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『フレンズ』シーズン2第22話では、モニカとレイチェルの部屋でレイチェルの誕生日パーティーの準備が進むなか、レイチェルの父親と母親が別々にやって来ます。モニカたちは、到着した客の上着を預かり、帰る客を見送ります。
家に人を招くと、出迎えと見送りには決まったやりとりがいくつもあります。上着を預かる一言から、「そろそろ帰る」と言われたときの返し方まで、場面の順に見ていきます。
「I’ll take that for you」で上着を預かる
準備中の部屋に、まずレイチェルの父親が訪ねてきます。続いて母親もドアをノックし、ジョーイは父親をこう誘って寝室へ向かいます。
Joey: Uh, hey, Dr. Green, why don’t you come with me. We’ll put your jacket on Rachel’s bed.
(あー、ねえ、グリーン先生、俺と一緒に来なよ。上着はレイチェルのベッドに置こうぜ。)
Mr. Greene: All right. That sounds like a two-person job.
(いいだろう。二人がかりの仕事みたいだな。)
Friends Season2 Episode22(The One With the Two Parties)
冒頭の Uh, hey, は、相手の注意を自分に向けるための前置きです。why don’t you come with me は、「一緒に来たら?」と相手を誘うときの決まった型です。続く We’ll put your jacket on ~. は、上着をどこに置くかを示して案内する形になっています。父親の That sounds like a two-person job. は「二人がかりの仕事みたいだな」という返しで、上着を置くだけなのに二人で行くことを、冗談めかして言う返しです。
二人が寝室に入ったあと、モニカは、レイチェルと間違えたと言って母親に謝ります。母親は上着のことをこう尋ねます。
Mrs. Greene: Oh, I missed you kids.
(まあ、みんなに会いたかったのよ。)
Mrs. Greene: Well, should I put my coat in the bedroom?
(それで、コートは寝室に置けばいいのかしら?)
Chandler: No!
(だめ!)
Chandler: No, I’ll take that for you.
(いや、俺が預かるよ。)
Mrs. Greene: Oh, well, thank you. Such a gentleman.
(あら、ありがとう。なんて紳士なの。)
Mrs. Greene: It all looks so nice. So festive, all the balloons.
(どれもすごく素敵ね。とっても華やか、風船も。)
Friends Season2 Episode22(The One With the Two Parties)
Should I put my coat in ~? は、客の側から上着の置き場所を尋ねる言い方です。チャンドラーが No! と止めているのは、その寝室に父親とジョーイがいるためです。
続く I’ll take that for you. は「それ、預かるよ」と申し出る一言で、that は母親のコートを指しています。for you を付けることで、相手のためにしてあげる申し出であることがはっきりします。上着や荷物を受け取るときに、そのまま使えます。
母親の返しにも、使える言い方が並んでいます。Such a gentleman. は、気づかいを受けたときに相手をほめて、お礼に代える一言です。It all looks so nice. So festive. は、部屋の飾り付けを見て「どれも素敵」「華やか」とほめる言葉で、招かれた側があいさつ代わりに口にすることの多い感想と言えます。
「Thanks for coming」と「I’m going to hit the road」で見送る
パーティーの終わり、モニカの部屋では、モニカが残ったゲストを見送っています。レイチェルの母親も、モニカに帰りのあいさつをします。
Monica: Hey, thanks for coming. I hope you guys had fun.
(ねえ、来てくれてありがとう。楽しんでもらえたならいいんだけど。)
Mrs. Greene: All right, Monica, dear, I’m going to hit the road. Now, I’ve left my ten verbs on the table.
(さて、モニカ、私はそろそろ失礼するわね。それと、私の10個の動詞はテーブルに置いてきたから。)
Mrs. Greene: You be sure and send me that finished poem.
(仕上がった詩、必ず送ってちょうだいね。)
Monica: Okay. Will do. I’m so glad you came.
(うん。そうする。来てくれて本当に嬉しかった。)
Mrs. Greene: I think I saw Rachel out in the hall?
(廊下にレイチェルがいたみたいだけど?)
Monica: Your mom wants to say good-bye.
(お母さんが、さよならを言いたいって。)
Friends Season2 Episode22(The One With the Two Parties)
モニカの Thanks for coming. I hope you guys had fun. は、帰る客にかける見送りの言葉として使われることの多い組み合わせです。you guys は複数の相手への呼びかけで、残っていたゲスト全員に向けて、お礼のあとに「楽しんでもらえたなら」と添えています。
母親はモニカの名前に dear を付け、親しみを込めた呼びかけで話し始めます。続く I’m going to hit the road. は、直訳すると「道を打つ」ですが、「そろそろ出発する」「帰る」という意味のくだけた言い方です。帰ると切り出したあと、Now, で話題を変えて、テーブルに置いてきたものの話に移っています。
You be sure and ~. は、命令文の頭に you を置いて念を押す形です。be sure and は be sure to のくだけた形とされ、「忘れずに〜してね」という意味で使われています。
これを受けたモニカの Will do. は、I will do it を短くした返事で、「了解」「そうする」と頼みを引き受けるときの一言です。続けて I’m so glad you came. と、来てくれたことへのお礼を重ねています。「そろそろ帰る」と言われたときは、このように引き受けの一言とお礼を組み合わせると、やりとりを気持ちよく締めくくりやすくなります。
最後の ~ wants to say good-bye. は、帰る人のあいさつを本人に取り次ぐときに使えます。
| 場面 | 迎える側・見送る側 | 客の側 |
|---|---|---|
| 到着 | I’ll take that for you. | Should I put my coat in ~? |
| 到着 | We’ll put your jacket on ~. | It all looks so nice. |
| 帰り際 | Thanks for coming. / I’m so glad you came. | I’m going to hit the road. |
| 帰り際 | Will do. | You be sure and ~. |
まとめ|出迎えと見送りの決まったやりとり
到着した客の上着を預かる I’ll take that for you、帰り際の Thanks for coming と I’m going to hit the road、それに返す Will do と I’m so glad you came を見てきました。迎える側と客の側の言葉を組で覚えると、家に人を招く場面で迷いにくくなります。
二つの部屋を行き来するパーティーの場面を思い出しながら、次回も『フレンズ』と一緒に英語を学んでいきましょう。
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