ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S9E7に学ぶ「keep afloat」の意味と使い方

keep afloat

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『BONES』シーズン9エピソード7から、ピンチをなんとか持ちこたえる「keep afloat」をご紹介します。
ビジネスの場でも日常でもよく使われる表現で、知っていると表現の幅が広がりますよ。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

ハネムーンでアルゼンチンのプールサイドを訪れたブースとブレナン。
ブレナンは遺体安置所で借りた専門書を読み始め、ハネムーンのムードはだんだんと「沈没」しかけています。
ブレナンが、ブースの背中に何かが隠れているのに気づいて尋ねるシーンです。

Brennan: What do you have hidden behind your back?
(背中に何を隠しているの?)

Booth: These here? Oh, I’m just trying to come up with a way to, uh, keep the honeymoon afloat.
(これのこと?ああ、その、ハネムーンをなんとか維持する方法を考え出そうとしてるんだよ。)

Brennan: By getting me drunk?
(私を酔わせて?)

Booth: No. It’s so hot out here, know what? We have to hydrate, hydrate.
(違うよ。ここはすごく暑いからね、水分補給しなきゃ。)

BONES Season9 Episode7(The Nazi on the Honeymoon)

Amazon Prime Videoで見る ※配信状況は変更される場合があります(2026年2月時点)

シーン解説と心理考察

専門書に夢中なブレナンのおかげで、プールサイドのハネムーンはいつもと違う雰囲気になっています——これがブレナンらしさでもあります。
ブースはそんな妻のブレない個性を愛おしく思いながらも、冷たいドリンクという「救命浮き輪」を差し出して、新婚旅行らしさをなんとか保とうとします。
「hydrate, hydrate(水分補給、水分補給)」という言い訳も含めて、ブースのユーモアと優しさが滲み出る微笑ましいシーンです。
ちなみにこのシーンは、直前の「page turner」の会話に続く一連の流れになっています。

「keep afloat」の意味とニュアンス

keep afloat
意味:〜を(沈まないように)維持する、なんとか持たせる、借金なしでやっていく

「afloat」は「a(〜の状態で)」+「float(浮かぶ)」から成り、「水面に浮かんで」という意味を持つ単語です。
「keep 〜 afloat」で直訳すると「〜を水面に浮かばせたままにしておく」となります。
そこから転じて、ビジネスや人間関係、ある計画などが「沈没(失敗や破綻)しないようになんとか維持する」という比喩的な意味で使われます。
特に、経済的な困難を切り抜けて持ちこたえるという文脈で非常によく登場する表現です。

【ここがポイント!】

ここでのイメージは「荒波の中でボートが沈まないよう必死にバランスを取っている状態」です。
余裕たっぷりというよりは、何もしないと沈んでしまいそうなギリギリの状況でなんとか「浮いた状態(afloat)」をキープしているという必死さが含まれます。
ただし、今回のブースのセリフのように、深刻な場面だけでなく日常の軽いピンチにカジュアルに使うこともできます。
「沈みかけている何かを必死につなぎとめている」という感覚があれば、会社の経営危機から、ハネムーンの雰囲気まで、どんなスケールの場面でも使えるのがこのフレーズの面白さです。

実際に使ってみよう!

We took out a loan to keep our small business afloat during the pandemic.
(パンデミックの間、小さなビジネスをなんとか維持するためにローンを組みました。)
ビジネスシーンで最もよく使われる形です。倒産の危機から「会社を存続させる、資金繰りを維持する」という意味で頻出します。

She is working two jobs just to keep her family afloat.
(彼女は家族の生活をなんとか成り立たせるために、2つの仕事を掛け持ちしています。)
家計や生活を「借金せずに持たせる、やりくりする」という日常的な苦労を表す際にも役立つ例文です。

Despite the budget cuts, we managed to keep the project afloat.
(予算削減にもかかわらず、私たちはプロジェクトをなんとか存続させました。)
「何かが打ち切られそうなピンチ」を乗り越えた際に使える、ビジネスパーソンに実用的な表現です。

『BONES』流・覚え方のコツ

専門書に夢中なブレナンのせいでハネムーンのムードが「ぶくぶくと沈没」しそうになっている状況を思い浮かべてみましょう。
ブースが冷たいドリンクを差し出して、新婚旅行の空気を「沈まないように必死に浮かせている(keep afloat)」様子をイメージすると、このフレーズの少し必死でユーモラスなニュアンスがしっかりと頭に入りますよ。

似た表現・関連表現

stay above water
(なんとか窮地を脱する、借金なしでやっていく)
「水面より上にいる」という直訳から、「keep afloat」と同じく経済的な困難や多忙な状況からなんとか持ちこたえている様子を表します。

survive
(生き残る、切り抜ける)
より直接的に「困難な状況を生き延びる」という事実を伝える単語です。「keep afloat」が「浮いた状態を維持する」ことに焦点を当てるのに対し、「survive」は「結果として生き残る」という点に重きがあります。

make ends meet
(収入内でやりくりする、収支を合わせる)
限られた収入の中でなんとか生活費を捻出している状況を表す定番フレーズです。経済的な苦労を表す際によく使われます。

深掘り知識:接頭辞「a-」がもたらす「〜の状態で」というニュアンス

今回のフレーズに登場した「afloat」という単語。
頭についている「a-」という小さなパーツが重要な役割を果たしています。
英語において、この「a-」は「〜の状態で」というニュアンスを添える接頭辞です。
sleep(眠る)に「a-」がつくと「asleep(眠っている状態で)」、live(生きる)につくと「alive(生きている状態で)」、wake(起きる)につくと「awake(起きている状態で)」となります。
「float(浮かぶ)」+「a-」で「afloat(浮かんでいる状態で)」となるのも同じ仕組みです。
この「a- = 〜の状態で」というルールを知っておくと、初めて見る単語でも意味を推測しやすくなり、英語を読むのがさらに楽しくなりますよ。

まとめ|ピンチを持ちこたえる「keep afloat」

今回は『BONES』の微笑ましいハネムーンのシーンから、困難な状況をなんとか維持する「keep afloat」をご紹介しました。
会社や家計のやりくりといったシリアスな場面から、ハネムーンの雰囲気を守ろうとするブースのようなユーモラスな日常まで、幅広いシーンで使える表現です。
何かが沈みかけている時に、ブースがビールを差し出したあの場面を思い出してみてください。
「まだ浮いていられる、なんとかなる」というちょっと必死で温かいそのイメージが、このフレーズをずっと記憶に残してくれるはずです。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年2月時点)

このエピソードの他のフレーズ
おすすめ記事
日常英会話を学びたい方におすすめの海外ドラマはこちら
「keep afloat」のような、日常で使いやすい英語表現をもっと学びたい方におすすめです。
日常英会話が学べる海外ドラマを見る
  • URLをコピーしました!
目次