海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回扱うのは、BONES シーズン4 第4話、捜査中の現場近くでブースとブレナンがオポッサムに遭遇する場面です。紛れ込んできた小さな来客に振り回される二人のやり取りから、動物を追い払う言い方や、死んだふりを表す言い方に注目します。
動物のちょっとした仕草にも、英語ならではの言い回しが詰まっています。ブースとブレナンの掛け合いから、その表現を見ていきましょう。
追い払うときの掛け声
現場に迷い込んできたオポッサムに気づいたブースが慌てる中、ブレナンは動物を刺激しないよう毅然とした調子で追い払いにかかります。
Brennan: No. No, no, no. Opossums are scared of humans. Here! Shoo, shoo, shoo. Shoo, shoo. Go, go, go, go. Go, go, go. Shoo, shoo. C’mon, shoo, shoo, shoo, shoo, shoo, shoo, shoo.
(違う、違う違う違う。オポッサムは人間を怖がっているだけよ。ほら! しっ、しっ、しっ。しっ、しっ。行け、行け、行け、行け。行け、行け、行け。しっ、しっ。ほら、しっ、しっ、しっ、しっ、しっ、しっ、しっ。)BONES Season4 Episode4 (The Finger in the Nest)
shooは動物を追い払う時にかける定番の掛け声で、日本語の「しっ」に近い響きを持つ間投詞です。goを連呼する言い方も、動物に立ち去るよう促す時によく使われます。短い単語を何度も繰り返すことで、身振りと一緒に相手(この場合は動物)へメッセージを伝える、実演向きの表現です。
死んだふりを表す”faking it”
追い払われて動かなくなったオポッサムを見て、ブースとブレナンは会話を交わします。
Brennan: A stressed-out opossum can go into a false sleep, lasting up to four hours.
(ストレスを受けたオポッサムは、最大4時間続く偽の眠りに入ることがあるの。)Booth: Oh. So the possum was faking it?
(へえ。つまりこいつは死んだふりをしてたってことか?)BONES Season4 Episode4 (The Finger in the Nest)
false sleepは劇中でブレナンが説明する「偽の眠り」という言い方で、faking itはブースがそれを「ふりをしていた」と口語的に言い換えた表現です。同じ状況を、フォーマルな言い方とくだけた言い方の両方で表現できることが、このやり取りからよく分かります。fake itは「~のふりをする」という汎用性の高い言い回しで、動物の行動に限らず、人の振る舞いを説明する時にも使われます。
“opossum”と”possum”、呼び方をめぐる言い合い
立ち去ったオポッサムを証拠のために連れ戻すよう言われたブースは、渋々応じながらも、その呼び名をめぐってブレナンと軽く言い合いになります。
Booth: Fine, I’ll go get your possum.
(わかったよ、お前のポッサムを捕まえに行けばいいんだろ。)Brennan: Opossum.
(オポッサムよ。)Booth: Possum.
(ポッサムだろ。)Brennan: Opossum.
(オポッサム。)BONES Season4 Episode4 (The Finger in the Nest)
opossumが正式な呼び方ですが、日常会話では先頭の”o”を落としてpossumと呼ばれることも多くあります。事実や正確さにこだわるブレナンが正式名称を崩さず、くだけた言い方を好むブースが省略形を使い続けるところに、二人らしい対比が表れています。呼び方一つにも、話し手の性格が表れる好例です。
まとめ|動物とのやり取りに見る口語表現
追い払うときのshoo、死んだふりを指すfaking it、そしてopossumとpossumの呼び方の違いまで、ブースとブレナンの掛け合いには生き物相手ならではの口語表現が詰まっていました。
次回も『BONES』の何気ないやり取りから、日常で使える英語表現を追いかけていきましょう。
このエピソードの他の場面は、同じエピソードのコラムやまとめ記事でも読むことができます。


コメント