ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S10E15に学ぶ「I get it」の意味と使い方

I get it

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

「分かった」「そういうことか」をもっとネイティブらしく言いたい、と思ったことはありますか?
今回は『BONES』シーズン10エピソード15から、相手の気持ちに深く寄り添う万能フレーズ 「I get it」 の意味と使い方を見ていきましょう。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

FBIオフィスでのブースとオーブリーの対話シーンです。
潜入捜査でギャンブルの世界に再び入ろうとするブースを心配したオーブリーが、ブレナンのことまで持ち出して食い下がります。

Aubrey: And I know there’s no talking with your wife about this, because she’d get too worried.
(奥さんにはこの件を話せませんよね。彼女、心配しすぎるでしょうから。)

Booth: Look, she’s already worried. Right? You know, look, I get it.
(なあ、彼女はもうすでに心配してるんだ。だろ? あぁ、お前の言いたいことは分かってるさ。)

Booth: I get the feeling. I know that feeling, that draw. But I’m good now, right? Why? Because I’m strong, that’s why, okay?
(その感覚も分かる。あの引力みたいなものも知ってる。でも今の俺は大丈夫だ。なぜなら、俺は強くなったからだ。)

Aubrey: Okay, but I know what it’s like.
(でも僕には分かるんです、その感覚が。)

BONES Season10 Episode15(The Eye in the Sky)

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シーン解説と心理考察

今回の潜入捜査が、ブースの依存症再発の引き金にならないかとオーブリーは本気で心配しています。
上司に対する越権行為を承知の上で、あえてブレナンの名前まで持ち出して必死に忠告する姿は、部下としての敬意と人間としての思いやりが入り交じっています。
それに対しブースは、強がりも怒りも見せずに「I get it」と返します。
「お前が心配して止めてくれる理由も、ブレナンが不安に思う気持ちも、全部分かってる」という深い共感と静かな決意。
そしてこの直後、オーブリーは自らの父親のネズミ講の話を打ち明けます(”For my father, it was the stock market…”)。
ブースの「I get it」がオーブリーの心を開いた——短い相槌が、二人の距離を大きく縮めた場面です。

「I get it」の意味とニュアンス

I get it
意味:分かるよ、理解した、そういうことか

「get」には「手に入れる」という基本的な意味がありますが、会話の中では「言葉の意味や相手の意図を頭の中に取り込む=理解する」というニュアンスで頻繁に使われます。
「I understand」よりもカジュアルで、ネイティブが日常会話で最もよく使う相槌の一つです。

【ここがポイント!】

「I understand」が論理的に「内容を理解した」という響きが強いのに対し、「I get it」は「あなたの気持ちや状況に共感している」「ピンときた」という感情的な寄り添いを含みやすいのが特徴です。
相手の悩みを聞いて「分かるよ、その気持ち」と同調したい時や、冗談のオチに「あー、なるほど!」と反応する時など、幅広い場面で会話の潤滑油として機能する万能フレーズです。

実際に使ってみよう!

I get it. It’s really hard to balance work and family.
(分かるよ。仕事と家庭の両立って本当に大変だよね。)
相手の苦労や悩みに共感を示す時の定番の形です。まず「I get it」と受け止めることで、相手は「自分の気持ちを理解してもらえた」と安心します。

Okay, I get it now! Thanks for explaining that to me.
(なるほど、やっと理解できました!説明してくれてありがとう。)
複雑なシステムやルールの説明を受けて「あ、そういうことか!」と腑に落ちた瞬間に使う表現です。「now」を付けることで「今やっとピンときた」というニュアンスが強まります。

You don’t want to go to the party? I get it. You’re tired.
(パーティーに行きたくないの?分かるよ。疲れてるんだよね。)
相手の行動の理由を推察し、「無理もないよね」と肯定する時にも使えます。人間関係を円滑にする優しさが自然に伝わる表現です。

『BONES』流・覚え方のコツ

ブースは “I get it.” と言った後、続けて “I get the feeling.”(その感覚も分かる)とも言いました。
「get」という言葉を繰り返すことで、「頭で理解した」だけでなく「体で感じてきた経験として知っている」というニュアンスが重なっています。
相手の言葉をただ聞くのではなく、心のひらで「パシッ」と受け取る感覚と一緒にこのフレーズを覚えてみましょう。

似た表現・関連表現

I see.
(なるほど、そうなんですね)
新しい情報を聞いて単に納得した時に使う相槌です。「I get it」のような深い共感というよりは、フラットで客観的な反応になります。

I understand.
(理解しています)
フォーマルな表現で、指示やルールを確認した時など、論理的に把握したことを丁寧に伝えるのに適しています。ビジネスシーンで特に重宝します。

That makes sense.
(なるほど、筋が通っているね)
相手の説明が合理的であることを肯定する時の表現です。「なるほど、そういうことか」という納得のニュアンスを自然に伝えられます。

深掘り知識:現在形「I get it」と過去形「I got it」の絶妙な違い

日常会話では「I get it」と同じくらい「I got it」もよく耳にします。
どちらも日本語では「分かった」と訳されますが、ネイティブは無意識にニュアンスを使い分けています。

ブースが “I get it.” と現在形を使ったのは偶然ではありません。
「(あなたの気持ちや状況を)今、自分の中に持っている」という状態・共感を表すには、現在形の 「I get it」 が自然です。
一方、過去形の 「I got it」 は「(言われた指示や内容を)今、パシッと捕まえたよ・了解した」という完了のニュアンスが強くなります。

例えば、友人の悩みに深く共感して「気持ち分かるよ」と言う時は “I get it.” が自然です。
「この資料をコピーしておいて」と頼まれて「承知しました」と返す時は “I got it.” または “Got it.” が適切です。
ブースのシーンを「共感を伝える場面=I get it」という公式として記憶に刻んでみてください。

まとめ|短い一言が、人の心を開く

ブースがオーブリーの言葉を受け止めた「I get it」は、単なる理解の報告ではありませんでした。
「お前の気持ちも、俺の感覚も、全部分かってる」という受容の言葉だったから、オーブリーはその直後に父親の秘密まで打ち明けられたのです。
誰かの話に耳を傾けた時、「I understand.」の代わりに「I get it.」と言ってみてください。
その短い一言が、言葉と言葉の間にある温度を確かに伝えてくれるはずです。

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