ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S01E15に学ぶ「step on it」の意味と使い方

step on it

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

一分一秒を争う緊急事態、運転している相手に「とにかく急いで!」と伝えたい時、あなたなら何と言いますか?

今回は、病院を抜け出した満身創痍のブースが、相棒(?)のホッジンズに対して放った、緊急度MAXの英語表現をご紹介します。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

誘拐されたブレナンの居場所を突き止めるため、重傷を負ったまま病院を抜け出したブース。
ホッジンズの愛車(ミニクーパー)に乗り込み、犯人の隠れ家へと向かいます。

Hodgins: This conspiracy thing is a lot more intense when you’re in the middle of it.
(この陰謀ってやつ、渦中にいるとかなり強烈だな。)

Booth: [Into phone] Yeah, okay. Look an Agent talked to a witness who saw a couple go into a building off of North 23rd.
([電話で] ああ、分かった。目撃者が、男女が北23番街の建物に入るのを見たそうだ。)

Hodgins: Oh. A building. Oh yeah that’s really specific.
(へえ。建物ね。そりゃまた具体的だこと。)

Booth: Well crack heads aren’t that detailed oriented. Step on it.
(ヤク中は細かいこと気にしねえんだよ。飛ばせ。)
BONES Season1 Episode15 (Two Bodies in the Lab)

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「陰謀」や「情報の曖昧さ」についてお喋りしようとするホッジンズ(思考派)に対し、ブース(行動派)は苛立ちを隠せません。

肋骨が折れている激痛の中で彼が発した Step on it は、単なる「急げ」ではありません。
「四の五の言わずにアクセルを踏め」「御託はいいから動け」という、思考を遮断して行動を強制する、ブースらしい力強い命令です。

フレーズの意味とニュアンス

step on it

意味:急ぐ、スピードを出す、飛ばす

直訳すると「それ(it)の上を踏む(step on)」です。
この it は、車のアクセルペダル(gas pedal)を指しています。「ペダルを踏み込め」=「スピードを出せ」という意味で、1920年代の自動車普及期から使われている決まり文句です。

【ここがポイント!】

単なる「Hurry up(急いで)」よりも、物理的なスピード感と切迫感があります。

「頼むから急いでくれ!」という必死なニュアンスから、「(会話を切り上げて)さっさと行け」というぶっきらぼうなニュアンスまで、状況次第で幅広く使えます。
いずれにせよ、のんびりしている相手のお尻を叩くような勢いを持つ言葉です。

実際に使ってみよう!

基本的には車内での会話で使いますが、比喩的な使い方も覚えておきましょう。

Driver: We have 30 minutes until your flight.
Passenger: Please step on it! I can’t miss this plane.
(運転手:フライトまであと30分ですね。/ 乗客:飛ばしてください! この飛行機には絶対に乗らなきゃいけないんです。)
タクシーで最もよく使うシチュエーションです。チップを弾む覚悟で言いましょう。

I really need to use the bathroom. Can you step on it?
Don’t worry, we’re almost home.
(本当にトイレ行きたいの。急いでくれる? / 心配しないで、もうすぐ家だから。)
生理現象は待ってくれません。家族や友人の運転で、切羽詰まった状況を伝えるのに最適(?)です。

The deadline is approaching. We need to step on it.
(締め切りが迫ってるわ。ピッチを上げないと(急がないと)。)
仕事のプロジェクトなどで、ラストスパートをかける時の掛け声として。比喩的に「作業のアクセルを踏む」イメージです。

『BONES』流・覚え方のコツ

「ブースの肋骨の痛み」とセットで覚えましょう。

ブース自身は助手席にいますが、気持ちの上では自分で運転席のペダルを床まで踏み抜きたい衝動に駆られています。
その「じれったさ」と、ホッジンズの小さなミニクーパーが悲鳴を上げて加速する様子をイメージしてください。

似た表現・関連表現

Floor it.
(床まで踏め、飛ばせ)
Step on it よりもさらに口語的で勢いのある表現です。アクセルペダルを床(floor)につくまで踏み込むこと。「全開で行け!」というニュアンスです。

Hurry up.
(急いで)
最も一般的で、どんな状況でも使える表現です。Step on it ほど「乗り物」や「猛スピード」のニュアンスは限定されません。子供を急かす時などにも使います。

Make it snappy.
(さっさとやって、手短に頼む)
きびきびと(snappy)行動することを求めます。「急いで」というよりは、「ダラダラするな」という命令口調に近い表現です。

深掘り知識:「It」が指す阿吽の呼吸

なぜブースは Step on the gas と言わず、あえて Step on it を選んだのでしょうか?

英語では、状況が明白な時に具体的な名詞(gas pedal)を it で代用することで、「言わなくても分かるだろ」という緊急性や親密さを表現することがあります。

ブースとホッジンズの間に流れる「(文句は言うけど)目的は一緒」という阿吽の呼吸が、この短い代名詞ひとつに凝縮されているのです。

まとめ|アクセル全開で!

人生には、安全運転よりもスピードが優先される瞬間があります。

もしあなたがブースのように「愛する人を助けに行く」ような状況(あるいは単にトイレに行きたい時)になったら、迷わずこの言葉を使ってください。

“Step on it!” —— その一言が、運命を変えるかもしれません。

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