ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S02E10に学ぶ「get out of hand」の意味と使い方

get out of hand

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は「最初は小さなことだったのに、気づけば雪だるま式に事態が悪化してしまった…!」という大ピンチに、ネイティブが思わず口にするフレーズをご紹介しますね。
日常の失敗から仕事のトラブルまで幅広く使える表現を、一緒に学んでいきましょう。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

森の中で発見された、頭部を切断された遺体。
不気味な魔女伝説が絡むこの事件について、ブースとブレナンが推理を巡らせている場面です。

理詰めのブレナンは「自分で首を切るなどの複雑な自殺はあり得ない」と主張しますが、直感型のブースは、最初はちょっとした出来心だったものが予期せぬ方向へ転がってしまったのではないか、と別の可能性を提示します。

Booth: Okay, maybe it was Graham who stole the skull himself.
(オーケー、もしかしたらグラハム自身が頭蓋骨を盗んだのかもしれないぞ。)

Brennan: Are you suggesting it was some convoluted suicide scheme? He chopped off his own head?
(何か複雑な自殺計画だったって提案しているの?自分で自分の首を切り落としたと?)

Booth: No. Right? Look, I’m just saying, things, they got out of hand, right?
(違うよ。だろ?ほら、俺が言いたいのは、事態が収拾つかなくなったんじゃないかってことだよ、な?)
BONES Season2 Episode10 (The Headless Witch in the Woods)

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シーン解説と心理考察

ブレナンは論理的な証拠だけを見て極端な解釈をしていますが、ブースは人間の心理の弱さや、状況の不確実性に焦点を当てています。
最初は単なる映像作品のための演出やいたずらだったものが、何かの歯車が狂い、当事者たちにも止められない悲劇へと発展してしまった。

この「誰もそんな結末は望んでいなかったのに」というやるせなさと、事件の複雑な背景が、ブースのこの一言に見事に表現されていますね。

フレーズの意味とニュアンス

get out of hand
意味:収拾がつかなくなる、手に負えなくなる、コントロールできなくなる

語源として「手(hand)」から「外へ出る(out of)」という情景を思い浮かべてみてください。
もともとは自分が手綱を握ってコントロールできていた馬や、両手で抱えられていた問題が、スルリと手から離れて暴れ出してしまうようなイメージから生まれた表現です。

【ここがポイント!】

このフレーズの核心的なニュアンスは「最初は大丈夫だと思っていたのに、気づいたら状況が悪化していた」というプロセスが含まれていることです。

最初からめちゃくちゃな状態だったわけではなく、時間の経過とともに徐々に、あるいは何かの拍子に突然コントロールを失ってしまったという「変化」に焦点が当てられています。
少しネガティブな結果を招いてしまった時の言い訳や、状況の悪化を説明する場面で非常によく使われますよ。

実際に使ってみよう!

The marketing project got out of hand when the budget was suddenly cut.
(突然の予算削減により、マーケティングのプロジェクトは収拾がつかなくなった。)
[解説] ビジネスシーンで、外部要因によって想定していた計画が崩れ、コントロール不能になった状況を表しています。

I only wanted to adopt one cat, but things got out of hand and now I have four.
(最初は1匹だけ猫を飼うつもりだったのに、歯止めが効かなくなって今では4匹もいるの。)
[解説] 深刻な事態だけでなく、このように「思わずやりすぎてしまった」という少しユーモラスな日常の状況にもぴったりですね。

We need to address these customer complaints before they get out of hand.
(手に負えなくなる前に、これらの顧客からのクレームに対処する必要があります。)
[解説] 小さな火種が大きな炎になる前に手を打とう、と周囲に警鐘を鳴らす際の実践的なフレーズです。

『BONES』流・覚え方のコツ

ブースが両手でお手上げのジェスチャーをしながら「事態がスルスルと手からこぼれ落ちていく」様子をイメージしてみてください。

グラハムが作った「演出」という小さな雪玉が、坂を転がり落ちて巨大な事件へと膨れ上がり、誰も止められなくなってしまった。
その「雪だるま式にコントロールを失う感覚」とセットにすると、すんなりと頭に入ってきますよ。

似た表現・関連表現

lose control
(意味:コントロールを失う、制御できなくなる)
get out of handが「状況全体」に使われることが多いのに対し、こちらは車や機械の操作、あるいは自分自身の感情など、直接的な対象に対してよく使われます。

go out of control
(意味:制御不能になる)
事態そのものが暴走していくニュアンスが強い表現です。get out of handよりもさらに事態が悪化し、危険な状態にある響きを含みますよ。

spiral out of control
(意味:連鎖的に悪化して手に負えなくなる)
らせん状にどんどん事態が悪化していく、非常に勢いのある劇的な表現です。ニュース報道などでもよく耳にしますね。

深掘り知識:プロセスの「get」と状態の「be」

今回は「get」を使ったget out of handをご紹介しましたが、実は「be out of hand」という形でも使われます。
この2つの違いは、英語の根幹に関わる面白いポイントです。

get out of handは「手から離れていく」という変化やプロセスそのものを強調します。「だんだん収拾がつかなくなってきた」という動的なニュアンスですね。
一方、be out of handは「すでに手に負えない状態である」という確定した状況を表します。

例えば、会議が白熱してきた時に「Things are getting out of hand.(収拾がつかなくなってきたぞ)」と制止し、完全に崩壊した後に「This is completely out of hand.(もう全く手に負えない)」と嘆く。
この動詞一つの使い分けで、ネイティブと同じような細やかな状況描写ができるようになりますよ。

まとめ|トラブルの予兆を表現する強い味方に!

いかがでしたか?
今回は『BONES』のエピソードから、状況がコントロールできなくなった時に使える便利なフレーズ「get out of hand(収拾がつかなくなる)」をご紹介しました。

日常のちょっとした「やりすぎ」から、ビジネスでの深刻なトラブル報告まで、幅広く応用できる表現ですね。
ぜひ、状況が手からこぼれ落ちていくイメージを思い浮かべながら、ご自身の会話でも使ってみてください。

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※配信状況は変更される場合があります(2026年2月時点)

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