ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S11E2に学ぶ「give as good as one gets」の意味と使い方

give as good as one gets

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は法医学サスペンス『BONES』シーズン11エピソード2から、対立の場面でよく使われる「give as good as one gets」の意味と使い方を紹介します。
「やられたらやり返す」という場面、英語ではどう表現するのか、ぜひ一緒に見ていきましょう。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

FBIの取調室にて、オーブリー捜査官が情報屋のバーロウを尋問しているシーンです。
バナーマン捜査官の殺害に関与したのではないかと疑われたバーロウが、当時の乱闘騒ぎについて必死に弁明しています。

Aubrey:I’m not buying it, either. Typically speaking, CIs don’t give a beat-down to their handler.
(俺も信じられないな。一般的に言って、情報屋が担当捜査官をボコボコにしたりはしない。)

Barlow:Look, I just gave him a few jabs to make it look good for the others so they didn’t think I was a rat. Trust me, he gave as good as he got.
(なあ、他の奴らに俺が密告者だとバレないよう、カムフラージュのために数発ジャブを入れただけだ。信じてくれ、向こうも同じくらいやり返してきたんだよ。)

Bones Season11 Episode02 (The Brother in the Basement)

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シーン解説と心理考察

バーロウはアーリアン・ブラザーフッドの組員でありながら、実はバナーマンの情報屋(CI)として動いていた人物です。
「自分が密告者だとバレないように殴った」という主張は、一見荒唐無稽に聞こえますが、後の調査でバナーマンが実際にバーロウをCIとして使っていたことが確認されます。

ここで彼が「向こうも同じくらいやり返してきた」と強調しているのには、はっきりした狙いがあります。
バナーマンが行方不明になっているため、「自分は一方的に痛めつけたわけではない(だから失踪には関与していない)」と、自分の罪を軽く見せようとしているのです。

保身と弁明が入り混じる、緊迫感のある取調シーンです。
バーロウのセリフひとつで、二人の複雑な関係が立体的に浮かび上がってきます。

「give as good as one gets」の意味とニュアンス

give as good as one gets
意味:やられたらやり返す、互角に渡り合う、引けを取らない

直訳すると「自分が受け取る(get)のと同じくらい良いものを与える(give)」となります。
一見するとプレゼント交換のようなポジティブな表現に見えますが、実際には「攻撃や批判を受けたら、同等の強さで反撃する」という場面で使われる熟語です。

物理的な殴り合いだけでなく、口論やビジネスの交渉においても、相手に一歩も引かずに対等にやり合う堂々とした姿勢を表します。

【ここがポイント!】

このフレーズのイメージは、「飛んできたパンチを、そのままの威力で打ち返すタフさ」です。
単に「反撃する」という事実だけでなく、「相手と互角の力を持っている」「決して泣き寝入りしない強さがある」というニュアンスが含まれています。

攻撃を受けたら同等の力で返せる——それがこのフレーズに込められた強さです。

使う文脈によって「タフな人への賞賛」にも「自己弁護」にもなる、幅のある表現です。

実際に使ってみよう!

I was worried about the new lawyer, but she certainly gives as good as she gets in the courtroom.
(新しい弁護士のことが心配でしたが、彼女は法廷で間違いなく相手と互角に渡り合っています。)
厳しい法廷の場でもひるまず堂々と反論する、頼もしい姿を描写した例文です。

The CEO faced tough questions from the press, but he gave as good as he got.
(CEOはメディアからの厳しい質問に直面しましたが、一歩も引かずに堂々と応戦しました。)
批判的な相手に囲まれたプレッシャーのかかる状況でも、ひるむことなく返し続けるタフさを表します。

He is a demanding boss, but if you give as good as you get, he will respect you.
(彼は要求の厳しい上司ですが、言われっぱなしにせず対等に意見をぶつければ、敬意を払ってくれます。)
ビジネスシーンで「自己主張の強さ」が評価される場面の例文です。ただ耐えるのではなく、意見を打ち返すことの大切さが伝わります。

『BONES』流・覚え方のコツ

取調室で焦りながら「俺だけが悪いんじゃない!」と弁明するバーロウの姿を思い浮かべてみましょう。
「相手からもらったパンチ(get)と同じ強さのパンチを返す(give)」という状況と結びつけることで、直訳の「良いものを与える」というポジティブな誤解を防ぎ、バチバチにやり合うニュアンスをしっかりと記憶に残せます。

実際のシーンを思い出しながら声に出してみると、リズムもつかみやすいフレーズです。

似た表現・関連表現

fight back
(反撃する、抵抗する)
攻撃に対してやり返すという最もシンプルな表現です。互角にやり合えているかどうかは関係なく、「抵抗の意思を示す」という行動そのものに焦点が当たります。

hold one’s own
(持ちこたえる、引けを取らない)
困難な状況や強い相手に対して、負けずに自分のペースを維持している状態を表します。攻撃的にやり返すというよりは、「防御して耐え抜く」ニュアンスが強い表現です。

stand one’s ground
(一歩も引かない、自分の立場を固守する)
相手からの圧力に対して、自分の意見や信念を曲げずに踏みとどまることを意味します。「やり返す」ことよりも、「動じない強さ」を強調したい時に使われます。

深掘り知識:「give」と「get」が織りなすリズム

このフレーズの面白さは、「与える(give)」と「受け取る(get)」という相反する基本動詞が見事な対比を作り出している点にあります。

英語では、こうした対義語を並べてリズミカルに意味を強調するイディオムがたくさんあります。
たとえば、交渉や人間関係の基本として知られる「give-and-take(妥協、譲り合い)」もその一例ですね。

「give as good as one gets」は元々ボクシングなどの格闘技から生まれた表現と言われており、相手の攻撃を「get」して、すぐさま反撃を「give」するスピード感が言葉自体に宿っています。
ただ黙って耐えるのではなく、言葉でも行動でも「やり返す(自己主張する)」ことを良しとする、英語圏の文化が透けて見える表現です。

まとめ|言葉のパンチを打ち返そう

今回は、対立する相手と互角にやり合う強さを表す「give as good as one gets」を紹介しました。

保身のために懸命に弁明するバーロウのシーンが示すように、このフレーズは「やられっぱなしにはならない」という強い意志を感じさせます。
誰かのタフさを伝えたい時にも、自分が一歩も引かなかった場面を説明する時にも、幅広く使える表現です。

「give」と「get」という2つの基本動詞が生み出す対比のリズムを感じながら、ぜひ会話の引き出しに加えてみてください。

このエピソードを見るには

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※配信状況は変更される場合があります(2026年2月時点)

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