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BONESシーズン4 第7話には、ボートの座席に座ろうとしたブースが、持ち主であるJPの体格をブレナンに尋ねる場面が登場します。今回はこのやり取りから、身長の伝え方をめぐる英語文化の違いを見ていきます。
センチメートルとフィート・インチ、同じ「身長」でも国によって当たり前の伝え方は違うものです。劇中のやり取りを手がかりに、その違いをたどっていきましょう。
センチメートルから”シンプルな高さ”へ—単位のすれ違い
調整できないボートの座席に苦戦するブースは、ブレナンにJPの身長を尋ねます。理系のブレナンは、迷わずメートル法で答えます。
Booth: Bones, these seats–they aren’t adjustable. How tall do you think JP is?
(ボーンズ、このシートは調節できないんだ。JPはどれくらいの身長だと思う?)Brennan: 190 to 195 centimeters.
(190から195センチメートルね。)Booth: Just give me a simple height.
(普通の言い方で教えてくれ。)Brennan: Six three or four?
(6フィート3インチか4インチくらいかしら?)BONES Season4 Episode7 (The He in the She)
ブレナンが即座にcentimetersで答えたのに対し、ブースはa simple height(シンプルな高さ)を求めます。「シンプル」という言葉には、センチメートルの方が難しいという意味合いはなく、あくまで自分にとって身近で分かりやすい単位で答えてほしい、というニュアンスが込められています。それに応じてブレナンが口にしたsix three or fourは、「6フィート3インチか4インチ」を略した言い方で、日常会話では”feet”や”inches”を省略してこう伝えることも珍しくありません。
アメリカでは科学や医療の現場を中心にメートル法が使われる一方、日常生活での身長・体重・距離などには、フィート・インチやポンドといった単位が今も根強く使われているとされています。ブレナンの科学者らしい第一声と、ブースの日常感覚とのずれは、この2つの単位系が生活の中で同居している様子を象徴していると言えます。
“100と…”から”5フィート2インチ”へ—切り替わる単位の癖
ブースが続けてJPの妻の身長も尋ねると、ブレナンは面白い言い直しを見せます。
Booth: How about his wife?
(奥さんはどうだ?)Brennan: Oh, perhaps 100 and… 5’2″.
(そうね、100…いいえ、5フィート2インチくらいかしら。)BONES Season4 Episode7 (The He in the She)
ブレナンは「100(センチメートル台の数字)と…」と言いかけてから、5’2″(5フィート2インチ)というフィート・インチ表記に自ら切り替えています。5’2″のように、フィートを‘(プライム記号)、インチを“(ダブルプライム記号)で表す書き方は、英語圏の身長表記でよく見られる形です。メートル法に慣れているはずのブレナンが、会話の相手に合わせて途中で単位を切り替える様子から、フィート・インチが日常会話でいかに根強い単位かがうかがえます。
まとめ|身長の伝え方に見る、2つの単位文化
centimeters、a simple height、six three or four、5’2″と、身長の伝え方をたどってきました。科学的なセンチメートルと、日常会話で好まれるフィート・インチという2つの単位系が、同じ会話の中でせめぎ合う様子が見えてきます。
『BONES』が映し出すこうした単位文化の違いを、これからも見ていきましょう。
このエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。


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