「You’re a great cop.」と「This will pass.」はどう違う?|『メンタリスト』S03E14で学ぶ英会話

『The Mentalist』コラム: 「You're a great cop.」と「This will pass.」はどう違う?|『メンタリスト』S03E14で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『メンタリスト』シーズン3第14話には、仕事のことで自分を責めている相手に、さまざまな言葉がかけられる場面があります。ほめる、先を約束する、好物を差し出す、味方だと伝えるなど、励まし方がいくつも出てきます。

中でも「You’re a great cop.」と「This will pass.」は、励ましの向きが違います。この二つを中心に、前後の言葉も順に見ていきます。

目次

「You’re a great cop.」は人をほめ、「This will pass.」は先を約束する

自分を責めている相手に、まずこんな言葉がかけられます。

— You’re being too hard on yourself, okay?
(自分に厳しすぎるよ、いいね?)
The Mentalist Season3 Episode14 (Blood for Blood)

be too hard on ~ は「〜に厳しすぎる」という言い方で、ここでは yourself が続いて、自分への厳しさを和らげるよう促しています。最後の okay? は、「分かった?」と念を押す働きの付け足しです。

同じやりとりの続きで、励ましの言葉が重ねられていきます。

— You’re a great cop.
(君は優秀な警官だ。)
— Hey, look at me.
(ねえ、こっちを見て。)
— I’m looking.
(見てるわ。)
— This will pass. I promise.
(これは過ぎ去る。約束する。)
The Mentalist Season3 Episode14 (Blood for Blood)

You’re a great cop. は、相手の人柄や仕事ぶりを評価する言葉です。「今の出来事」ではなく、「あなたはどういう人か」に目を向けさせています。これに対して This will pass. は、今の苦しさがいずれ過ぎていくと、先のことを言い切る形です。will が使われていて、時間の流れに視点が移っています。そこに I promise. が添えられ、言い切りが約束として念押しされます。

つまり前者は評価で支える言葉、後者は先行きで支える言葉です。Hey, look at me. は、先行きを約束する前に相手の注意を向けさせる呼びかけで、I’m looking. という返事が続きます。約束の言葉の前に、まず目を合わせてもらう手順が入っているのが読み取れます。

「Chocolate always makes you feel better when you’re upset.」好物で気を紛らわせる

別の場面では、言葉ではなく好物を使った励まし方が出てきます。頼んだ覚えがないという声に、頼んだのは自分だと返すところから始まります。

— No, I-I did.
(いや、頼んだのは私だ。)
— It’s your favorite. Come on.
(好物だろ。ほら。)
— Chocolate always makes you feel better when you’re upset.
(チョコレートは、動揺してるときはいつも気分を良くしてくれるだろ。)
The Mentalist Season3 Episode14 (Blood for Blood)

It’s your favorite. は「それはあなたの好物だ」という意味で、相手が好きなものを選んだと伝えています。選んだ側の気遣いが、この短い一言に収まっています。Come on. は、ここでは「さあ」と受け取ってもらうよう促す言い方です。同じ Come on. でも、場面によっては「いい加減にして」のようにも使われるので、前後の流れで意味を判断します。

最後の文は、make + 人 + 動詞の原形 の形です。makes you feel better で「あなたを気分よくさせる」となります。always が入っているので、チョコレートには気分を良くする働きがあると言い切る、一般論の形になります。upset は、ここでは気持ちが乱れている状態を指しています。

言葉で励ます場合と違い、好物を差し出す励まし方は、理由を添えて渡す形になっています。「好物だから」「気分が良くなるから」と、渡す理由が二つ並びます。励ます側が相手の好みを把握していることも、この二つの理由から分かります。

「I’m behind you.」迷う相手に味方であることを伝える

同じ会話の後半では、判断に迷う相手に、どんな結論でも味方だと伝える言葉が続きます。

— I’m the one who’s here for you no matter what.
(何があっても君のそばにいるのは俺だ。)
— I get it. It’s a tough call.
(分かるよ。難しい判断だ。)
— Okay, so whatever you decide, just know that I love you, okay, and I’m behind you.
(それで、何を選んでも、これだけは分かっててほしい。愛してる。そして味方だ。)
The Mentalist Season3 Episode14 (Blood for Blood)

here for you は「あなたのためにそこにいる」、no matter what は「何があっても」で、そばにいることに条件を付けない言い方です。I get it. は「分かる」と理解を示す一言で、その後に判断の難しさに触れています。先に気持ちを受け止めてから、本題に入る順序になっています。

後半の whatever you decide は「何を決めても」という意味です。whatever が名詞節をつくり、どの結論でも変わらないと前置きしています。just know that ~ は「〜ということだけは知っておいて」という言い方で、続く内容を軽く、しかしはっきり伝える働きがあります。

最後の I’m behind you. は、背後にいる、つまり支える側にいるという意味合いです。「頑張れ」と背中を押す言い方とは違い、相手の結論そのものを預かる形になっています。ほめる、先を約束する、好物を渡す、味方だと伝える。励ましの言葉には向きの違いがあることが、二つの場面から見えてきます。

まとめ|励ましの向きを見分ける

You’re a great cop. は評価で、This will pass. は先行きで、相手を支えていました。ほかにも好物を渡す励ましと、I’m behind you. で結論を問わない励ましが出てきます。

言葉の向きを見分けながら観ると、励ましの場面がより立体的に見えてきます。次回も『メンタリスト』と一緒に英語を学んでいきましょう。

同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事もあわせて読むと、場面全体の英語がより広く見えてきます。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次