ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S8E19に学ぶ「bottoms up」の意味と使い方

bottoms up

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回は『BONES』シーズン8エピソード19のスイーツ旅立ちシーンから、「bottoms up」をピックアップ。
飲み会やパーティーで使えるこのフレーズと、ブース流の不器用な愛情表現を一緒に楽しみましょう。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

長く居候していたスイーツがいよいよ引っ越す日、ブースとブレナンの3人でグラスを傾けながら最後の挨拶を交わす場面です。

Booth: Okay. Good luck, Sweets, in your new place.
(よし。新居でも頑張れよ、スイーツ。)

Sweets: I cannot thank you enough for taking me in in a time when I was the most…
(僕が一番……だった時期に、家に置いてくださったこと、いくら感謝してもしきれません。)

Booth: Bottoms up. Cheers.
(乾杯。さあ、飲もう。)

Sweets: Yeah, all right.
(ええ、そうですね。)

Booth: New beginnings. That’s it.
(新しい始まりだ。それだけだ。)

BONES Season8 Episode19(The Doom in the Gloom)

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シーン解説と心理考察

人生で最も不安定だった時期に家族のように迎え入れてくれたブースとブレナンへ、スイーツが心から感謝を伝えようとするシーンです。
しかしスイーツが言葉を詰まらせたまさにそのタイミングで、ブースは「Bottoms up. Cheers.」と明るく遮り、「New beginnings.(新しい始まりだ)」と続けます。
しんみりした感謝の言葉を受け取りながら、「水臭い挨拶は抜きにして、前を向こうぜ」と言外に伝えるブースなりの愛情表現です。
スイーツもその不器用な優しさを即座に察して、笑顔でグラスを合わせます。
言葉を尽くさずとも通じ合える3人の関係が、短いやり取りの中に凝縮されたような名シーンです。

「bottoms up」の意味とニュアンス

bottoms up
意味:乾杯、飲み干して

「bottom」はグラスやカップの「底」を意味する単語です。
「グラスの底を上に向けて=中身をすべて飲み干して」という状態を表すフレーズです。
日本語の「乾杯(杯を乾かす)」という言葉の成り立ちと非常に似ており、カジュアルな飲み会やパーティーで「さあ飲もう!」「一気にいこう!」と場を盛り上げる掛け声として使われます。
「Cheers」と同じように使えますが、より「しっかり飲むぞ」という活気と勢いが込められた表現です。

【ここがポイント!】

「なぜ bottoms と複数形なの?」と思った方、鋭い疑問です。

乾杯はその場にいる全員がグラスを持ち上げる集団的な行為です。
つまり「全員のグラスの底(bottoms)」が上を向く、というイメージから複数形になっています。
現在では決まり文句として完全に定着しているため、一人で飲む時でも「bottoms up」という複数形の形で使います。

実際に使ってみよう!

Here’s to our new project! Bottoms up!
(私たちの新しいプロジェクトに乾杯!さあ、飲もう!)
「Here’s to 〜(〜に乾杯)」とセットで使われる王道のパターンです。仲間とカジュアルに盛り上がる場面で重宝します。

Come on, bottoms up! We’re leaving in five minutes.
(ほら、飲み干して!あと5分で出発するよ。)
「乾杯」の掛け声ではなく「グラスを空にして」と促す使い方です。次の場所へ移動する前によく耳にします。

Well, bottoms up, everyone. It’s been a long week.
(さて、みんな乾杯しよう。今週も長かったね。)
金曜日の夜など、仕事終わりに最初の一杯を飲む時のリラックスした雰囲気にぴったりです。ブースのように「Cheers」と続けて言うことも多いです。

『BONES』流・覚え方のコツ

ブースがスイーツに向かってグラスを持ち上げ、手首をクイッと返してグラスの「底(bottoms)」を天井に向けて「上(up)」に突き上げながらお酒を飲む映像をイメージしてみてください。
日本語の「乾杯(杯を乾かす)」という文字と、この「底を上に向ける」という物理的な動きをリンクさせると、いつでもスムーズに口から出てくるようになります。

似た表現・関連表現

Cheers
(乾杯、ありがとう)
「bottoms up」よりもさらに一般的で、どんな場面でも使える万能な乾杯の挨拶です。イギリスやオーストラリアではカジュアルな「ありがとう」や「さようなら」の意味でも使われます。

make a toast
(乾杯の挨拶をする)
結婚式や公式なパーティーなど、スピーチを伴うようなフォーマルな乾杯を指します。今回のブレナンが「I have a toast.」と言った場面がまさにこれです。

drink up
(飲み干す、さっさと飲む)
「bottoms up」の「飲み干して」という意味に近い表現ですが、「早く飲んでしまって」と急かすニュアンスが強めです。「Drink up, your coffee is getting cold.」のようにお酒以外にも使えます。

深掘り知識:アメリカ流の「照れ隠し」と「言葉にしない美学」

ブースのように、誰かが感情的な感謝を伝えようとした時にグラスを上げて話題を切り替える——これはアメリカの、特に軍や法執行機関のバックグラウンドを持つ「タフガイ」なキャラクターにとって自然なコミュニケーションです。

長々と感傷的な言葉を交わすことを苦手とする文化的な傾向が背景にあります。
「それ以上は言わなくていい、分かってるから飲もうぜ」という気持ちを、グラスを上げる行為(bottoms up)と「New beginnings.」という一言に凝縮しているのです。
言葉が少ないからこそ、その重みが伝わってくる——そういうシーンの読み方を知ると、ドラマの台詞がより鮮明に届くようになります。

まとめ|グラスの底を上げて楽しくコミュニケーション

今回は『BONES』シーズン8エピソード19の送別シーンから、「bottoms up」をご紹介しました。

照れくさい空気をパッと明るく変えたい時や、仲間と一杯を楽しみたい時、このフレーズひとつで場の雰囲気がぐっと変わります。
「底を上へ」というシンプルなイメージと一緒に覚えておけば、次にグラスを合わせる場面で自然と口から出てくるはずです。

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