海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
「あの計画、一枚噛んでるよね?」「その秘密、知ってたの?」——そんな「秘密の輪の中にいる」感覚を英語で表現できますか?
今回は『BONES』シーズン7第6話から、陰謀から日常のサプライズまで幅広く使える 「be in on」 をご紹介します。
実際にそのシーンを見てみよう!
陰謀論が大好きなホッジンズが、リンカーン大統領暗殺事件に関する自説を得意げに語り出す場面です。
Brennan: Just want to make sure we didn’t miss anything.
(何か見落としがないか確認しておきたいだけよ。)Hodgins: I actually think the Vatican was in on the Lincoln assassination.
(俺はバチカンがリンカーン暗殺に関与していたと本気で思ってるんだ。)Hodgins: They hated Lincoln since he defended a former priest against the bishop of Chicago.
(シカゴの司教に対して元神父を弁護したことで、バチカンはリンカーンを憎むようになったからな。)BONES Season7 Episode6(The Crack in the Code)
シーン解説と心理考察
過去の未解決事件や歴史的な謎に目がないホッジンズ。
ここでは、アメリカ史上最も有名な暗殺事件の背後にバチカンが関わっていたという壮大な陰謀論を展開しています。
「歴史的な大事件の裏には必ず黒幕がいる」という彼らしい推理が全開のセリフです。
注目したいのは、「Vatican was in on the assassination」というひとことで「バチカンが計画の内側にいた=秘密の共犯者だった」というニュアンスをスパッと伝えられている点。
「be in on」は、このシーンのように「秘密の計画に加担している」という状態を一言で表すのにとても便利な表現です。
「be in on」の意味とニュアンス
be in on
意味:(陰謀や計画などに)関与している、加担している、仲間に入っている
「in」は「中にいる状態」、「on」は「〜に接している、〜に関わっている」というイメージです。
特定の計画や秘密の事柄(on)の内側(in)にいる状態、つまり「秘密の計画の内側にいる」「仲間に入っている」という意味になります。
犯罪や陰謀に関わるネガティブな文脈だけでなく、友人へのサプライズパーティーなど「秘密の計画」に加わっている場面でもよく使われる表現です。
【ここがポイント!】
ネイティブがこのフレーズを使うときのイメージは、「秘密のサークルの中に入っている感覚」です。
単に物理的に参加しているのではなく、「他の人が知らない情報を共有している」という特権的なニュアンスが含まれます。
「in on」の「on」は計画や秘密そのものを指し、「in」はそのど真ん中に入り込んでいる状態——この構造をつかむと、派生フレーズもスムーズに使えるようになります。
ミステリードラマで黒幕を暴くシーンや、サプライズの共犯者を探す場面など、ワクワクする緊迫した状況で頻繁に耳にする表現です。
実際に使ってみよう!
I’m planning a surprise party for her. Are you in on it?
(彼女へのサプライズパーティーを計画しているの。あなたも一緒にどう?)
秘密の計画の仲間に入るよう誘うポジティブな使い方です。日常会話でよく登場する鉄板フレーズです。
The detective suspects that the victim’s wife was in on the robbery.
(その刑事は、被害者の妻が強盗に関与していたのではないかと疑っている。)
犯罪や悪事に加担しているというサスペンスでよく見られる使い方。ホッジンズのセリフと同じ文脈で使えます。
Everyone in the office knew about his promotion, but I wasn’t in on the secret.
(オフィスの全員が彼の昇進を知っていたのに、私だけその秘密を知らされていなかった。)
「be in on the secret」で「秘密を共有している」という定番の組み合わせ。自分だけ輪の外に置かれていたときにサッと使えます。
『BONES』流・覚え方のコツ
目をキラキラさせながら「バチカンがリンカーン暗殺に関わっていたんだ(was in on the assassination)!」と熱弁するホッジンズを思い浮かべてください。
「in(中に入っている)+on(その暗殺計画に)」という組み合わせを、彼が大好きな「秘密結社や巨大組織の裏の顔(=秘密の輪の内側にいる状態)」とリンクさせるのがポイントです。
このマニアックな場面と結びつけることで、「秘密を共有する共犯関係」のニュアンスがドラマチックに記憶に定着します。
似た表現・関連表現
involved in
(〜に関与している、巻き込まれている)
幅広く「関わっている」事実を客観的に述べるフォーマルな表現です。「be in on」が持つ「秘密を共有している」という内密なニュアンスは薄く、単なる参加や巻き込まれを指します。
part of
(〜の一部である、〜の一員である)
グループや計画の構成要素の一つであることを表します。「be in on」のような秘密めいた響きはなく、より一般的な所属関係を示します。
have a hand in
(〜に一枚噛んでいる、〜に関与している)
手(hand)を突っ込んでいるという比喩から、計画に直接的な影響力を持って関与していることを表します。「be in on」より「自分が直接手を下した、貢献した」という能動的な行動のニュアンスが強い表現です。
豆知識:「in on」を使った応用フレーズ
「be in on(関わっている・状態)」をつかんだら、動詞を変えた応用表現も一緒に覚えておきましょう。
最もよく使われるのが 「get in on」(〜に参加する、加わる)。
「I want to get in on the project.(そのプロジェクトに一枚噛ませてよ)」のように、面白そうな計画や利益になりそうな話に自分から入り込んでいくときに使います。
また、誰かを秘密の輪に入れてあげるときは 「let someone in on」(〜に秘密を打ち明ける)。
「I’ll let you in on a little secret.(ちょっとした秘密を教えてあげる)」は、ドラマで重要な事実を明かす前のキメ台詞としてよく登場します。
「in on」という「秘密の空間」のイメージを持っていれば、こうした派生フレーズも驚くほどスムーズに使いこなせるようになります。
まとめ|秘密の計画を共有するワクワク感を楽しもう
今回は『BONES』シーズン7第6話から「be in on」をご紹介しました。
「be in on / get in on / let someone in on」という3パターンをセットで持っておくと、秘密にまつわる会話がぐっと豊かになります。
歴史的陰謀から日常のサプライズパーティーまで、「秘密の輪の中に入る」という独特のニュアンスを持つこの表現は、会話にちょっとしたスパイスを与えてくれます。
海外ドラマのミステリーやサスペンスシーンでは欠かせない言葉ですので、ぜひ耳を澄ませてみてください。
これからもドラマを通じて、生きた英語を楽しく学んでいきましょう!


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