アメリカのルームメイト暮らしと一人暮らしの文化と英語|『フレンズ』S02E16で学ぶ英会話

『FRIENDS』コラム: アメリカのルームメイト暮らしと一人暮らしの文化と英語|『フレンズ』S02E16で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『フレンズ』シーズン2第16話では、チャンドラーとルームメイトとして暮らすジョーイが、仕事仲間から「この部屋に住まないか」と持ちかけられます。一人暮らしをしたことがないジョーイは、その話を考え始めます。

大人同士が部屋をシェアして暮らすのは、海外ドラマで目にすることの多い光景です。住まいの条件、ルームメイトと一人暮らし、空く部屋の使い道という3つの場面から、暮らし方の文化と英語を見ていきます。

目次

「I’m moving to a bigger place.」部屋を譲る話と住まいの条件

ジョーイとチャンドラーは、ジョーイの仕事仲間である共演者の部屋に招かれます。ブランチの席で、二人が部屋をほめていると、共演者がこう切り出します。

Joey’s Co-Star: Thanks. You want it?
(どうも。ここ、欲しいか?)
Joey’s Co-Star: I’m moving to a bigger place. You should take this one.
(俺はもっと広い所に移るんだ。ここに住むといいよ。)
Joey: Yeah. Can you see me in a place like this?
(ああ。俺がこんな部屋に住んでるところ、想像できるか?)
Joey’s Co-Star: Why not? You hate park views and high ceilings? I’ll show you the kitchen.
(いいじゃないか。公園の眺めと高い天井が嫌いなのか?キッチンを見せるよ。)
Friends Season2 Episode16(The One Where Joey Moves Out)

ここで何度も出てくる place は、話し言葉で「住まい」「部屋」を指すときに使われることの多い語です。a bigger place は「もっと広い住まい」、a place like this は「こういう部屋」という意味になります。apartment と言うよりもくだけた響きで、家・部屋の種類を問わずに使えることが多い語です。

共演者の You should take this one. の take は、ここでは「(部屋を)借りる・選ぶ」という意味です。部屋を見て決めるときの I’ll take it.(ここにします)のように、買い物や部屋選びで「これにする」と伝える場面でも使われることがあります。

共演者が挙げた park views(公園の見える眺め)と high ceilings(高い天井)は、部屋の魅力を伝えるときに挙がる条件の例です。部屋探しの場面では、こうした眺めや広さ、天井の高さなどが話題になることが多いと言われます。

ジョーイの Can you see me in ~? は「〜にいる自分が想像できる?」という問いで、see が「目で見る」ではなく「思い描く」の意味で使われています。

「I don’t need a roommate anymore.」ルームメイトと一人暮らし

部屋に戻ったジョーイは、最初は興味がないと言い張ります。

Joey: Why would I want another apartment? I’ve already got an apartment that I love.
(なんで別の部屋なんか欲しがるんだよ。もう気に入ってる部屋があるのに。)
Friends Season2 Episode16(The One Where Joey Moves Out)

チャンドラーに重ねて言われると、ジョーイは考えていることを認め、理由を話します。

Joey: All right, you want the truth?
(分かったよ、本当のこと聞きたいか?)
Joey: I’m thinking about it.
(考えてるんだ。)
Joey: I’m sorry. I’m 28 years old. I’ve never lived alone
(悪いな。俺は28歳で、一人暮らしをしたことがない)
Joey: And I’m finally at a place where I’ve got enough money
(それに、やっと金に余裕ができたところなんだ)
Joey: That I don’t need a roommate anymore.
(もうルームメイトがいなくてもいいくらいのな。)
Chandler: Whoa, whoa, whoa. I don’t need a roommate either. I can afford to live here by myself.
(おいおいおい。俺だってルームメイトなんか要らないね。ここに一人で住む余裕くらいある。)
Friends Season2 Episode16(The One Where Joey Moves Out)

roommate は、同じ部屋や家を借りて一緒に暮らす相手のことです。ニューヨークのように家賃が高いとされる都市では、大人になってからもルームメイトと住まいを分け合う人が少なくないと言われます。ただ、暮らし方は都市や人によって異なります。イギリス英語では、同じ住まいを分け合う相手を flatmate や housemate と呼ぶことが多いとされます。

live alone と live by myself は、どちらも「一人で暮らす」を表す言い方です。ジョーイの I’ve never lived alone は現在完了形で、これまで一度も一人暮らしをしたことがないことを表しています。

afford to ~ は「〜するだけの(お金の)余裕がある」で、I can afford to live here by myself. は「ここに一人で住める」と、家計の面から言い返す形になっています。なお、ジョーイの at a place where ~ の place は住まいではなく、「〜という段階・状況」を指す使い方です。

「turn your bedroom into a game room」空く部屋と共同の物

後の場面で引っ越しが本当に決まると、チャンドラーは空く部屋の話を始めます。

Chandler: I’ll just turn your bedroom into a game room or something. Put the foosball table in there.
(お前の寝室は遊び部屋か何かにするよ。フーズボール台をそこに置いてさ。)
Joey: Whoa. Why do you get to keep the table?
(おい。なんでお前が台をもらうことになってるんだ?)
Chandler: I did pay for half of it.
(半分は俺が払ったんだぞ。)
Joey: Yeah, and, uh… I paid for the other half.
(ああ、それで、えっと……残りの半分は俺が払った。)
Chandler: All right, I’ll tell you what. I’ll play you for it.
(よし、こうしよう。勝負で決めようぜ。)
Friends Season2 Episode16(The One Where Joey Moves Out)

turn A into B は「AをBに変える」という言い方です。ルームメイトが出ていくと部屋が一つ空き、その使い道が話題になります。game room は、ゲームや遊び道具を置く部屋を指す語です。空いた部屋を書斎や客間にする、といった話も、同じ turn A into B の形で言い表せます。

一緒に暮らしていると、お金を出し合って買った物も出てきます。pay for half of it と the other half の言い合いは、二人で半分ずつ払った物をどちらが持つかでもめる場面で、チャンドラーの I’ll play you for it. は「それを賭けて勝負しよう」という意味です。二人は台を賭けて勝負し、勝ったのはジョーイでした。

引っ越しの日には、仲間たちが荷造りを手伝い、ロスが荷物を下のトラックへ運ぼうと声をかけます。move out(出ていく)は、ジョーイ自身が引っ越しを伝える場面でも使っている語です。

まとめ|住まいの言葉から見える暮らし方

roommate、live alone、afford to ~、a bigger place、turn A into B など、住まいと暮らし方にまつわる英語を見てきました。ルームメイトとの暮らしから一人暮らしへ移るときの会話が、具体的な言葉で見えてきます。

荷造りの場面や二人の言い合いを思い出しながら、次回も『フレンズ』と一緒に英語を学んでいきましょう。

このエピソードの別の場面の英語は、同じ回のほかのコラムやフレーズ記事でも扱っています。

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