ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S01E12に学ぶ「take the edge off」の意味と使い方

take the edge off

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

仕事や家事で神経をすり減らした日の夜、皆さんはどうやってリセットしますか?

今回は、FBI捜査官ブースと法人類学者ブレナンの会話から、張り詰めた緊張をふっと緩めるための、大人な英語フレーズをご紹介します。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

路地裏で発見された少年の遺体という重い事件の捜査中、ブースがブレナンをボーリングに誘うシーンです。

常に論理的で仕事熱心なブレナンに対し、ブースは「少し息抜きが必要だ」と、彼なりのストレスケアを提案します。

Booth: Look, I was thinking maybe we could go out and maybe bowl a few frames.
(なぁ、ちょっと出かけて、何フレームかボーリングでもどうだ?)

Brennan: Bowl?
(ボーリング?)

Booth: You know, nothing like a little sport to, uh, take the edge off of-
(ほら、ちょっとしたスポーツほど、〜を和らげるのにいいものはないだろ…)

Brennan: This is not a sport.
(あれはスポーツじゃないわ。)
BONES Season1 Episode12 (The Superhero in the Alley)

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重い事件に向き合い続けるには、適度な「切り替え」が必要です。

直感型のブースは、体を動かして汗をかくことで、捜査の悲壮感や神経の昂り(=Edge)を鈍らせようとしました。

一方のブレナンは、誘いの意図(=ブースの心のケア)よりも「ボーリングの物理的定義」に反応してバッサリ。

「人間らしい感覚でケアしたいブース」と「理屈で生きるブレナン」の対比が鮮やかな、二人の関係性を象徴するやり取りですね。

フレーズの意味とニュアンス

take the edge off
意味:(緊張・痛み・空腹などを)和らげる、鈍らせる、一息つく

直訳すると「刃(Edge)を取り除く」。

ナイフのような鋭い刃先を削って、触れても痛くないように丸くするイメージです。

そこから転じて、「鋭い痛み、張り詰めた神経、耐えがたい空腹」などの「尖った部分」を少し弱める、という意味で使われます。

【ここがポイント!】

この表現の核心は、「問題を完全に解決するわけではない」という点です。

ストレスや痛みそのものをゼロにする(remove)のではなく、「とりあえず耐えられるレベルまでマイルドにする」というニュアンス。

「あー、やっと人心地ついた」という、ほっと一息つく瞬間の、あの感覚のことです。

実際に使ってみよう!

日常やビジネスで、自分をコントロールしたい時や、少し楽になりたい時に使ってみましょう。

I need a piece of chocolate to take the edge off my exhaustion.
(この疲れを和らげるために、ひとかけらのチョコが必要なの。)
解説:育児や仕事の合間の、ちょっとした自分へのご褒美。「これでまた頑張れる」と思えるような、小さなリフレッシュに使えます。

His humor helped take the edge off the awkward silence.
(彼のユーモアが、気まずい沈黙を和らげるのに役立った。)
解説:場の空気感が「ピリピリしている(Edgy)」状態を、ジョークが丸くしてくれた場面です。人間関係の潤滑油としての一言ですね。

Just 5 minutes of meditation can take the edge off a hectic day.
(たった5分の瞑想でも、大忙しの1日のストレスを落ち着かせることができる。)
解説:忙しすぎて心が棘立っている(尖っている)状態を、瞑想でフラットに戻すイメージ。現代人必須のメンタルケア表現です。

『BONES』流・覚え方のコツ

「心のささくれにヤスリをかける」イメージを持ちましょう。

ストレスで心がギザギザに尖っている状態(On Edge)。

そこに、ボーリング(スポーツ)や甘いもの、お酒といった「ヤスリ」をかけて、鋭い角(カド)を丸く削り落とす様子を想像してください。

触れても痛くない、滑らかな状態に戻すこと。それが take the edge off です。

似た表現・関連表現

似た意味を持つ表現との違いを押さえておきましょう。

blow off steam
(憂さ晴らしをする、ガス抜きをする)
解説:蒸気機関車の蒸気をプシューッと逃がすイメージ。take the edge off よりも能動的で、大声で歌ったり走ったりして「発散する」ニュアンスが強くなります。

unwind
(くつろぐ、緊張をほぐす)
解説:きつく巻かれた糸やネジが戻るイメージ。家でゆっくり本を読んだり、お風呂に入ったりしてリラックスする「静的」な動作です。

chill out
(落ち着く、まったりする)
解説:若者言葉に近いカジュアルな表現。「頭を冷やす」という意味から、ダラダラと過ごしてリラックスすることを指します。

深掘り知識:「Edge」が意味するもの

英語の “on edge” という表現をご存知ですか?

「崖のふち(edge)に立っている」ような、イライラして神経過敏な状態を指します。
(例:He has been on edge lately. / 彼は最近ピリピリしている。)

ブースのような捜査官にとって、仕事中は常にこの「崖っぷちの緊張感」の中にいます。

だからこそ、オフの時間にはその「鋭さ」を意図的に削り落とさないと、心が壊れてしまうのです。

ブレナンには「ただの遊び」に見えたボーリングも、ブースにとっては「人間らしさを保つためのメンテナンス」だったのかもしれません。

まとめ|自分なりの「ヤスリ」を持とう

重い仕事や責任を背負っている時こそ、意識的に take the edge off する時間を持ちたいものです。

ブースにとってはボーリングでしたが、あなたにとっての「ヤスリ」は何ですか?

たまには肩の力を抜いて、尖った神経を丸くしてあげましょう。明日また、笑顔で頑張るために。

次回は、ブレナンの珍しい嘘から、大人のマナーとしての「断り」表現をご紹介します。

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