「move on with one’s life」の意味と使い方|『BONES』S11E19で学ぶ英会話

「move on with one's life」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

過去のわだかまりや終わったことをいつまでも引きずらず、気持ちを切り替えて前に進みたい——そう思った経験はありませんか。

そんな場面にぴったりの「move on with one’s life」を、『BONES ―骨は語る―』シーズン11第19話のラスト、アイスリンクでブースが、かつての因縁の相手を解放してやるシーンから、一緒に見ていきましょう。

目次

「move on with one’s life」の意味とニュアンス

move on with one’s life
意味:過去を断ち切って前に進む、人生を先へ進める

move on with one’s life は、つらい出来事や別れ、失敗などにこだわるのをやめ、人生を前向きに進めていくことを表します。過去との決別と、新しい一歩を踏み出す再出発の両方を含む表現です。

move on は「次へ動く・先へ進む」、with one’s life は「自分の人生とともに」という意味です。合わせると「過去に立ち止まらず、人生を抱えて前へ歩き出す」というイメージになります。one’s の部分は主語に合わせて変化し、劇中では move on with his life(彼が人生を先へ進める)の形で使われています。

失恋や離婚から立ち直る場面、過去の失敗を引きずるのをやめる場面、喪失を乗り越えて日常に戻る場面など、人生の節目で気持ちを切り替えるときに使われます。励ましの言葉としても、自分の決意の表明としても活躍する、温かみのある表現です。

【ここがポイント!】

  • 「move on with one’s life」の中心にあるのは、止まっていた人生がふたたび前へ動き出すイメージ
  • 過去との決別と、新しい一歩を踏み出す再出発の両方を含む表現
  • 励ましにも決意表明にも使える、前向きで温かみのある言い回し

『BONES』S11E19のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

事件解決後、ブースは高校時代のライバル、ダリル・パターソンと再びアイスリンクに立ちます。長年こだわってきた過去の試合に、わざと負けてやるブース。その後のブレナンとのやり取りに、この表現が登場します。

Brennan: You lost on purpose. That wasn’t the four-hole.
(わざと負けたでしょう。あれはフォーホールじゃなかった。)

Booth: No, I guess it wasn’t. I guess now this guy can move on with his life and forget about the past.
(ああ、たしかに違ったな。これであいつも過去を忘れて、前に進めるってわけだ。)

Brennan: Just like me and my books?
(私と本みたいに?)

Bones Season11 Episode19(The Head in the Abutment)

Amazon Prime Videoで見る ※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)

シーン解説と心理考察

ブースは、長年わだかまりを抱えてきたライバルにあえて勝ちを譲ることで、相手を過去から解放します。move on with his life がここで担っているのは、勝敗そのものではなく、「過去のこだわりを手放して、ようやく前に進める」という人生のひと区切りです。

印象的なのは、このセリフがエピソード全体のテーマと響き合っている点です。ブースとブレナンはこの回を通じて、本や靴下を「捨てるか残すか」という断捨離に取り組んできました。ブレナンの「私と本みたいに?」という返しによって、物を手放すことと過去を手放すことが静かに重ねられます。move on with one’s life が、モノと記憶、両方の”手放し”を束ねる締めの言葉として効いていると言えます。

『BONES』流・覚え方のコツ

move on は「その場から動いて先へ進む」、with one’s life は「自分の人生とともに」。合わせて、立ち止まっていた人が人生を抱えてふたたび歩き出す——そんな絵を思い描いてみてください。

ブースが因縁の相手をわざと勝たせ、「これで前に進める」と過去のこだわりを手放させる場面を重ねると、止まっていた時計の針が再び動き出すような感覚がつかめます。move on(動き出す)と life(人生)をつなげて、「人生が前に動き出す」と覚えるのがコツです。

このエピソードの他のフレーズ

例文で覚える「move on with one’s life」

過去から前へ踏み出す move on with one’s life は、励ましにも決意にも使えます。3つの例文でその温度感を確かめていきましょう。

It took her a year, but she finally moved on with her life.
(一年かかったけど、彼女はようやく前を向いて歩き出した。)
つらい時期を乗り越えた人を語る場面です。finally と組み合わせると、長い時間を経てたどり着いた再出発の感慨がにじみます。

Sometimes you just have to let go of the past and move on with your life.
(時には過去を手放して、前に進むしかないこともある。)
過去への執着を手放すよう促す場面です。劇中のテーマである”過去を手放す”に、いちばん近い使い方と言えます。

A: I still think about how that deal fell through.
B: You need to stop blaming yourself and move on with your life.
(A:あの契約がダメになったこと、今でも考えちゃうんだ。)
(B:自分を責めるのはやめて、前に進まなきゃ。)
落ち込む相手を励ます場面です。move on with one’s life が、相手の背中を押す定番の励ましとして自然に響きます。

あわせて覚えたい関連表現

put the past behind one
(過去を背後に置く、過去を乗り越える)
「過去を後ろに置いていく」点に焦点があります。move on with one’s life が「前に進む」という未来志向まで含むのに対し、こちらは”過去を置く”動作そのものを描きます。

turn the page
(ページをめくる、新たな段階に入る)
人生を一冊の本になぞらえた比喩です。move on with one’s life よりも「新しい章へ進む」という、はっきりした区切りのニュアンスが強くなります。

let go of the past
(過去を手放す)
「手放す」という行為そのものに焦点があります。move on with one’s life は、その手放しの後に「前進する」動きまで含む点が異なります。劇中でも両方の発想が重ねられています。

Note|”move on” が支える、前を向く文化

move on with one’s life の温かみを味わうには、英語圏で “move on” がどう使われているかに目を向けると見えてきます。

英語では、失敗や別れ、喪失について語るとき、”move on” という言葉が驚くほど頻繁に登場します。”You need to move on.”(もう前に進まなきゃ)は、落ち込む相手にかける励ましの定番フレーズです。そこには、過去にいつまでもとどまるより、気持ちを切り替えて次へ進むことをよしとする価値観がにじんでいます。立ち止まることを責めるわけではなく、「動き出す力」を前向きにとらえる——そんな姿勢が、この短い句には込められています。日本語の「水に流す」や「区切りをつける」とも重なりますが、”move on” のほうが「過去を流す」より「未来へ動く」方向に重心がある点が、ひとつの違いと言えそうです。

劇中のブースが move on with his life と言うとき、まさにこの「過去より前へ」の感覚が働いています。因縁の相手に勝ちを譲り、過去のこだわりから解き放つ——その行為が、この言葉の前向きさをそのまま体現しています。

過去を抱えたままでも、人は前へ歩き出せる。その静かな肯定が、この句にはあります。

まとめ|ブースの”わざと負ける”優しさから学ぶこと

move on with one’s life は、「過去のこだわりを手放して、人生を前へ進める」という前向きな再出発を表す表現です。止まっていた人生がふたたび動き出すイメージをつかめば、その温かい響きが自然と伝わってきます。

この表現が使えるようになると、落ち込む誰かの背中をそっと押すときも、自分が過去を吹っ切る決意を語るときも、ぴったりの一言が見つかります。過去を手放し、未来へ歩き出す——そのやわらかな前向きさを、的確に届けられるようになります。

ブースが因縁の相手にあえて勝ちを譲った、あの優しさを思い出しながら、move on with one’s life をあなたの表現の引き出しに加えてみてください。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)


このエピソードの他のフレーズ

おすすめ記事
日常英会話を学びたい方におすすめの海外ドラマはこちら
「move on with one's life」のような、日常で使いやすい英語表現をもっと学びたい方におすすめです。
日常英会話が学べる海外ドラマを見る

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次