曜?火曜までなんて待てません。今夜パーティーなんです。)
Friends Season2 Episode9(The One with Phoebe’s Dad)
電話の最初の it’s ~ from upstairs は、「上の階の〜です」と、相手に分かる手がかりを添えて名乗る形です。電話では I’m ではなく It’s を使って名乗るのが一般的とされています。
用件の somebody broke our ~ は、何が壊れたかをはっきり伝えつつ、誰が壊したかには触れない言い方になっています。続く it’s really hot in here で、困っている状況も一緒に伝えています。
Do you think we could ~? は、Can we ~? よりも控えめに頼む形で、by 6:00 のように by を付けると「〜までに」という期限になります。相手の返事を受けた We can’t wait until Tuesday. は、提示された日程では間に合わないと伝える一言です。
その後、部屋が暑いままパーティーが始まります。ロスはパーティーに来たトリーガーさんに心付けを渡したあと、もう一度頼んでみます。
Ross: All right? Oh, hey. Do you think there’s a chance you can fix that radiator now?
(な?あ、そうだ。今からあのラジエーターを直してもらえる見込みってあるかな?)
Friends Season2 Episode9(The One with Phoebe’s Dad)
Is there a chance ~? は「〜の見込みはある?」と、可能性を尋ねる形で頼む言い方です。Do you think を前に置くことで、さらに控えめな頼み方になります。この頼みも、結局は断られます。
「I hope that’s all right」で、自分でしたことを伝える
パーティーのあと、部屋に入ってきたジョーイは、暖房を弱めようと申し出ます。
Joey: Hey, you mind if I turn the heat down?
(なあ、暖房を弱めてもいいか?)
Monica: Hey, we could’ve used that kind of thinking earlier.
(ちょっと、その発想、もっと早く欲しかったんだけど。)
Friends Season2 Episode9(The One with Phoebe’s Dad)
You mind if I ~? は Do you mind if I ~? を縮めた形で、「〜してもいい?」と許可を求める聞き方です。モニカの We could’ve used ~ earlier. は「もっと早く〜があればよかった」という意味で、ここでは今さらの申し出に軽い皮肉を込めた返しになっています。
そのあと、ジョーイはモニカにこう報告します。
Joey: Hey, Monica, the knob was broken so I just turned it off from underneath. I hope that’s all right.
(なあモニカ、つまみが壊れてたから、下から止めといたよ。それでよかったらいいんだけど。)
Friends Season2 Episode9(The One with Phoebe’s Dad)
turn it off は「止める・切る」で、from underneath は「下側から」です。I hope that’s all right. は、相手に断らずにしたことを報告するときに添える「それで問題なければいいけど」という一言です。修理を待っていた暖房の件が、思わぬ形で片づく流れになっています。
まとめ|壊れた・直してほしいを英語で
It won’t go back で壊れた状態を伝え、I’ll call the super で連絡先を決め、Do you think we could have a new one by ~? で期限を相談する流れを見てきました。I hope that’s all right まで押さえると、住まいのトラブルの会話がひと通りつながります。
暑い部屋のパーティーの場面を思い出しながら、次回も『フレンズ』の英語を一緒に味わっていきましょう。
管理人が登場する別の場面は、同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事でも扱っています。


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