仕事の電話で発注の食い違いを確かめ、責任者につないでもらう英語|『フレンズ』S03E15で学ぶ英会話

『FRIENDS』コラム: 仕事の電話で発注の食い違いを確かめ、責任者につないでもらう英語|『フレンズ』S03E15で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『フレンズ』シーズン3第15話では、レイチェルが職場で、同僚のソフィーと一緒に発注のトラブルに対応します。電話で状況を説明し、相手に責任者を頼み、手元の書類と番号を照らし合わせる場面が続きます。

仕事の電話では、短い言い回しで用件を前に進める必要があります。トラブルの説明、責任者への取り次ぎ、確認と話の戻し方を、レイチェルの台詞から順に見ていきます。

目次

「I’ve got to get this order in」トラブルと見通しを伝える

職場にいるレイチェルに、ロスから電話がかかってきます。この日は二人の記念日です。レイチェルは状況をこう説明します。

Rachel: There was a disaster in shipping and I’ve got to get this order in. I’m so sorry but it looks like I’ll be here all night.
(配送でとんでもないトラブルがあって、この注文を通さなきゃいけないの。本当にごめん、でも一晩中ここにいることになりそう。)
Friends Season3 Episode15(The One Where Ross and Rachel Take a Break)

There was a disaster in ~ は「〜で大変なことが起きた」と、トラブルの起きた部署や工程を示します。disaster は「災害」のほか、くだけた会話では「大失敗」「ひどい事態」の意味でも使われます。ここでは shipping(配送・出荷)で問題が起きたことを伝えています。

I’ve got to ~ は have to と同じく「〜しなければならない」です。get ~ in は「〜を(期限内に)入れる・提出する」で、get this order in は「この注文を通す」という意味になります。何が起きたかと、今から何をしなければならないかを、and でひと続きに伝えている組み立てです。

最後の It looks like I’ll be here all night. は、「一晩中ここにいることになりそう」と見通しを伝える言い方です。it looks like ~ を付けることで、まだ確定ではない予想として話しています。謝罪の I’m so sorry but を前に置いているので、相手の予定に響く知らせを切り出す形にもなっています。

「Could I please speak to your supervisor?」責任者を頼み、承認者を問う

場面がレイチェルの職場に移ります。レイチェルは同僚のソフィーと一緒にトラブルの対応をしていて、電話の相手に発注書の内容を伝えたあと、こう言います。

Rachel: Could I please speak to your supervisor? Thank you. We’re holding.
(責任者の方と話せますか? ありがとう。保留で待ってるところ。)
Friends Season3 Episode15(The One Where Ross and Rachel Take a Break)

Could I please speak to ~? は、電話で別の人に代わってもらうときのていねいな頼み方です。Can I ~? でも意味は通じますが、Could と please を重ねることで、相手に強く求める場面でも言葉づかいは保たれます。supervisor は「監督者」「上の立場の担当者」を指します。Thank you. は相手の返事を聞いたあとのお礼で、We’re holding. はソフィーに向けて「保留で待っている」と伝える一言です。hold は電話では「切らずに待つ」の意味で使われます。

電話はその後も続きます。

Rachel: Who approved that order? Well, there is no Mark Robinson in this office. Get me Mark on the phone.
(あの注文、誰が承認したの? あのね、うちのオフィスにマーク・ロビンソンなんて人はいないの。マークに電話をつないで。)
Friends Season3 Episode15(The One Where Ross and Rachel Take a Break)

Who approved that order? は、承認した人を直接たずねる疑問文です。相手の答えを聞いたあとの There is no ~ in this office. は、名前の挙がった人物がこの職場にはいないと伝えています。最後の Get me ~ on the phone. はソフィーへの頼みで、「〜を電話に出して」「〜に電話をつないで」という意味です。電話の相手と同僚とで、言葉を向ける先が切り替わっています。

「As I was saying」番号を照らし合わせ、話を戻す

レイチェルは番号を確かめます。

Rachel: Let me just check that with what I’ve got here. 038 is not the number for this store. 038 is Atlanta, and I…
(手元の資料とちょっと照らし合わせてみる。038はこの店の番号じゃない。038はアトランタよ、それで私……)
Friends Season3 Episode15(The One Where Ross and Rachel Take a Break)

Let me just check that with ~ は「それを〜と照らし合わせてみます」と、確認の動作を先に宣言する言い方です。just が入ると「ちょっと」と軽い響きになります。what I’ve got here は「ここにあるもの」、つまり手元の書類を指しています。続く 038 is not the number for this store. で、照合の結果として番号の食い違いを指摘しています。

話が途切れたあと、レイチェルは電話の相手との話に戻ります。

Rachel: I’m sorry. As I was saying, the store number is wrong and I’m sorry, but that is…
(ごめんなさい。さっきも言ったとおり、店舗番号が間違ってるの。悪いけど、それは……)
Friends Season3 Episode15(The One Where Ross and Rachel Take a Break)

As I was saying, は「さっきも言ったように」「話を戻すと」と、中断した話を再開するときの前置きです。I’m sorry で中断をわび、As I was saying で話を戻し、the store number is wrong と要点を言い直す順番になっています。後半の I’m sorry, but ~ は謝罪ではなく、「悪いけれど」と言いにくい指摘の前に置くクッションの働きをしています。

まとめ|トラブル対応の電話で使う英語

get this order in で状況を伝え、Could I please speak to your supervisor? で取り次ぎを頼み、check that with で照合し、As I was saying で話を戻す流れを見てきました。用件ごとの言い回しを押さえると、電話のやりとりを組み立てやすくなります。

レイチェルの電話を観ていると、仕事で使う英語の手順が見えてきます。

この回の英語は、同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事でも別の角度から扱っています。

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