ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S9E12に学ぶ「be a thing」の意味と使い方

be a thing

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『BONES』シーズン9エピソード12から、ネイティブが日常会話で頻繁に使うスラング「be a thing」をご紹介します。「それって本当に流行ってるの?」「そんなこと実際にあるの?」という場面で使える、会話を一気にリアルにしてくれる表現です。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

棺に納められた状態で発見された古い女性の遺体を、ラボのメンバーたちが調査しているシーンです。ホッジンズが遺体の手首から革の繊維を発見し、それが被害者が亡くなった当時のトレンドだったのかを仲間に問いかけます。

Cam: Well, she was buried in silk, and the lining of the coffin was satin. This is neither.
(ええと、彼女はシルクに包まれて埋葬されたし、棺の裏地はサテンよ。これはどちらでもないわ。)

Hodgins: And judging by the film filling the pores, this is treated leather. Leather on the wrist… Hey, were leather string bracelets a thing in 1995?
(毛穴を埋めている膜から判断すると、これは加工された革だね。手首に革か……なぁ、革ひものブレスレットって1995年に流行ってたのかな?)

Montenegro: I don’t know but it’s not on the list of materials interred with her.
(わからないけど、彼女と一緒に埋葬された品物のリストにはないわね。)

BONES Season9 Episode12(The Ghost in the Killer)

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シーン解説と心理考察

棺のライニングはシルクとサテンという丁寧な埋葬なのに、手首の革素材だけが明らかに異質——そこにホッジンズが鋭く気づくシーンです。被害者が亡くなったのは1995年のこと。もし当時、若者の間で革ひものブレスレットが流行していたなら、それは事件とは無関係な単なる装飾品かもしれません。ホッジンズは「be a thing」を使うことで、「これって当時のカルチャーとして本当に存在してた?」と仲間に記憶をすり合わせています。現代から過去の時代背景を推測しながら証拠の意味を探っていく——限られた物証からここまで想像を広げる姿は、いかにもBONESらしいですよね。

「be a thing」の意味とニュアンス

be a thing
意味:流行っている、よくあること(もの)だ、実在する現象だ

直訳すると「一つの物(事)である」ですが、日常会話では「世間一般で認知されている事象」や「トレンドとして実在する現象」を指すスラングとして広く使われています。若者言葉から広まった表現ですが、現在では世代を問わずカジュアルな会話で頻繁に耳にします。「そういうの、実際にあるの?」と存在を確認したり、ある習慣が一般的かどうかを問いかけたりする際に重宝する表現です。

【ここがポイント!】

ネイティブがこのフレーズを使うときのイメージは、「世間の常識・認知という箱の中に、その事象がしっかりと入っているかどうか」を確かめる感覚です。個人的な意見ではなく、「みんなが知っていること」「社会で実際に起きている現象」として確立しているかを問うのが、このフレーズの本質です。「Is that a thing?」と一言添えるだけで、辞書には載っていないけれど会話で絶対通じる、ネイティブらしいツッコミになります。

実際に使ってみよう!

Is digital detox really a thing now?
(デジタルデトックスって、今本当に流行っているの?)
最近よく耳にする言葉やトレンドに対して「それって本当に定着してるの?」と確認する、定番の疑問形です。会話の糸口としても使いやすいですね。

Wait, paying someone to stand in line for you… is that even a thing?
(待って、自分の代わりに列に並んでもらうのにお金を払うなんて……そんなこと本当に実在するの?)
信じがたい現象に出くわしたときのツッコミ表現です。「even」を入れると「それって本当にアリなの!?」という疑いのニュアンスがさらに強まります。

Working remotely from a cafe has definitely become a thing in our company.
(カフェでリモートワークをするのは、うちの会社では間違いなく定着しています。)
「become a thing」の形で使うと、時間の経過とともに定着した文化を表現できます。「be a thing」の自然な派生形として一緒に覚えておきましょう。

『BONES』流・覚え方のコツ

今回のシーンのホッジンズと「世間の常識箱」をセットにしてイメージしてみましょう。彼は古い遺体から見つけた革の繊維をつまみ上げながら、「これって95年当時、『流行りモノ』の箱に入ってた?」とアンジェラたちに確認しています。単に「モノ」の存在を聞いているのではなく、社会的な「現象」として確立していたかを問うている感覚を映像として頭に焼き付けておくと、文化の違いに驚いたときなどにスッと口から出るようになりますよ。

似た表現・関連表現

be popular
(人気がある、流行っている)
最も一般的でフォーマルな表現です。「be a thing」が現象としての認知度に焦点を当てるのに対し、こちらは「支持の高さ」を強調します。

be trendy
(流行の、最先端の)
ファッションやデザイン、新しいライフスタイルなどが今の時代に合っていてオシャレだというポジティブなニュアンスが強い表現です。

be a fad
(一時的な流行)
あっという間に熱狂的に流行り、すぐに廃れるような一過性のブームを指します。「be a thing」よりも寿命が短い現象に対して使われることが多いです。

深掘り知識:名詞「thing」の底知れぬポテンシャル

英語の「thing」は、「物事」という意味にとどまらない、とても懐の深い単語です。今回のように「流行・現象(a thing)」として使われるだけでなく、「It’s my thing.(それは私の得意分野・趣味です)」や「Here is the thing.(実はこういうことなんだ)」など、文脈によって「こだわり」「本質」「重要なポイント」など様々な意味に変化します。日本語の「アレ」や「コト」のように、具体的な言葉を避けながら相手との間にふんわりとした「共通認識」を作るための道具なのです。直訳にとらわれず、「ここでのthingは何を指しているのか」を文脈から読み取る習慣をつけると、ネイティブの感覚にグッと近づけます。

まとめ|新しいトレンドや現象に出会ったらツッコミを入れてみよう

今回は『BONES』シーズン9エピソード12から「be a thing」をご紹介しました。ドラマや映画、SNSなどで新しい言葉や不思議な習慣を見聞きしたとき、「I don’t know it.」で終わらせるのではなく、「Is that really a thing?」と一言ツッコミを入れるだけで、会話が一気にネイティブらしく弾むようになります。ホッジンズが1995年のカルチャーを確かめようとしたように、時代や文化の違いを言葉で橋渡しできる——そんな使い方ができたとき、このフレーズの真価を実感できるはずです。

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