ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S01E22に学ぶ「foul play」の意味と使い方

foul play

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

ニュースやミステリードラマを見ていると、「事件性はないと見られています」という言葉をよく耳にしますよね。
今回は、ブレナンの母の死の真相を探る上で極めて重要になった、この「事件性」を表す英語表現をご紹介します。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

身元不明だった遺体がブレナンの母のものであると判明し、ショックを受けるブレナンの前で、ザックが過去の検視記録を読み上げる緊迫の場面です。

ZACK: No. It appears that somebody just dug a hole at the edge of the cemetery and…plopped the body in there.
(いいえ。誰かが墓地の端に穴を掘って……遺体をポンと放り込んだようです。)
BOOTH: Zack….
(ザック……。)
ZACK: Sorry. “The local coroner found no obvious evidence of foul play and sent the remains, a few artifacts and soil samples to the Jeffersonian, hoping we could identify her.”
(すみません。「地元の検視官は明らかな事件性を示す証拠を見つけられず、身元特定を期待して遺体といくつかの遺留品、土壌サンプルをジェファソニアンに送付した」とあります。)
BONES Season1 Episode22 (The Woman in Limbo)

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ザックが悪気なく「ポンと放り込んだ」と残酷な事実を口にしてしまい、ブースにたしなめられます。
ここで注目すべきは、当時の地元の検視官が「明らかな事件性(foul play)を見つけられなかった」という記録です。

ブレナンの母はただ病気や事故で亡くなったのではなく、明らかに誰かの手によって命を奪われました。
過去のずさんな捜査では見抜けなかったその「事件性」を、ブレナンたちの鋭い科学の目がこれから暴いていく。

絶望的な真実の幕開けでありながら、ジェファソニアン・チームの存在意義が際立つ重要なシーンです。

フレーズの意味とニュアンス

foul play
意味:事件性、犯罪行為、不正行為

直訳すると「反則プレー」です。もともとはスポーツやゲームにおいて「ルール違反の汚いプレー」を指す言葉でした。
そこから派生し、警察や法医学の文脈では「(自然死や事故死ではない)人為的な犯罪行為」を意味するようになりました。

【ここがポイント!】

この表現の核心は、「単なる偶然の事故ではなく、誰かの『悪意ある手』が加わっている」という点にあります。

まだ「殺人(murder)」と断定できない初期捜査の段階で、メディアや警察が状況を説明するのに非常に便利な言葉なのです。
そのため、”Police suspect foul play.”(警察は事件性を疑っている)という定型句としてニュースで毎日のように使われます。

実際に使ってみよう!

サスペンス映画だけでなく、ビジネスの場での「不正行為」から、日常のちょっとしたイタズラまで使える表現です。

Police found the missing car, but they do not suspect foul play.
(警察は行方不明になっていた車を発見したが、事件性はないと見ている。)
ニュース英語の超定番フレーズです。「誰かに襲われたり、盗まれたわけではなさそうだ(単なる事故や置き忘れだろう)」という状況を簡潔に伝えます。

The audit revealed foul play in the company’s accounting department.
(監査の結果、企業の経理部における不正行為が明らかになった。)
ビジネスシーンでの使い方です。殺人などの凶悪犯罪に限らず、横領やデータ改ざんといった「ルールの逸脱(不正)」全般を指すことができます。

Someone ate my pudding! I suspect foul play.
(私のプリンを誰かが食べた!事件の匂いがするぞ。)
日常会話でネイティブがよくやる、大げさなジョークです。ただの盗み食いに対して、探偵気取りで深刻ぶって言うとクスッと笑える表現になります。

『BONES』流・覚え方のコツ

「スポーツのファウル(反則)が、現実の犯罪に変わる瞬間」をイメージしましょう。

サッカーやバスケットボールで「ピーッ!」と笛が鳴るファウル(Foul)。
あの「ルール違反」が、現実世界の法律や命のルールを破る「犯罪行為」にスケールアップした姿が foul play です。

骨に刻まれたわずかな傷から、誰かが犯した「ファウル」を絶対に見逃さないブレナンの鋭い視線を思い浮かべると、意味がしっかり定着しますよ。

似た表現・関連表現

homicide
(殺人、他殺)
foul play が「事件性・犯罪行為全般」というフワッとした状況を指すのに対し、こちらは明確に「他殺」を意味する法医学・警察の専門用語です。BONESでも頻出します。

cover-up
(隠蔽工作、もみ消し)
foul play(不正行為)を行った犯人が、それを隠そうとする行為のことです。サスペンスドラマではこの2つの単語がセットで登場することが多いです。

fair play
(正々堂々とした振る舞い、公平な条件)
foul play の完全な対義語です。スポーツの「フェアプレー精神」と同じく、ビジネスや人間関係においてルールを守り、誠実に対応する姿勢を表します。

深掘り知識:「foul」の本当の恐ろしさ

「ファウル」と聞くと、スポーツの軽いペナルティのように聞こえますが、英語の foul の本来の語源は「腐った、悪臭のする、ひどく汚い」という意味です。
“foul smell”(悪臭)や “foul language”(汚い言葉、下品な言葉)のようにも使われます。

つまり、foul play とは単なるルール違反ではなく、「人間として腐った、汚らわしい行為」という極めて強い倫理的な非難が込められた言葉なのです。

愛する母の命を奪い、ゴミのように遺体を捨てた犯人の行いは、まさに最悪の foul play だと言えますね。

まとめ|ニュースの英語を聞き取ろう

海外のニュース番組を見ていると、事件報道の初報で必ずと言っていいほどこの foul play という言葉が登場します。

ドラマで感情とセットにして覚えた言葉は、現実のリスニングでも驚くほどすんなりと耳に入ってくるはずです。ぜひ意識して聞いてみてくださいね!

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