ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S10E6に学ぶ「take for granted」の意味と使い方

take for granted

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『BONES』シーズン10第6話のラストシーンから、日常の感謝を見つめ直すフレーズ「take for granted」をご紹介します。
大切な人のそばにいることを、いつの間にか「当たり前」だと思い込んでいないでしょうか。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

自宅での穏やかな夜。
今回の捜査で、愛する人を探しながら命を落とした女性の物語に深く揺さぶられたブースが、ブレナンとともに静かにグラスを傾けています。

Brennan: Christine’s asleep. She wanted me to tell you that she loves you.
(クリスティンが眠ったわ。あなたのことが大好きだって伝えてって。)

Booth: Ah… no, I can handle that. Cheers.
(ああ…それくらいお安いご用だ。乾杯。)

Booth: Don’t ever let me take any of this for granted, Bones. How lucky we are.
(今の生活が当たり前じゃないと分かったよ、ボーンズ。俺たちはなんて幸運なんだ。)

Brennan: I won’t.
(そうね。)

BONES Season10 Episode6(The Lost Love in the Foreign Land)

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シーン解説と心理考察

今回の事件では、愛する人を探してはるばる海を渡った末に命を落とした女性・ミンヤンの物語が描かれました。
彼女の運命を目の当たりにしたブースは、娘のクリスティンのことを語るブレナンの何気ない一言に、ふとある感情が込み上げてきます。
「Don’t ever let me…」とは、直訳すると「俺がこの幸せを当たり前だと思い込まないように(俺にそうさせないでくれ)」という意味です。
「当たり前じゃない」とただ気づくだけでなく、「慢心しないようにそばで見張っていてくれ」とパートナーに委ねる——愛情と戒めが重なり合った、このドラマを象徴するような感動的なラストシーンです。

「take for granted」の意味とニュアンス

take for granted
意味:〜を当たり前だと思う、〜のありがたみを忘れる、〜を当然のことと受け取る

日々そばにいてくれる人、当然のようにそこにある温かさ——それらが「なくなるはずのないもの」に見えてしまう時、人は自然と感謝を忘れていきます。
“take for granted” は、そうした「ありがたみへの無自覚」を表すフレーズです。
直訳すると「与えられたものとして当然に受け取る」ですが、そこには「失って初めて気づく」という痛みも含まれています。

【ここがポイント!】

このフレーズの核心は、悪意のない慢心にあります。
意地悪で感謝しないのではなく、「あって当たり前」という感覚がいつの間にか育ってしまった状態——それが take for granted です。
人に対して使うと「その人の愛情や献身に甘えきっている」、日常の環境に対して使うと「失って初めてその価値に気づくような慢心」を意味します。
「Don’t take it for granted(当たり前だと思わないでね)」という形で、大切な人への戒めや忠告としてよく使われる、非常に深みのある表現です。

実際に使ってみよう!

I took my wife’s cooking for granted, but I realized how hard it is.
(妻が料理を作ってくれるのを当たり前だと思っていたけど、どれほど大変か気づいたよ。)
身近な家族の「日々のサポート」に甘えていたことを振り返る定番フレーズです。相手に直接伝えて、感謝をやり直すきっかけにもなりますね。

We take free Wi-Fi for granted these days.
(最近の私たちは、無料のWi-Fiがあることを当たり前だと思っている。)
インフラや便利な環境について語る例です。「普段は意識していないけれど、なくなって初めて不便さに気づくもの」について話す際にぴったりです。

Don’t take his kindness for granted, or he might leave you.
(彼の優しさに甘えちゃダメだよ、さもないと彼は君から離れていくかもよ。)
友人や同僚へのアドバイスとしてよく使われる形です。人の好意を「受けて当然」と思ってはいけないという強いメッセージが込められています。

『BONES』流・覚え方のコツ

「take(受け取る)」「for granted(与えられて当然のものとして)」という2つの要素を分解して覚えましょう。
何かを “granted(当然のこと)” として “take(受け取る)” ——この構造を押さえれば、意味がすぐ引き出せます。
そしてブースが「今の生活が当たり前じゃないと分かった」と静かに語りかける場面をセットにすることで、フレーズが単なる英語の知識ではなく、人生の大切な一節として心に刻まれますよ。

似た表現・関連表現

appreciate
(〜に感謝する、ありがたく思う、〜の真価を認める)
take for granted の反対の状態を表す言葉です。何かの価値を正しく認識し、感謝の気持ちを持っている状態を指します。ブースの言葉は、まさに “appreciate what we have” の精神そのものですね。

cherish
(〜を大切にする、〜を心に秘めて慈しむ)
appreciate よりもさらに感情的な深みがある言葉で、「失いたくない」という思いを込めて大切にするニュアンスがあります。take for granted の対極にある、最も温かい姿勢を表す表現です。

overlook
(〜を見落とす、〜を見過ごす)
take for granted と似た場面で使われますが、こちらは「感謝の欠如」よりも「うっかり気づかなかった」という意味合いが強いです。悪意なく大切なものを見失ってしまう状況に使います。

深掘り知識:感謝を言葉にする欧米の文化

“take for granted” という言葉が戒めとして頻繁に使われる背景には、特有の「感謝(Appreciation)」に対する考え方があります。
欧米では、夫婦や家族といった親しい関係であっても、「Thank you」や「I appreciate it」と言葉に出して伝えることがとても重視されます。
「言わなくても分かるだろう」という甘えは、まさに「taking it for granted」とみなされ、関係の破綻につながる問題として捉えられることも少なくありません。
だからこそ、今ある恵みに意図的に感謝する習慣や行事が大切にされているのですね。
こうした文化的な背景を知ると、このフレーズの持つ重みがよりリアルに伝わってきます。

まとめ|今ある幸せを大切にするフレーズ

今回は『BONES』シーズン10第6話から、今ある環境や人のありがたみを見つめ直す「take for granted」をご紹介しました。
このフレーズの核心は、悪意ではなく「慣れ」から生まれる無自覚な慢心——気づかないうちに、大切なものへの感謝が薄れていく状態を表しています。
ブースが静かに言った「当たり前だと思わないようにそばで見張っていてくれ」という言葉は、そのことを誰よりも正直に認めた一言でした。
身近で支えてくれる人や環境に対して、このフレーズを思い出した時こそ、言葉にして感謝を伝えるチャンスかもしれません。
ブースとブレナンのあの夜のグラスを思い出しながら、日常のふとした瞬間に使ってみてください。

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