ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S01E04に学ぶ「in the interest of full disclosure」の意味と使い方

in the interest of full disclosure

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

「実は、あらかじめ言っておかなければならないことがあります…」

後でバレたら「なんで隠してたんだ!」と怒られそうな事実を、自分から先に打ち明ける時、あなたならどう切り出しますか?

今回は、そんなピンチをチャンスに変える、賢い大人の「予防線フレーズ」をご紹介します。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

事件の捜査中、ブースとブレナンは地元の獣医デニースと、レンジャーのシャーマンの関係を疑います。

保安官(シェリフ)に彼らの関係を尋ねている最中、保安官自身も気まずそうに「ある事実」を告白し始めます。

Booth: Did Sherman and Denise have a thing?
(シャーマンとデニースは付き合ってたのか?)

Sheriff: They went out a few times.
(数回デートした程度だよ。)

Booth: Just a few times?
(たった数回か?)

Sheriff: Um, in the interest of full disclosure I got to say that I see Denise from time to time too.
(あー、包み隠さず言っておくと、俺もデニースとは時々会ってるんだ。)

BONES Season1 Episode4 (The Man in the Bear)

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シーン解説と心理考察

このシーンの面白さは、保安官の「背伸び」です。

彼は「容疑者候補の女性と自分もデートしていた」という、捜査官としては少し恥ずべき(そして私情が入りかねない)事実を告白しなければなりません。

そこで、普通に「実は俺も…」と言うのではなく、あえて in the interest of full disclosure という弁護士が使うような堅苦しい言葉を選びました。

「いやらしい関係じゃないぞ、これは法的な情報開示なんだぞ」と自分を正当化し、FBIに対してプロっぽく振る舞おうとする保安官の必死なプライドが見て取れます。

フレーズの意味とニュアンス

in the interest of full disclosure

意味: 包み隠さず言っておくと、すべての情報を開示するために、公正を期すために

元々は契約書や法廷で使われる用語です。
直訳すると「完全開示の利益のために=情報を全て明らかにすることが(双方にとって)最善なので」となります。

【ここがポイント!】

日常会話で使う場合、単なる「正直に言うと(To be honest)」よりも、「後でズルいと言われないために、あえて自分に不利なことも言いますよ」というニュアンスが強まります。

相手に対する誠実さのアピールであると同時に、「先に言ったからね、後で文句言わないでね」という自己防衛(免罪符)としても機能する、非常に戦略的な表現です。

実際に使ってみよう!

ビジネスでの「利益相反」の申告や、プライベートでの「気まずい告白」に使えます。

In the interest of full disclosure, I used to work for your competitor.
(公正を期すために申し上げますと、以前御社の競合他社で働いていました。)

解説:
面接や商談で、後で知られると信頼を損なうかもしれない情報を、先に伝えて信頼を得るテクニックです。

In the interest of full disclosure, I haven’t watched that movie yet.
(正直に白状すると、その映画まだ観てないんだ。)

解説:
知ったかぶりをして話を合わせていたけれど、「ごめん、実は…」と訂正する時などに、少し大げさに使うとユーモラスです。

Let’s have full disclosure here.
(ここでは隠し事はなしにしよう。)

解説:
フレーズの一部を使った表現。「腹を割って話そう」とチームに呼びかける時に使えます。

『BONES』流・覚え方のコツ

「保安官のバッジ」をイメージしてください。

田舎の保安官が、胸のバッジを磨きながら、居住まいを正して言います。

「私は法(Law)の番人だ。だから隠し事はしない」

たとえ中身が「女性とデートした話」であっても、この言葉を前置きにすることで、まるで法廷証言のような重みと正当性を持たせることができるのです。

似た表現・関連表現

  • to be honest
    (正直に言うと、実を言うと)
    解説:最も一般的でカジュアルな表現。文頭にも文末にも使えます。自己防衛のニュアンスは弱いです。(例:I didn’t like it, to be honest.)
  • lay one’s cards on the table
    (手の内を明かす、全てさらけ出す)
    解説:トランプのカードをテーブルに広げる動作から。「駆け引きなしで本音を話す」というイディオムです。

深掘り知識:「利益相反」を防ぐための言葉

このフレーズの背景には、欧米社会で非常に重視される 「Conflict of Interest(利益相反)」 という概念があります。

例えば、「裁判官が被告人の親戚だった」場合、公正な判断ができませんよね。これが利益相反です。

ビジネスや公務において、こうした関係を隠していることは致命的なルール違反になります。

だからこそ、疑われる前に in the interest of full disclosure と言って、「私と彼は友人ですが、仕事は公平にします」と宣言するのです。

この一言があるだけで、「隠蔽工作」ではなく「透明性のある報告」に変わります。大人の処世術として覚えておきたいですね。

まとめ|誠実さは最大の防御

言い出しにくい秘密がある時、このフレーズを前置きにすることで、相手に「誠実な人だな」という印象を与え、同時に自分の身を守ることができます。

Full disclosure(情報開示) は、信頼を築くための最強の武器なのです。

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