ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S5E16に学ぶ「break ~ to」の意味と使い方

break ~ to someone

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『BONES』S5E16の、言いにくい事実を前に二人が言葉を選ぶ場面から、
悪い知らせを相手に切り出す時に使える「break ~ to」をご紹介します。

日常会話やビジネスシーンでも重宝する表現です。ぜひチェックしてみてください。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

ブースとブレナンがFBI本部に出勤してくる冒頭のシーンです。

スイーツが執筆した本の内容に、「二人が初めて組んだ事件」に関する事実誤認があることが判明。その間違いをスイーツにどう伝えるべきか、二人が相談しています。

BOOTH:You know, we’re gonna have to break this to Sweets very gently.
(なぁ、スイーツにはすごく慎重にこのことを打ち明けないとな。)

BRENNAN:Why? He should be grateful.
(どうして?彼は感謝するべきよ。)

BOOTH:He’ll be grateful later.
(感謝するのは後になってからだよ。)

Bones Season5 Episode16(The Parts in the Sum of the Whole)

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シーン解説と心理考察

長年かけて執筆した本に間違いがあったと知らされれば、誰でもショックを受けるものです。

他人の感情の機微に敏感なブースは、スイーツがパニックになることを予想し、なるべく傷つけないよう慎重に事実を伝えようとしています。

一方、事実と論理を重んじるブレナンは「間違いを正してもらえるのだから感謝して当然」と、全く異なる捉え方をしています。

二人の性格の対比が鮮明に表れた、このドラマらしい興味深い場面です。

「break ~ to」の意味とニュアンス

break ~ to
意味:〜(悪い知らせなど)を…(人)に打ち明ける、伝える

「break」には「壊す」「破る」という基本的な意味がありますが、そこから派生して「沈黙を破る」「ニュースを伝える」という意味でも使われます。

特に「break something to someone」の形をとる場合、単なる情報伝達ではなく、相手にとってショックな出来事や耳の痛い話を切り出すニュアンスが含まれます。

相手の平穏な状態や期待を「壊す」ような知らせを届ける、そんなイメージです。

【ここがポイント!】

このフレーズの核心は、伝える側に「言いにくい」という心理的な負担やためらいがある点です。

相手を傷つけるかもしれないという懸念があるからこそ、慎重に言葉を選びながら事実を告げる状況で使われます。

ブースが「very gently(とても優しく、慎重に)」と付け加えているのも、この表現が持つネガティブな衝撃を和らげるための、自然な配慮だと言えます。

実際に使ってみよう!

I hate to break this to you, but we didn’t get the contract.
(言いにくいんだけど、その契約は取れなかったんだ。)
「I hate to break this to you, but ~」は悪い知らせを伝える時の定番のクッション言葉。相手の期待を裏切る心苦しさをそのまま表現できる、便利な前置きです。

Who is going to break the bad news to the boss?
(誰がボスにその悪い知らせを伝えるの?)
チームでミスが発覚した時など、重苦しい報告をしなければならない状況を表します。「break the bad news」はセットで覚えておくと、様々な場面で応用がききます。

She broke it to him that she was moving to another country.
(彼女は別の国へ引っ越すことを彼に打ち明けた。)
「break it to 人 that ~」の形で、具体的な内容を後ろに続けることも可能です。別れ話や重大な決断など、相手の人生に影響する出来事を告げる場面にも使えます。

『BONES』流・覚え方のコツ

今回のブースのセリフと心情をセットで覚えるのがおすすめです。

一生懸命書いた原稿の間違いを指摘されるという、スイーツの平穏な心をパリンと「break(壊す)」してしまうような知らせ。

それを伝えるブースの「言いにくいなぁ」という渋い表情をイメージしてみてください。

相手の心の平穏に「割って入る」感覚を持つと、フレーズのニュアンスが自然と身についてきます。

似た表現・関連表現

  • drop a bombshell:爆弾発言をする、突然衝撃的なニュースを知らせる。「break ~ to」が相手への配慮を持って慎重に伝えるのに対し、こちらは周囲が驚くような事実を突然投下するイメージです。
  • let someone know:人に知らせる、伝える。内容の良し悪しに関わらず情報を伝えるという客観的な表現で、「言いにくい」という感情的なニュアンスは含まれません。
  • spill the beans:秘密を漏らす、うっかりしゃべってしまう。隠しておくべき事実を伝えてしまう点では似ていますが、意図せず口を滑らせるニュアンスが強い表現です。

深掘り知識:ニュース速報とbreakの関係

テレビを見ていると、番組の途中で「Breaking News(ニュース速報)」というテロップが出ることがあります。これも今回の「break ~ to」と同じ語源から来ています。

通常の番組編成という日常の流れを「断ち切って(break)」、緊急性の高い情報を割り込ませて伝える、そんな意味合いが含まれています。

またメディア業界では、特ダネを報道することを「break a story」と言います。誰も知らない新しい事実によって現状を打破する、というニュアンスです。

まとめ|相手を思いやるコミュニケーション

本記事では、『BONES』のワンシーンから、言いにくいことを相手に打ち明けるフレーズ「break ~ to」を紹介しました。

事実を伝えるだけでなく、相手の感情に配慮するニュアンスが含まれているため、知っておくとコミュニケーションの幅が広がります。

日常やビジネスで少し重い話を切り出す必要がある時は、ブースのように相手を思いやるクッション言葉を添えながら、ぜひ活用してみてください。

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