ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S9E12に学ぶ「boss someone around」の意味と使い方

boss someone around

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『BONES』シーズン9エピソード12から「boss someone around」をご紹介します。対等なはずなのになぜか上から目線で指図してくる人を描写するときにも、「好きに使っていいよ」と歩み寄る際にも使える、人間関係のリアルが詰まった表現です。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

連続殺人鬼「ゴースト・キラー」の存在を証明しようと一人で追い詰められているブレナン。カムが助けとしてエジソン博士を連れてきますが、ブレナンは頑なに拒もうとします。そこでエジソンが意外な一言を放ちます。

Brennan: What I need is an intern.
(私に必要なのは実習生よ。)

Cam: None of whom are available, and you need help, Dr. Brennan.
(誰一人空いていないわ。それにあなたには助けが必要よ、ブレナン博士。)

Edison: So, boss me around. I’m ready.
(だから、僕をこき使ってください。準備はできています。)

Brennan: Clean these.
(これを洗浄して。)

BONES Season9 Episode12(The Ghost in the Killer)

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シーン解説と心理考察

エジソン博士はすでに実習生を卒業し、ブレナンと同等の「博士」の地位にあります。本来なら対等な立場ですが、追い詰められているブレナンをサポートするため、あえて「好きに命令していいですよ」とプライドを脇に置いて歩み寄りました。そしてブレナンの返答は「Clean these.(これを洗浄して)」——口では感謝も承諾も言わないけれど、即座に指示を出すことで申し出を受け入れているのです。言葉より行動で応えるブレナンらしさが、この短い一言に凝縮されています。エジソンへの信頼を、ぶっきらぼうな形でしか示せないブレナンの人間らしさが見えて、思わず微笑んでしまうシーンですね。

「boss someone around」の意味とニュアンス

boss someone around
意味:〜をこき使う、〜に偉そうに指図する、〜をアゴで使う

「boss」は名詞で「上司・ボス」という意味でおなじみですが、ここでは動詞として使われています。動詞の「boss」には「上司のように振る舞う、威張る」という意味があり、そこに「あちこちへ」を意味する副詞「around」がつくことで、「人にあれこれと命令して振り回す」というニュアンスになります。

【ここがポイント!】

ネイティブがこのフレーズを使うときのイメージは、「自分が中心に立って、相手を右へ左へと忙しく動かしている」という空間的な情景です。本当の上司と部下の関係だけでなく、友人や同僚、パートナーなど対等な関係で「偉そうに命令してくる」と不満を言うときや、今回のエジソンのように「好きに使っていいよ」と申し出るときにも使えます。「Stop bossing me around!(偉そうに指図するのはやめて!)」はそのまま覚えておくと、いざというときに即座に使えます。

実際に使ってみよう!

We are equal partners on this project, so please stop bossing me around.
(このプロジェクトでは私たちは対等なパートナーなのだから、偉そうに指図するのはやめてください。)
職場でマウントを取ろうとする同僚に対して、プロとして境界線を引く際に役立つ表現です。

I really like him, but I hate the way he constantly bosses me around.
(彼のことは本当に好きだけど、絶えず私をこき使おうとする態度は大嫌い。)
親しい間柄での力関係の不満を第三者に打ち明ける際によく使われます。

A true leader guides the team to success, rather than just bossing people around.
(真のリーダーとは、ただ人々をこき使うのではなく、チームを成功へと導くものだ。)
理想のリーダーシップ像について語る際、「威張るだけの人」との対比として説得力のある文章になります。

『BONES』流・覚え方のコツ

このフレーズを覚えるときは、「around」の空間的な動きを映像として頭に焼き付けましょう。エジソン博士は両手を広げ、「さあ、僕をあっちへ(around)、こっちへ(around)と、好きに指差して振り回して!」と全身でアピールしているイメージです。そしてブレナンは一言「Clean these.」と即答——「受け入れたけど感謝は言わない」という絶妙なやり取りが、このフレーズの使い方を強烈に記憶に刻み込んでくれます。

似た表現・関連表現

tell someone what to do
(〜に指図する)
「boss someone around」よりも少しフラットな表現です。「Don’t tell me what to do.(私に指図しないで)」は日常のあらゆる場面で使われます。

order someone around
(〜に命令して振り回す)
「boss someone around」とほぼ同じ意味ですが、「order(命令する)」を使っている分、より厳しく冷酷な響きを持ちます。

push someone around
(〜をこき使う、〜をいじめる)
力関係を利用して相手を不当に扱うという意味合いが強く、「boss someone around」よりもさらにネガティブで深刻なニュアンスを持つ表現です。

深掘り知識:名詞が動詞に化ける英語のダイナミズム

英語には、本来名詞である単語をそのまま動詞として使う「品詞の転換」が頻繁に起こります。今回の「boss(上司)」が「boss(上司面をする)」になるのもその一例です。他にも、「water(水)」が「water the plants(植物に水をやる)」になったり、「google(会社名)」が「google it(ググる)」になったりします。名詞が持つ具体的なイメージをそのままアクションに当てはめられるため、英語の表現はとても柔軟でダイナミックです。「この名詞、動詞としても使えるかも?」という視点を持つと、難しい単語を暗記しなくてもボキャブラリーがどんどん広がっていきますよ。

まとめ|偉そうな人には心の中で呟いてみよう

今回は『BONES』シーズン9エピソード12から「boss someone around」をご紹介しました。仕事でもプライベートでも、対等なはずなのになぜかあれこれと指図してくる人に出会うことはありますよね。そんなときはストレスを溜め込まず、心の中で「Stop bossing me around!」と呟いてみてください。少しだけ気持ちがスッキリするはずです。エジソンのように「boss me around」と自ら申し出る場面でも使えるのが面白いところ——不満を表す側にも、歩み寄りを示す側にも使えるフレーズだと知っておくと、表現の幅がぐっと広がります。

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