ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S02E04に学ぶ「come through for」の意味と使い方

come through for

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は、ピンチの時に助けてもらった感謝を伝えたり、相手との信頼関係をグッと深めたりするのに役立つ、温かいコミュニケーション表現をご紹介しますね。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

連続殺人犯エップスが仕掛ける歪んだゲームにより、新たな被害者がどこかに生き埋めにされているという緊迫した状況。
一刻を争うタイムリミットの中、ラボのメンバーたちは必死に手がかりを探しています。

ついにホッジンズが被害者の居場所を特定する決定的な証拠(微粒子)を発見し、ブースに報告するシーンです。

Hodgins: This particulate is definitely from a localized source.
(この微粒子は間違いなく特定の場所から採取されたものだ。)

Booth: Is it enough to get us a location?
(場所を特定するのに十分か?)

Hodgins: Yes. Yes, it is.
(ああ。十分だ。)

Booth: I knew you’d come through for me, buddy. Good work.
(お前ならやってくれると思ってたぜ、相棒。よくやった。)

Hodgins: Whew.
(ふぅ。)
BONES Season2 Episode4 (The Blonde in the Game)

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シーン解説と心理考察

被害者の命が刻一刻と削られていく極限のプレッシャーの中、見事に結果を出したホッジンズに対し、ブースが心からの労いと信頼を言葉にする名シーンです。

「I knew you’d come through for me」というセリフからは、「お前なら絶対に期待に応えて結果を出してくれると信じていた」というブースの熱い絆が伝わってきますね。

大役を果たして安堵の溜息を漏らすホッジンズの反応も、現場の緊迫感と二人の関係性の深さを物語っています。

フレーズの意味とニュアンス

come through for
意味:(人の)期待に応える、力になる、約束を果たす、やり遂げる

「come through」単体では「通り抜ける」「(情報などが)伝わる」といった意味がありますが、後ろに「for someone(誰かのために)」が続くことで、「(誰かのために)困難を乗り越えて結果を出す」という力強い意味へと変化します。

【ここがポイント!】

ただ単に「手伝う(help)」というよりも、「厳しい状況やプレッシャーの中で、最後までやり抜いて相手を助ける」というコアイメージがあります。

土壇場で大活躍してくれた人や、絶対に失敗できない場面で頼りになる人に対して使う、非常にポジティブで最大級の称賛と感謝が込められた表現ですよ。

実際に使ってみよう!

Thanks for covering my shift at the last minute. You really came through for me.
(急なのにシフトを代わってくれてありがとう。本当に助かったよ。)
[解説] 急なトラブルで困っている時に助けてもらった際の、深い感謝を伝える基本の表現です。

We were counting on the supplier, but they didn’t come through for us.
(そのサプライヤーを当てにしていたのだが、彼らは期待に応えてくれなかった。)
[解説] 否定文にすることで、ビジネスなどで「約束を果たしてくれなかった」「当てが外れた」という落胆を表現できます。

Do you think the new marketing team will come through for the product launch?
(新しいマーケティングチームは、製品発表会に向けて結果を出してくれると思う?)
[解説] 疑問文として使うことで、まだ結果が出ていない未来の出来事に対して「やり遂げてくれるだろうか」と尋ねる応用表現です。

BONES流・覚え方のコツ

「through(通り抜ける)」という単語の持つ立体的なイメージを活用してみましょう。

ホッジンズが、分厚い壁や暗いトンネル(=困難やプレッシャー)をドリルでガリガリと「通り抜け(through)」て、待っているブースのため(for)に証拠というお宝を差し出す映像を頭に思い描いてみてください。

「困難を突き破って結果を届ける」という感覚が掴めると、このフレーズの熱いニュアンスが一生モノの記憶として定着しますよ。

似た表現・関連表現

count on
(意味:〜を頼りにする、〜を当てにする)
「I’m counting on you.(君を頼りにしているよ)」のように、誰かに期待を寄せる段階で使われる定番フレーズです。

let someone down
(意味:(人を)がっかりさせる、期待を裏切る)
「come through for」の真逆の意味を持つ表現です。「I won’t let you down.(期待は裏切らないよ)」とセットで覚えておくと便利ですよ。

deliver
(意味:結果を出す、約束を果たす)
荷物を「配達する」という意味でお馴染みですが、ビジネスシーンでは「期待された成果をきちんと届ける」というニュアンスで非常によく使われます。

深掘り知識:「come through」と「pull through」の決定的な違い

上級者向けに、非常によく似たイディオム「pull through」との使い分けをご紹介します。

どちらも「困難を乗り越える」という共通点がありますが、使われるシチュエーションが異なります。
今回の「come through」が「約束を果たす、期待された成果を出す」という目的に焦点が当たっているのに対し、「pull through」は「(重病や致命的な危機から)生き延びる、回復する」という、まさに命がけのサバイバル状況で使われることが多いです。

例えば、「The doctor said he will pull through.(医者は彼が回復するだろうと言った)」のように使います。
似たフレーズでも、背景にあるニュアンスの違いを知っておくと、ドラマのセリフがより深く理解できるようになりますね。

まとめ|信頼と感謝を伝える魔法のフレーズ

いかがでしたか?
今回は『BONES』の熱いチームワークを感じるシーンから、「come through for(期待に応える、力になる)」という表現を深掘りしました。

日常会話でもビジネスでも、誰かが自分のために困難を乗り越えてくれた時、単に「Thank you」と言うだけでなく、「You really came through for me.」と一言添えるだけで、相手へのリスペクトと感謝の深さが格段に伝わります。

ブースとホッジンズのような素晴らしい信頼関係を築くための魔法のフレーズとして、ぜひ皆さんの言葉の引き出しに加えてみてくださいね。

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