ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S10E6に学ぶ「do a number on」の意味と使い方

do a number on

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は大人気法医学サスペンス『BONES』シーズン10第6話から、日常会話で非常に役立つイディオム「do a number on」をご紹介します。
さっそく、どのような場面で使われているのか見ていきましょう。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

晴れた野原に遺体が横たわり、周囲をヤギがのんびりと歩き回っている発見現場。
FBI捜査官のブースと法医学人類学者のブレナンが遺体の状態を確認しています。
ヤギが付近にいたこともあり、ブースは動物に荒らされたのではないかと推測しますが、ブレナンは冷静に事実だけを伝えます。

Booth: Was the body scavenged by animals?
(遺体は動物に荒らされたのか?)

Brennan: There are no teeth marks on the bones to suggest animal activity.
(骨に動物の活動を示す歯型はないわ。)

Booth: Are you sure? It looks pretty torn up.
(本当か? かなり引き裂かれているように見えるが。)

Brennan: Well, no, but they did a number on the clothing.
(ええ。でも、服はひどく台無しにされているわね。)

BONES Season10 Episode6(The Lost Love in the Foreign Land)

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シーン解説と心理考察

現場の全体像を直感的に捉えようとするブースに対し、ブレナンはあくまで「骨」という事実だけをもとに「動物の仕業ではない」と断言します。
しかし、ブースの「かなり引き裂かれている」という言葉を受けて現場を改めて観察し、「遺体(骨)ではなく、衣服は動物によって激しく損傷されていた」と認める場面です。
自分の専門領域(骨)には絶対の自信を持ちつつも、目の前の事実(衣服の損傷)も正確に言語化する——ブレナンの緻密な観察眼と誠実な姿勢がよく表れているシーンですね。

「do a number on」の意味とニュアンス

do a number on
意味:(人や物)にひどいダメージを与える、〜を台無しにする、〜をひどく痛めつける

直訳すると「〜の上に数字をする」となりますが、この「number」は劇場やショーにおける「演目・パフォーマンス(musical number など)」が語源といわれています。
そこから「計算された手順」という意味を帯び、格闘技などで「相手を倒すための一連の攻撃(コンビネーション)」を指すようになりました。
「徹底的に決めた」という感覚がそのまま残り、今では「対象に対して容赦なくダメージを与える・取り返しのつかないほどボロボロにする」という意味で幅広く使われています。

【ここがポイント!】

このフレーズの面白さは、「徹底的にやられた」というダメージの大きさに、少しのユーモアや諦めのニュアンスが混ざり込んでいる点です。
単に「壊す(break)」や「傷つける(hurt)」と言うよりも、状況のひどさを生き生きと表現したい時に選ばれます。
深刻な事件だけでなく、「胃もたれ」や「筋肉痛」といった身近なダメージに対してもよく使われる、表現力豊かなフレーズです。

実際に使ってみよう!

The typhoon did a number on our roof.
(台風が私たちの家の屋根をボロボロにした。)
自然災害などが物に物理的な大ダメージを与えたシチュエーションです。修復が大変なほど「徹底的にやられた」というニュアンスが強く伝わります。

That spicy food really did a number on my stomach.
(あの激辛料理のせいで、胃が完全にやられたよ。)
食べ物や病気が体調に悪影響を及ぼした時にもよく使われます。「お腹を壊した」「胃がもたれた」という状態を日常会話で伝える際の定番表現です。

Losing his job did a number on his confidence.
(仕事を失ったことが、彼の自信をひどく打ち砕いた。)
物理的なダメージだけでなく、心や精神的な傷にも使えます。プライドや自信、メンタルがひどく傷ついた状況を伝える際にぴったりの表現です。

『BONES』流・覚え方のコツ

ドラマの現場を思い浮かべてみてください。
ブレナンの専門である「骨」は無傷で綺麗な状態。
しかしその上を覆っていた「衣服」は、ヤギたちによってズタズタに食いちぎられて原型をとどめていません。
この「無傷の骨」と「ズタズタの衣服(do a number on)」という鮮烈な視覚的コントラストを頭に焼き付けましょう。
何かが原型をとどめないほどボロボロにされた状態を目にした時、ヤギに食い荒らされたあの衣服のシーンが記憶の引き出しを開いてくれるはずです。

似た表現・関連表現

mess up
(〜を散らかす、台無しにする、しくじる)
do a number on よりもカジュアルで、軽いミスから大きな失敗まで幅広く使えます。物を乱雑にする場合にも、計画を台無しにする場合にも対応できる表現です。

take a toll on
(〜に悪影響を及ぼす、〜にダメージを与える)
継続的・累積的なダメージを表す時に特によく使われます。「疲労が体に蓄積する」「長年のストレスが健康を蝕む」といった場面に向いています。

wreck
(〜を破壊する、〜をめちゃくちゃにする)
do a number on より直接的で、完全な破壊・崩壊を意味します。物だけでなく「精神的に完全にやられた(I’m wrecked.)」という形でも使えます。

もっと知りたい!:ネイティブが「体調や加齢」によく使うフレーズ

「do a number on」は応用範囲がとても広いイディオムですが、ネイティブの日常会話で特によく登場するのは「体調不良」や「加齢による衰え」を語る場面です。
長時間のフライトの後に “Jet lag is doing a number on me.”(時差ボケで体がボロボロだよ)と言ったり、重い荷物を運んだ後に腰がやられたと表現したりします。

さらに「時間(Time)」や「加齢(Aging)」を主語にして、”Getting older is doing a number on my knees.”(年をとって膝が悲鳴を上げているよ)という形で自虐的なジョークとして使うことも一般的です。
身体的なダメージや疲労感を表現できるようになると、英語での雑談力が一気に広がります。

まとめ|ダメージを生き生きと表現できる便利なフレーズ

今回は『BONES』シーズン10第6話から、物や人にひどいダメージを与える「do a number on」という表現をご紹介しました。
台風の被害から激辛料理の胃もたれまで、幅広い場面で活躍する便利なフレーズです。
ネイティブの会話では、やられた状況をちょっとユーモラスに伝える時にも登場します。
ヤギにズタズタにされた衣服を淡々と観察したブレナンのシーンとともに、このフレーズをぜひ記憶に刻んでください。

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