ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S11E2に学ぶ「do one’s homework」の意味と使い方

do one's homework

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は法医学サスペンス『BONES』シーズン11エピソード2から、ビジネスや日常での「準備」を表す「do one’s homework」の意味と使い方を紹介します。
「宿題をする」という子どもっぽい言葉が、大人の世界でどう使われているのか、ぜひドラマのシーンから確かめてみてください。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

事件解決後、バーで飲んでいる内部調査室のミラー捜査官のもとへキャロライン検事が合流する場面です。
バーテンダーが出した見慣れない銘柄のウィスキーを見て、キャロラインは「聞いたことがない安酒だ」と呆れますが、ミラーは意外な反応を見せます。

Caroline:”Old Foglesong.” If there’s a cheaper whiskey, I haven’t heard of it.
(「オールド・フォーグルソング」ね。これより安いウィスキーなんて聞いたことがないわ。)

Miller:Oh, no. She did her homework. This happens to be my favorite.
(あら、そんなことないわ。彼女はしっかり下調べをしたのよ。これは私の大好物なの。)

Caroline:Smart girl. She knows who to make nice to.
(賢い子ね。誰に愛想を良くしておくべきか、よく分かってるわ。)

Bones Season11 Episode02 (The Brother in the Basement)

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シーン解説と心理考察

この安酒を手配した「She(彼女)」とは、主人公のブレナン博士のことです。
エピソードを通して、捜査方針をめぐってミラーとブレナンは緊張関係にありました。

事件解決後、普段は感情を表に出すことが少ないブレナンが、珍しく相手の気持ちに寄り添う行動をとります。
和解の印として、ミラーが本当に好きな銘柄をこっそり調べて贈ったのです。

普段は「骨」や「科学的データ」しか調べない超合理主義のブレナンが、得意のリサーチ能力を相手への気遣いのために使う——そのギャップが、このシーンをひときわ印象的にしています。
キャロラインの「賢い子ね」というセリフも、ブレナンへの愛情が滲み出ていて、思わずほっこりします。

「do one’s homework」の意味とニュアンス

do one’s homework
意味:事前の調べごとをする、徹底的にリサーチする、下準備をする

直訳すると「自分の宿題をする」となりますが、大人の日常会話やビジネスでは「事前の情報収集や下準備を徹底して行う」という意味でよく使われます。

単に「作業をした」というだけでなく、「相手のバックグラウンドや隠れた事実を調べ上げ、万全の態勢で本番に臨む」というニュアンスが含まれます。
手を抜かない誠実さや、戦略的な賢さを高く評価する際によく用いられる表現です。

【ここがポイント!】

このフレーズのイメージは、「学校の宿題を誰にも見られない家でコツコツと終わらせてから、自信を持って教室(本番)に臨む姿勢」です。
表面的な情報だけで動かず、裏付けをしっかりとるという大人ならではの努力とプロセスを指します。

「よくそこまで調べてきているね」という感嘆や敬意を込めて使われることが多いのが、このフレーズの特徴です。

自分に対して使う時は「しっかり準備した」という自信を、相手に使う時は「よく調べてきたね」という賞賛を表します。

実際に使ってみよう!

The journalist really did his homework before interviewing the corrupt politician.
(そのジャーナリストは、汚職政治家にインタビューする前に徹底的な裏付け調査を行っていました。)
相手の弱点や隠された事実を事前に調べ上げ、鋭い質問を投げかけるための準備を表す例文です。

If we are going to acquire this company, we need to do our homework on their financial status.
(もしこの企業を買収するつもりなら、財務状況について徹底的に下調べをする必要があります。)
ビジネスにおける重大な決断の前に、リスクを回避するための情報収集の重要性を説く状況です。

He didn’t do his homework, so he couldn’t answer any of the client’s questions.
(彼は事前のリサーチを怠っていたため、クライアントの質問に一つも答えられませんでした。)
否定形で使うことで「準備不足」を指摘する表現になります。

『BONES』流・覚え方のコツ

誰も知らないような安酒「オールド・フォーグルソング」がミラーの大好物だと突き止めた、天才科学者ブレナンの「緻密なリサーチ姿」を思い浮かべてみましょう。
ただ高価なものを贈るのではなく、「相手が本当に喜ぶものを徹底的に調べてから動く(=大人の宿題をこなす)」という行動とセットにすると、このフレーズが持つ「誠実な準備」のニュアンスが自然と定着します。

似た表現・関連表現

look into
(調査する、詳しく調べる)
「〜の中を覗き込む」というイメージから、問題の原因や事実関係などを詳細に調べる際に使われる、非常によく出てくる句動詞です。

prepare in advance
(事前に準備する)
リサーチなどの情報収集に限らず、資料の印刷やスケジュール調整など、物理的な準備や段取り全般を含む最も一般的な表現です。

brush up on
(おさらいする、知識を磨き直す)
一度学んだことや昔持っていたスキルを「再び磨き上げる」という意味です。本番前の準備という点では似ていますが、こちらは「既存の知識の復習」に焦点が当たります。

深掘り知識:「大人の宿題」という発想

ビジネスや法律の世界では、”Due Diligence(デューデリジェンス)”という専門用語があります。
企業買収や投資の前に行われる「当然果たすべき徹底調査」を指す言葉で、「do one’s homework」の究極の形とも言えます。

ただ、日常会話でこのフレーズが使われる時は、もっとシンプルです。
「ちゃんと調べてから来た」「準備を怠らなかった」——その一点を、「宿題をした」という子どもっぽい言葉で表現する。
そのギャップが、ネイティブがよく使う理由のひとつでもあります。

「宿題」という言葉に大人の責任感を乗せた英語らしい発想を、ぜひ感じてみてください。

まとめ|見えない努力が結果を変える

今回は、徹底したリサーチや事前の準備を表す「do one’s homework」を紹介しました。

ブレナン博士が見せた「相手のために調べ、動く」という行為は、ドラマの中でも特別に温かみのある場面です。
そして「宿題をする」という言葉が持つ「地道でコツコツとした努力」のイメージは、英語でも日本語でも変わりません。

大切なプレゼンや新しい出会いの前には、しっかりと準備を整えて臨んでみてください。
その一手が、思わぬ信頼につながることがあります。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年2月時点)

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