ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S02E07に学ぶ「what to make of」の意味と使い方

what to make of

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『BONES』シーズン2第7話から、不可解な状況や予想外の出来事に直面した際の定番フレーズ「what to make of」を解説しますね。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

エピソード冒頭、ワシントンD.C.の浄水場で遺体が発見されたという報せを受け、現場へ向かうブースとブレナンのシーンです。

猟奇的な事件の現場において、まったく噛み合わない二人のやり取りにご注目ください。

Dispatch: Coroner Van Three, what’s your E.T.A.?
(検視局ヴァン3、到着予定時刻は?)

Booth: They found the victim in the filtration system. Just, you know, some bones, and nobody knows what to make of ‘em.
(浄水システムの中で被害者が見つかったんだ。ただの骨で、誰もそれをどう解釈していいか分からない状態だよ。)

Brennan: I mean, look at this. Millions of tax dollars are spent to clean and treat tap water and yet people spend billions on bottled water.
(信じられないわ。水道水の浄化に何百万ドルもの税金が使われているのに、人々は何十億ドルもボトルウォーターに費やしているのよ。)

Booth: Well, it’s cleaner. Look, it comes from a clean mountain stream.
(だって、こっちの方が綺麗だろ。ほら、清らかな山の小川から採水されてるし。)

Brennan: Yeah, which contains fecal matter from animals.
(ええ、そこには動物の糞便が含まれているわ。)
BONES Season2 Episode7 (The Girl with the Curl)

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シーン解説と心理考察

巨大な浄水タンクの中で発見されたのは、無惨にもバラバラになった「ただの骨」でした。
現場の警察官たちでは何の手がかりも見出せず、「誰もどう解釈していいか分からない(nobody knows what to make of ‘em)」とブースは語ります。

しかし、天才法人類学者のブレナンは目の前の凄惨な事件よりも、人々が飲むボトルウォーターの水質分析の方に強い関心を示しています。

周囲が骨の意味を理解できずパニックに陥る中、一人だけ全く異なる次元で物事を「解釈」しているブレナンの異質さと、それに振り回されるブースの対比がユーモラスに描かれた場面ですね。

フレーズの意味とニュアンス

what to make of
意味:〜をどう解釈するか、どう理解するか、〜についてどう思うか

直訳すると「〜から何を作るべきか」となりますが、ここでの make は物理的に物を作ることではなく、「情報や状況から、意味や結論を導き出す」という頭の中のプロセスを表しています。
of の後ろには、理解したい対象(人物、発言、出来事など)が入ります。

【ここがポイント!】

ネイティブがこの表現を使う時のコアイメージは「目の前にある不可解な材料(情報)を、どう料理していいか戸惑っている状態」です。

単に「I don’t know(分からない)」と考えることを放棄するのではなく、「状況は見えているし、情報もあるけれど、その真意や意図をどう組み立てればいいのか掴めない」という、分析しようとする知的な態度が含まれているのが最大の特徴ですよ。

実際に使ってみよう!

I really don’t know what to make of his sudden resignation.
(彼の突然の辞任をどう解釈していいのか、本当に分かりません。)
[解説] 同僚が急に辞めてしまった時など、「I don’t know why…」と言うよりも「色々考えてみたけれど、裏にある意図が読めない」という戸惑いと咀嚼のプロセスを相手に伝えることができます。

What do you make of the new manager’s policy?
(新しいマネージャーの方針について、どう解釈していますか?)
[解説] 「What do you think of…?(どう思う?)」という単純な感想を求める表現に対し、こちらは「あなたなりにどう分析して、どういう意味合いだと捉えている?」という一段深い意見を求める際に重宝します。

She wasn’t sure what to make of the strange email she received last night.
(彼女は昨夜受け取った奇妙なメールを、どう解釈すべきか分かりませんでした。)
[解説] 日常会話において、意図の読めないメッセージや、友人からの急にそっけない返信など、「これってどういう意味で作られた文章だろう?」と頭を悩ませている心理を的確に表現できます。

『BONES』流・覚え方のコツ

泥まみれの骨の破片を前に、「I don’t know what to make of this…(これをどう解釈しろって言うんだ…)」と途方に暮れる現場の捜査官たち。
そこにブレナンが颯爽と現れ、その「意味不明なピース」から次々と真実(make sense)を導き出していく。

凡人が直面する「what to make of(理解不能な材料)」と、ブレナンの圧倒的な知性によってそれが「事実」へと変わる瞬間。
このドラマならではの痛快なプロセスを思い浮かべると、フレーズの持つニュアンスが鮮明に記憶に焼き付きますよ。

似た表現・関連表現

how to interpret
(意味:どう解釈するか)
what to make of が「目の前のバラバラの材料から意味を組み立てる感覚」だとすれば、interpret は「自分の持っている知識や既存のルールの枠組みに当てはめて解釈する」という、より専門的で学術的なニュアンスを持ちます。

what to think of
(意味:〜についてどう考えるか)
what to make of と非常に似ていますが、こちらは証拠から意味を組み立てるというよりも、「善悪の判断」や「個人的な好き嫌い」の感想を求める際にも幅広く使われる汎用性の高い表現です。

can’t figure out
(意味:〜が理解できない、解決できない)
what to make of が「どう解釈すべきか」という入り口で迷っている状態なら、figure out は「色々情報をつなぎ合わせて考えたけれど、結局答え(結果)に辿り着けない」という行き詰まりを強調しますよ。

深掘り知識:makeが持つ「材料から意味を作り出す」という魔法

私たちが最初に習う make の意味は「(物理的に)作る」ですよね。
しかし、英語ネイティブの脳内では、make はもっと抽象的でスケールの大きな魔法の言葉として機能しています。

英語では、目の前にある「目に見えない出来事」や「人の発言」を、一種の「材料」として捉える感覚があります。
つまり、what to make of は「この謎の材料を使って、頭の中でどんな『意味』を作り上げればいいのだろう?」という思考のプロセスそのものなのです。

だからこそ、相手の真意が分かった時には It makes sense(意味を成す=理解できる)となり、ここでも make が登場します。
英単語が持つ「物理から抽象への広がり」を知ると、丸暗記に頼らない本質的な英語力が身についていきますね。

まとめ|不可解な状況も、英語の表現力で乗り越えよう

いかがでしたか?
今回は『BONES』のシーンから、不可解な出来事に対する解釈を表すフレーズ「what to make of」をご紹介しました。

意図が読めないシチュエーションに直面した時こそ、「I don’t know」で終わらせず、この表現を使って知的にコミュニケーションを深めていきたいですね。
これからも一緒に、実践的な英語のセンスを磨いていきましょう。

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